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イタリア視察その1

4月1日に成田を出発して、イタリアへ視察に出かけました。医療や福祉、観光についての取り組みを調査する目的で、他県の女性議員も一緒に4人のグループで、4月7日までの日程でイタリア各地をまわりました。その報告を何回かに分けてしようと思います。

 

成田からKLMオランダ航空でアムステルダム経由でイタリア・ミラノに入りました。現地は日本よりちょっと肌寒い天候でした。イタリアもこの冬は厳しい寒さだったということで、このところ暖かくなってきて様々な花が咲きだしていて、まさに日本と同じ状況です。緯度も日本とほぼ同じで、ミラノは北海道と同じくらいの緯度と思えば、ちょっと温かいかなという感じです。

 

現地時間の午後7時過ぎに空港に到着、そのままホテルに直行、翌日午前中ミラノの大聖堂を見学した後、ミラノから直線距離にして200厠イ譴芯敢挫呂離凜Д優判パドヴァ県サン・ジョルジョ・イン・ボスコにある「Agriturismo DA GAS」に向かいました。

 

途中、昼食で立ち寄ったベローナはイタリア北部にあるベネト州の都市で、中世の旧市街があり、巨大な古代ローマ時代の円形闘技場等もあります。

 

ここからさらに東へ移動し、目的地に到着。ここで、アグリツーリスモについて調査しました。この日宿泊する「Agriturismo DA GAS」の主のガスさんからお話を聞きました。

 

イタリアでは農家に宿泊して農業体験をし、農家の皆さんと一緒に食事をするというアグリツーリスモが盛んに行われています。イタリアでも田舎から都市部への人口流失が始まり、1960年代からアグリツーリスモが行われるようになり、1985年には農業を守るための人口確保と自然環境保全の目的で法律もつくられ、イタリア各地で取り組みが進みました。

 

ガスさんも以前、酪農を中心とした農業を行っていましたが、乳製品の価格下落により経営が厳しくなり、牛乳の加工を行っていた場所を改造して宿泊施設に変え、民泊を始めたそうです。近所にも数軒ありましたが、民泊の経営も難しく、すでに2軒がやめられたそうです。

 

自分の畑で収穫した野菜を中心に、ガスさんの奥さんが調理し、宿泊しているほかの人たちとも一緒に夕食を共にしました。この日は、ドイツからイタリア語の研修に来ている女性と一緒でした。ちなみにガスさんの奥さんはイタリア語研修の講師をしていらっしゃって、日本からもイタリア語研修で長期滞在される方もいらっしゃるとのことでした。

 

部屋は、ツインの部屋でバストイレ付で空調もしっかりしていて居心地の良いゆったりとした部屋でした。今、ガスさんのところでは最大15人まで宿泊ができるそうですが、さらに宿泊できるよう増築も手掛けておられ、自らも大工仕事をこなしておられます。聞くところによると、民泊施設もだんだんとホテルに近い設備を擁するところも増えてきているようです。いずれにしても田舎体験で自然を満喫したい人たちの宿泊施設として、イタリアでは2万か所近くあるようです。

 

日本でも、最近こうした取り組みが各地で広がりつつあり、島根県でも、しまね田舎ツーリズムとして取り組んでいますが、今後はインバウンド対策の一つとして、訪日外国人の受け入れも見据えた取り組みが必要です。

 

| 角ともこ | - | - | - |