激動の一年
今年もあとわずかで終わります。振り返れば、私にはめまぐるしくあっという間に過ぎた一年でした。

今年はじめには組織機構の見直しを職員と何回もの議論の末に決め、4月に課の組織変えがあり、新たな事業にとりくむことになりました。やっと課の体制も軌道に乗りかけたときに、7月の豪雨災害があり、避難者への対応、その後の課題への対応等などで忙しい中、米子市に一人で住む母の大腿部骨折による手術入院で米子への行き来。今回の県議選への決断、退職。そして、県議選に向けての準備活動と本当に忙しい一年でした。

これも私に与えられた試練、その試練を何とか乗り越えてこられたことを考えれば、これから起こることも何とかなるだろうという気持ちです。いろいろありましたが、悪い方向に向いていないのだから、来年もいい方向に向かっていくと確信しています。

いずれにしても、今年一年乗り越えられたのは、私一人の力ではなく私とかかわった多くの皆様のおかげです。本当にありがとうございました。皆様にとっても、来年もよい年でありますように。

| 角ともこ | - | - | - |
雪が降った
雪が降ると覚悟はしていたものの、朝、外を見てびっくり。結構積もっているではないですか。久しぶりの雪にしっかりと対応できていない私は、ブーツで大丈夫と思ったのが災いして、水分をたっぷり含んだ雪に靴はしっかり水を含みじわりと中に浸み込んできて、冷たく気持ちの悪い状態で歩く羽目になりました。

寒さ対策はこれまでの体験からしっかり着込んでいたので大丈夫だったのですが、足元の対策は不十分でした。何事も足元が大事ということをこんなことから体験したというしだいです。

冬らしく雪も降らなくてはと思っていたものの、いざ降ると何でと恨めしく空を眺めながら歩き回っていました。これからますます寒くなり悪天候の日が多くなる時期、しっかりと対策をとりながら事故のないよう気をつけます。皆さんもお気を付けください。
| 角ともこ | - | - | - |
街頭演説
今年最後の街頭演説を松江駅前でしました。何とか一通り自分の考えをいうことは出来るようになりましたが、しかし、演説を終えると言いたかったことの半分もいえなかったなという思いが残ります。まだまだ勉強が足りないと感じています。

ところで、一緒に街頭に立ってくれた若い人たちが通行人にあいさつをしていたのですが、学生や女性の人たちはかならずあいさつを返してくれるのに、40代50代の男性は無言で過ぎて行くと話していました。よくこの年代の男性は「今の若いものは、礼儀がなっていない」とか、「元気がない」とか言うのですが、それは案外自分たちのことを言っているのではないでしょうか。

職場や社会の中で過重な仕事やギクシャクした人間関係で疲れているのかもしれませんが、大人が手本を見せず口で言っているばかりでは若い人たちはついてきませんし、変わらないと思います。子どもたちはこちらがあいさつすれば必ず返してきますし、意外と子どもたちの方からあいさつをしてきます。むしろそういう素直な子どもたちを変えているのは大人であり社会ではないでしょうか。

今、子どもたちはいじめや自殺、不登校などの問題に直面していますが、その解決を家庭や学校だけに求めるのではなく、私たち大人一人ひとりが真剣に考え、取り組み、社会全体が子どもの育ちを見守る姿勢がなければ変わっていかないと思います。

そんなことを思いながら、今年最後の街頭演説を終えました。
| 角ともこ | - | - | - |
出雲富士
今日はとてもよい天気で、これが年末の天気だろうかと思うほど空は抜けるような青空でした。その青に映えるように雪を頂いた出雲富士(大山)が美しい姿を見せていました。

あまりの天気の良さに、歩きながらついお布団を干したらいいだろうなと主婦の気持ちになっていました。あちこちの庭にはたくさんの洗濯物が干してあったり、農家の庭先には大豆が干してあったりしていました。

天気がいいのは外で仕事をする人たちにとってはうれしいのですが、しかし、農作物は育ち過ぎて栽培計画が狂ってしまうと、我が家の姑など農家の人たちは嘆いています。また、雪が降らないと夏の水不足も心配されます。

そう思うと、あまり好天気をうれしがってばかりはいられないのですが、しかし、外歩きをする毎日の私には、天気のいいのはやはり気持ちがいいものです。
| 角ともこ | - | - | - |
県庁はホワイトカラーエグゼンプション?
ご存知のように今、厚生労働省ではホワイトカラーエグゼンプション(アメリカの労働時間制度において一定の要件を満たすホワイトカラー労働者を労働時間規制の適用除外とする制度)の導入に向けて準備が進められています。

もちろん、連合はこの制度がそのまま導入されれば不払い残業が増えると猛反発していますし、私も過労死や残業代の不払いが後を絶たない状況を解消せずに、このような制度を取り入れればますます過酷な労働状況が増すばかりだと思います。

欧米の労働状況と日本では労働の密度が違いすぎます。その根本のところを真似しないで、一部だけを真似しようとするやり方は間違っています。海外に行くと、日本に比べて時間の流れがゆっくりしているように感じるのは私だけでしょうか。日本人のようにせかせかしたところがないように感じます。

今、県庁では人件費を抑えるということから時間外手当てを減らすために、管理職は時間外勤務命令を発することなく手当が出ない管理職自らが仕事をこなしているという話を聞いたことがあります。そのため、主要な事業をみんなで取り組む姿勢に欠け、職員の志気が落ちていると聞きました。

必要なときにはみんなが超勤をしてでもやるということは必要だと思います。もちろん残業代はきちんと払ってする、本当に必要な事業であれば、他の事業を辞めてでも取り組むことが必要ではないでしょうか。みんなが一丸となってやるからこそ、事業が完成した時にはみんなに達成感が残る、次の仕事への意欲も湧いてきます。何より職場の結束力も増してきます。

一部の人だけが一生懸命になってもよりよい知恵は湧いてこないし、効率も下がってしまいます。仕事の内容を今一度見直し、無駄なことに時間を割かず、大事なところに集中して取り組むことを考えれば、中間管理職だけが一生懸命になって働かなければならない状況は変わってくるのではないでしょうか。

必要なときには残業手当を払ってでも取り組む、誤ったホワイトカラーエグゼンプションの導入によって、過重労働が強いられることのないよう、みんなでこの問題を考えてみましょう。
| 角ともこ | - | - | - |
みんなで決意表明
今日夕方、松江駅南口に近い民主党島根県事務所前で、来春の県議会議員選挙に立候補することを表明している私と石橋富二雄県議会議員、内田敬県議会議員、白石恵子予定候補者の4人が、街頭で決意表明をしました。皆さん熱気あふれる演説で、それに比べると私の声は小さかったと支援者から言われてしまいました。マイクの使い方、声の出し方、もう一度見直します。

この街頭演説会に、鳥取県議会議員の浜田妙子さんが激励に来てくださいました。浜田さんは、女性が一人もいない鳥取県議会に前回の選挙で挑戦し、他の二人の女性候補とともに見事当選し、現在、精力的に議員活動をしていらっしゃいます。

浜田さんは「みんなが声を発していかなければならない、そして女性が議会に参画していかなければいけない」と、私たち新人女性候補へ熱いエールを送ってくださいました。私たち女性にとってはとても心強い応援でしたが、2人の男性議員への応援がなかったのは残念です。

こうして私たち新人候補とともにお二人が選挙区でないところでの街頭演説会に参加していただいたことに私は大変うれしく思っていますし、こうした企画をしてくださった民主党のみなさんや参加いただいた皆さんに感謝しています。このことを胸に、決意表明をした皆さんとともに島根県議会を変えていく力になるよう頑張ります。
| 角ともこ | - | - | - |
平和憲法は大丈夫?!
昨日で臨時国会は閉会しましたが、この国会で改正教育基本法や防衛庁の「省」昇格関連法が成立し、何だかきな臭くなってきたなという感じがします。その先には憲法改正が見え隠れし、これまで守ってきた憲法9条が改正されないかと、私は危惧しています。

先の大戦で多くの国民が尊い命を落とし、戦争が終わったときにはもうこれ以上戦争はしたくないと誰しもが思ったはずです。だからこそ、お仕着せの憲法だといわれながらも、第9条の戦争放棄を謳った条項に誰もが安堵し、これまで平和憲法として守ってきたのではないでしょうか。

近隣諸国もその憲法9条によって、安心して日本と友好的に付き合ってきたのだと思います。もし、隣人が包丁を振りかざしながら、「一緒にお茶でも飲みませんか」と誘われてもだれも笑顔で答えることはできないでしょう。武装したり威嚇したりする国と仲良くなんかできないのは、世界の情勢を見ても明らかです。

私たちは、今の平和憲法をこれまで守ってきたように、これからもずっと守っていかなければなりません。沖縄や広島、長崎などで犠牲になった市民や、戦地で若くして命を失った人、戦争の戦火に巻き込まれて亡くなった外国の人たちの悲劇を二度と繰り返さないために。

| 角ともこ | - | - | - |
事務所開き
今日、応援してくださるたくさんの方々とともに事務所開きをしました。いよいよ活動も本格化します。

11月に事務所を決めてから、活動の拠点となるよう準備を進めてきました。これまで若い人たちが中心になって、事務所をアピールするために窓ガラスに大きく事務所名を書いてくれたり、イルミネーションなどで飾りつけをしたりしてくれました。事務所の前を通りかかった人たちからは、「事務所の場所がよくわかっていいよ」と覘いてくださったり、電話をいただいたりしています。

また、事務所の中も告知板に私の活動の写真を張り出してくれたり、「とまちゃん」のアップリケで飾りつけてくれたり、「とまちゃん」のクッションを置いてくれたりと、いろいろ工夫を凝らした飾り付けをしてくれています。スタッフもいろいろ気を配ってくれて、とても居心地よい雰囲気になっています。

事務所には若い人たちから高齢の人まで、男性も女性もいろいろな方が来てくださいます。これからもぜひ皆さんに来ていただいて、私の活動へのご意見などをお聞かせいただければうれしいです。また活動へのお手伝いも歓迎いたしますので、どうぞよろしくお願いいたします。

| 角ともこ | - | - | - |
子どもの育ちへの支援
最近、子どもたちのいじめや自殺のこと、あるいは子どもたちの育ち方、子どもたちの将来について、いろいろな集まりで話をするときによく話題に上ります。今の社会の状況、私たち大人の生き方が子どもたちの育ちに反映しているのではないでしょうか。家庭の教育力の低下や私たちのゆとりのなさが、子どもたちに影響を与えているように思えるのです。

また、財政が厳しいという理由で教育に関る予算も削減されています。学校でも教師への管理が厳しくなるとともに、教員の数は減り業務は増え、余裕がなくなったと現場の先生は話していました。島根の将来を担う子どもたちにゆとりのある教育が受けさせてやることができないのでしょうか。

元気をなくしている島根が、将来を担う子どもたちの育ちを阻害してはいけません。私たち自身が積極的に生きる姿を子どもたちにみせること、私たち自身が子どもたちの育ちについて真剣に取り組むことが必要です。ただ単に家庭だけの問題にせず、地域や社会も一緒になって取り組むことが何より必要だと考えます。

そこで、私は子どもが大人と交流しながらのびのびと育つことができる地域の空き家や空き店舗を活用した場づくり、そしてそこで心が傷ついた子どもや育児不安を抱える親や家族を支援し、勇気づける地域のコーディネーターの養成に行政が一緒になって取り組み、島根ならではの事業として全国発信できるようなことに取り組みたいと考えています。

| 角ともこ | - | - | - |
安心で安全な食材をつくる
先日、八雲町を回りました。谷沿いに集落が点在し、山際まで続く田畑がきれいに手入れされ、写真集に出てくるような美しい里山の風景を見ることができました。ここに暮らす人たちの土地に対する思い入れがうかがわれます。しかし、奥深く山のほうへ入っていくと人家もまばらになり、高齢者だけの世帯が多くなり、田畑や山も荒れ、なかなか人手が回らない状況も見えてきます。

今、もう一度産業構造を見直し、第一次産業の再興を図らなくてはいけない時期ではないでしょうか。山を守ることは、水資源を守ること、さらには川や海の環境や資源を守ることにつながります。

食料の問題にしても、今、国内の自給率は50%以下(カロリーベースで全国40%、島根県63%、H16 農林水産省データ)になり、海外からの輸入に頼っています。そのことは、安く食料が手に入るから、あるいは海外の農業や漁業を振興しているからいいのではないかという意見もあります。しかし、作物を育成するために木を切り倒して畑にしたり、海辺に養殖場を作ったりして、環境破壊をしていることもあります。また、私の知人が言っていましたが、作物を作るということはそこの地域の貴重な水を使っていることにもなるのだと。世界には水がなくて困っている地域もたくさんあります。

私たちの住むまちの環境だけに止まらず、地球規模の環境保全のためにも、もう一度、私たちの地域の、そして国の農林水産業を見直し、従事者への支援や育成などに力を入れ、これらの産業で働く人たちが安心して仕事ができるような環境を作っていく必要があると思いました。安心で安全な食材を島根から各地に届けることができる仕組みづくりに私たちは取り組まなければなりません。
| 角ともこ | - | - | - |