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身近な問題を考えてみる

今日、市内の通信制高校で行われた主権者教育の授業に参加させていただきました。午前中は、選挙などについて学習し、模擬投票をおこない、午後は身近な問題について考えるという授業の中で、午後の部に参加しました。

 

身近な課題や国などもっと広い視点の課題などを生徒同士で出し合い、グループ討議をし、話し合ったことを発表するという形で進められました。私もみなさんの話し合いの中に入って、どんなことが話し合われているのか聞かせてもらいました。

 

日々生活できる中にあって学校に通えるということや、自然が豊か、地域の伝統文化が守られ、助け合いの慣習がある、治安がいい等、良い面を上げる一方で、課題として、身近なことではバスなどの便数が少ない、電車が少ない、夜遅い便がない、遊ぶところが少ない、空き家が増えている、高齢者が増えている、外灯が少ないなどや、もっと広い分野では災害が多い、教員が少ない、もっと広げれば先進国と後進国との格差、難民のことなど様々に課題が出されました。その課題の中には、議会で取り上げられているものや、県や市で取り組まれていること等を話しながら、課題だと思うことを周りにいる人たちに伝えていくことも大事だということをお話しました。

 

普段、身の回りのことを考え話すことがない中で、考えてみることによって気が付いたことやわかったことがありよかったなどの感想や、午前中の模擬投票も含め、選挙に行くことの大事さを認識したという感想がたくさん出されました。私も普段話をする機会の少ない高校生と話し合いができ貴重な体験をさせていただいたこと、皆さんから出された課題の解決に取り組むこと、皆さんが社会に出て活躍できる環境を作っていくことに、これからも取り組んでいくことをお話しさせていただきました。

 

選挙権が18歳に引き下げられたことから、主権者教育が求められている中、こうした授業が広がり、若い人たちが選挙や身の回りの課題を考える機会が増えていくことで、政治に関心がもたれていくようになることを願っています。

| 角ともこ | - | - | - |