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女性の力で農産物加工

会派調査の2日目は、前橋市富士見地区の農家の女性たちが地元の農産物の加工や直販に取り組む富士見農産物加工組合に伺いました。

 

農家で出荷するほどの量ではないが、自家で消費する以上に出来たものを活用したいと味噌やこんにゃく、パン、まんじゅうなどに加工して販売しています。前橋市に合併される前の富士見村から借り受けた元保育園を直売所にして平成3年8月に設立され、活動しています。

 

加工組合設立当初は33名の組合員でしたが、現在は10名ほどで活動しています。課題は担い手の確保、若い人たちは平日仕事に出ており、土日開店の直販、加工所で活動するのは自分の時間が持てないと敬遠されています。そんな中にあっても、加工品の学校給食への利用や体験学習の場、そして買い物弱者への移動販売をするなど事業の多様化にも挑戦しています。

 

女性だけで運営する加工組合として、今後も高齢者への訪問販売や福祉施設との連携、マルシェでの販売など存続をかけて活動を続けています。

 

 

| 角ともこ | - | - | - |