←prev entry Top next entry→
イタリア視察その7

バチカン市国を訪れ、ローマ法王庁に勤務する和田神父から、大聖堂や美術館を案内していただきました。ここは、ローマカトリック教の総本部であり、観光地としても有名で、この日も大勢の観光客が訪れていました。バチカン美術館、システィーナ礼拝堂、バチカン宮殿はいずれも人ごみの中を歩いていく感じで、その人気の高さを実感しました。

 

また、在バチカン市国日本大使館から、夕食会の招待を受け、松浦大使、小川参事官、そして和田神父とともに夕食をいただき、バチカン市国と日本との交流などについてお話を聞きました。

 

バチカン市国との関係は、1549年にフランシスコ・ザビエルが鹿児島に上陸したときから始まっており、九州のキリシタン大名が派遣した少年使節、伊達政宗が派遣した慶長遣欧使節が法王に拝謁しています。1942年にバチカン市国と外交関係を樹立、一時途絶えることもありましたが、1952年に再開し今日に至っています。

 

システィーナ礼拝堂の修復には日本の民間テレビ局が資金協力していますし、NTTデータはバチカン図書館の手書き文書のデジタル化事業に参画するなど、様々な形で日本と友好関係をつないでいます。

 

久々にいただいた日本食に感激し、皆さんとの懇談も盛り上がり、あたたかなもてなしを受けることができ、イタリアでの最後の夕食は心に残るものとなりました。

| 角ともこ | - | - | - |