←prev entry Top next entry→
原発3号機の新規制基準審査申請をめぐって

今日の総務委員会の大半は島根原発3号機の新規制基準審査申請に関わる議論でした。

 

島根原発3号機の新規制基準審査申請について、中電から島根県に対して了解を求められており、それをめぐって3号機の稼働につながる審査申請に、不安を持つ県民から請願1件及び陳情4件が今議会に出されています。それらは、申請提出を了解しないことを求めるもの、「検討委員会」を設置し十分な審議を求めるもの、立地自治体と周辺自治体である権利格差の解消を求めるもの、審査申請の事前了解を与えないよう求めるもの、県民の理解と合意がないままに判断されぬよう慎重審議を求めるものです。

 

これまで、議員への中電の説明会、原発安全対策協議の議論を聞いても納得されていない議員や委員が多数いた中、私自身も納得できていないですし、さらなる丁寧な説明や理解が得られる説明を求めていますが、十分ではありません。

 

そもそも、福島原発事故の全容解明はなされていませんし、終息もしていません。さらには避難されている方々は地元に帰ることもできずにいます。被災者の側から見れば何ら解決していない中で、原発は安全だといえるのでしょうか。原発を稼働してほしいと思うのでしょうか。国民の多くは、原発の稼働に不安を持っています。

 

推進議員の中には、安価に電力が供給されるということを盛んに言われますが、安価なら人の命や生活はどうなってもいいというのでしょうか。そんな横暴な姿勢が見え隠れします。

 

しかし、請願・陳情はすべて不採択となりました。

 

議会制民主主義という言葉も了解に同意する側の議員から出ましたが、私たちはいたずらに議論を引き延ばすつもりはありません。民主主義を重んじるのであれば、議論を尽くすべきではないでしょうか。納得のいく議論がしたい、質したことに誠意をもって対応してほしいと言っているのです。そのためにも、拙速に結論を出すべきではないという立場から、委員会として事前了解の同意に結論を今ここで出すべきではないという論陣を張りましたが、多数決で押し切られてしまいました。

 

 

| 角ともこ | - | - | - |