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精神障がい者の就労支援

先頃の報道で、精神病院の長期入院のことが取り上げられていました。地域移行が叫ばれる中、なかなか退院して地域で生活することが難しい状況があるということがこの報道で見て取れました。そこで、実際はどうなのか、県内の精神病院を訪ね、地域移行の取り組みについて調査してきました。

 

訪ねたのは、浜田市の西川病院です。西川病院ではかなり前から、退院患者の生活の場としてグループホームなどの福祉事業に取り組んできました。しかし、地域で生活するには、仕事がなければなかなか自立することは難しくなってきます。そこで、作業所を作り、地域の仕事を受けて就労へつなげる取り組みをしていました。ただ、作業所での仕事では十分な賃金が得られないということがありました。

 

そこで、病院では社会医療法人に認定されたことにより、就労事業を開始し、就労継続支援事業所を立ち上げ、病院のリネン類衣類などの洗濯業務、給食食器の洗浄業務、施設内の一般ごみの収集分別業務などを事業として行っています。その様子なども見せていただきましたが、皆さんいきいきとして仕事に取り組んでいらっしゃいました。

 

しかし、事業所も就労者数には限りがあり、その先の一般就労につなげていかなければなりません。ただ、なかなか就労先が少なく、そこを増やしていくことが課題と言っておられました。今、官公庁の障がい者雇用のことが問題となっていることで、障がい者雇用への関心が高まり、雇用につながるようになればと期待を寄せておられました。

 

患者が高齢となって長期入院にならざるを得ない状況もあり、介護へ移行したいと考えるが、病床転換もむつかしい問題があることや患者さんの負担が増えるなど、解決されなければならない課題もあるということがわかりました。

| 角ともこ | - | - | - |