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地元住民の声を受け止めて

今日の質問にたった我が会派の山本議員は、三江線廃止に伴う代替バス支援金について質問されました。JR西日本が廃止に伴い沿線市町が運行する代替バスに対して支援する運行経費負担金8億円が赤字欠損金として10年分としており、地元からもっと期間を長く見るべきではないか、8億円では少ないのではないかなどの声があがっており、果たして、8億円が妥当なのか、県はJR西日本との協議の中で数字を提示されたのか質問されました。

 

地域振興部長からは「できるだけ長く代替バスが運行できるように」と数字を示さず協議したとの答弁に、地元からは数字を示して支援を求めているからには、地元が要望する数字を示して協議すべきではなかったのかとさらに質問を重ねると、「粘り強く協議した」と答弁されるのみで、期間や金額を示さず協議したことがうかがえる答弁でした。

 

地元からすれば、鉄道がなくなり、代替交通のバスがいつまで維持されるか判らないという不安が伝わらない協議ではないかという思いがあります。答弁からも、地元住民の思いを代弁した協議が行われた事が伝わりません。ローカル鉄道の廃止によってさらに人口減少に拍車がかかり、地域が衰退していくのではないかという不安を受け止めれば、地元の要望なども踏まえた協議になると思いますが、そのあたりが伝わってこない答弁です。

 

また、無所属の遠藤議員から、観光プロモーションについての質問があり、以前、私も取り上げた映画「たたら侍」を取り上げ、今後も地元を舞台にした映画の制作支援をしていくのかという質問に対しては、地元などと協議して決めるとの事でしたが、どういった効果を期待するのか、どういった成果があったのか、これまでの映画制作支援についてしっかりと検証するとともに、今後もこれまでの検証をもとに支援すべきかどうか考えるべきだと思います。

| 角ともこ | - | - | - |