食べ物を大切にする
今日、2回同じような話を聞きました。話した人も、話された場所も違っていますが、内容はほぼ同じことを言おうとしていたと思います。

話の内容は、「赤福餅事件を聞いていて、もったいないということを感じた」というものでした。つまり、賞味期限が来たら廃棄してしまうことに、食べ物を粗末に扱っていることを感じたという話です。もちろんお二人とも、誤解がないように、業者を擁護しているのでもなく、法令を無視しろといっているのではないということを前置きしての話です。

確かに、いま、賞味期限が表示されたことで、食品の品質は保持されていますが、そのために期限が過ぎると廃棄してしまいます。世界では飢えている人がたくさんいる中で、食料を粗末に扱っていいのでしょうか。我々の世代は、親や祖父母たちから、ごはん一粒も残すな、お百姓さんが汗水流して作った大事なお米だからといわれて育ちました。食べ物を捨てるということには少なからず抵抗感がある世代です。

賞味期限が来れば捨ててしまうというこの問題は、期限内に消費できないほどの商品をつくっている業者と、買いに行けばいつでもほしい商品があると思っている消費者がいるからではないでしょうか。食べ物ですから賞味期限内においしく食べられるほどの量しか作りませんという業者とほしいと思ったときに何が何でも手に入れたいとは思わない消費者でなければならないと思います。

今、日本の食料自給率は40%をきっています。私たちが日常食べている食品の大半が輸入されたものであるということです。その食料をつくるため外国の水や土、太陽エネルギー、労力がどれほど使われたかを考えると、私たちは日々自分たちが食べる物について考え直さなければいけないことがたくさんあるのではないでしょうか。
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田舎者かな
24日から3日間東京に行ってきました。民主県民クラブの皆さんと民主党の政策について国会議員に講義を受け、亀井亜紀子参議院議員、亀井久興国民新党幹事長を表敬訪問しました。あいにく亀井亜紀子議員は海外出張で不在でしたが、亀井幹事長はお会いすることができ、政局についてお話を伺いました。25、26日は自治労議員連盟の研修会でした。

ちょうど衆議院厚生労働委員会では管代行が薬害肝炎をめぐる名簿問題を追求中で、講義をしていただいていた山田正彦議員は急遽呼び出しを受け退席されました。参議院が与野党逆転したことで国会に緊張感が漂っていることを議員の皆さんの話を聞いて感じました。

ところで、最近車に乗って移動してばかりいるためか、電車の乗換えで荷物をもって階段を下りたり上がったり、長い連絡道を歩くのはきついというか、前はそれほど感じなかったのですが、コンクリートで固められた中を歩くいているとなんだか息苦しくなってきます。年をとったのかなあ。

しかし、雨が降っていても濡れることなく大手町の研修会場から乃木坂の国立新美術館に行き、羽田空港に行くことができました。便利だけどこれでいいのかな。
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議会報告会
昨夜、私の所属する「天をささえるMs.21」の主催で議会報告会がありました。1995年に北京で開催された世界女性会議NGOフォーラムに参加した者を中心に結成された「Ms.21」には、大田薫松江市議会議員、白石恵子県議会議員とメンバーの中に3人の議員がいます。

今回は「Ms.21」の会員以外からの参加もあり10数名が集い、3人の議員が九月議会で質問などを中心に話をし、皆さんと意見交換をしました。

出席者から、「男性は、私たちの生活に係わるところが体験できていない部分があるから、具体的にイメージが湧くような質問をしてほしい。そうすれば男性が多い議会の中でも質問に対する理解が深まるから」と忠告をいただきました。確かに知事を始め執行部の皆さんに、私の現実を理解してもらわなくては、先に話が進んでいきません。これからもできるだけ具体的に質問するよう心がけたいと思います。

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晋州市の皆さんと交流
今日の松江は、町中に鼕の音が響き渡り、松江の風物詩「鼕行列」でにぎわいました。

私も「鼕行列」を見るのにあわせて、城山に娘と二人で出かけ、開催中の松江城ご縁茶会でお茶をいただきました。秋晴れの行楽日和に、旅行者や家族連れの人たちが城の周りを散策していました。

夕方からは、韓国晋州市職員組合の交流団を招いての歓迎会があり、私も出席いたしました。晋州市は松江市の友好交流都市であり、職員労働組合同士も友好労働職員組合交流協定を結び、相互に行き来し交流を行っています。今回その一環として、晋州市から交流団が3泊4日の日程で松江市を訪れ、ホームスティや伝統舞踊を城山で披露したりして交流を深めています。

歓迎会で同席した晋州市日本語同好会会長の朴さんからの「これからも友好交流が続くよう議員として努力してほしい」との言葉に、私も「島根県日韓友好議員連盟に所属しており、努力したい」とお答えしました。歓迎会は和気あいあいと交流が行われ、今後も双方が行き来し交流を深めてほしいと思いましたし、私も一度晋州市を訪問したいと思っています。
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日本女性会議
昨日、今日の2日間広島市で日本女性会議が開催されました。この会議に参加するため、松江市の男女共同参画センターを拠点に活動する皆さんと行ってきました。

韓国の元国会議員のリ・ユンスクさん、尼崎市長の白井文さん、文教学院大学院教授の山下泰子さんの鼎談による分科会「女性と政治参画」に参加しました。

韓国では比例区でクォータ制を取り入れ国会議員の女性比率を上げていること、そして今、女性の持つ特性(犠牲、奉仕、忍耐、保護など)が政治に求められていること、そして、日本も女性参画に向けて頑張ることで韓国もまた競い合ってより女性の参画推進に取り組んでいくので、ぜひ日本に頑張ってほしいとリさんは流暢な日本語で呼びかけられました。

2期目の市長を務める白井さんは、1期目で800億円の赤字を解消したそうで、そのスゴ腕を島根で振るってほしいと思わずお願いしそうになりました。そして、政党に属さないのが強みという白井さんに、リさんはプレゼンテーションがうまいから市民から支持されるのでしょうという話に私もうなずきました。本当にわかりやすく無駄のない話し方で、聞く人を引き込んでいく力を持っていらっしゃいます。

また、全体会では、広島出身の若い女性たちが平和をテーマに活動していることを報告され、さすが広島、平和に対する思いが強いと思いましたし、こうした若い人たちがいることを頼もしく感じました。そして「微力でも無力ではない」との言葉に、私も励まされる思いをし、気持ちが熱くなる2日間でした。


リさんと一緒にリさんと一緒に白井市長を囲んで白井市長を囲んで
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宍道湖再生
宍道湖水質汚濁防止対策協議会の一員として、宍道湖周辺の視察に出かけました。出雲市の湖遊館付近の湖岸ではヨシの植栽イベントが開催され、合わせてそれにも参加しました。

ヨシの植栽イベントには出雲市、斐川町、松江市の児童生徒、それにボランティアを含めて約1,000人が参加し、子どもたちが作った竹ポットにヨシの苗を入れ、湖岸に植え込みました。今回植栽した場所のすぐそばには、2年前に植栽したヨシがしっかりと根を張り群生していました。

ヨシは水質浄化や魚介類の繁殖の場となり、宍道湖の環境の改善に役立っています。今国土交通省が中心となって、宍道湖の植生湖岸整備などの環境整備が進められています。これまでのコンクリートで固められた湖岸から、ヨシが繁茂し水鳥や魚が生息する水辺に変わりつつあります。これもお金のかかる事業ですが、将来にむけての環境保全を考えると必要な事業でもあります。

先日出かけた杭州市の西湖は以前に比べて水がきれいになっているように感じましたし、何より湖岸に柳などの木が植えられ、緑で覆われた湖は自然を感じ癒されるようでした。

ちょうど視察する私たちの目の前を飛来したばかりのコハクチョウが2羽姿を見せてくれました。宍道湖の自然を再生し、みんなに親しまれる湖にするため、私たちが力を合わせて環境整備に取り組んでいきましょう。


集まった子どもたち集まったこどもたち
宍道湖視察宍道湖視察
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日中友好交流
島根県日中友好協会が主催する文化交流団に島根県日中友好議員連盟の一員として加わり13日から16日まで中国を旅してきました。今回は杭州市との文化交流が主な目的で、書道、珠算、民謡、理美容の各団体が杭州市の人たちと交流しました。

15日におこなわれた杭州市との文化交流では、島根書道協会の人たちに同行し交流行事に参加しました。中国印学博物館内でおこなわれた交流会では、双方の代表が思い思いの書を披露しました。

その後、島根県の代表が4m四方の紙に大きな筆で一気に一文字を書き挙げるパフォーマンスを行いました。これは、中国の人には初めて目にすることで大変感動されました。私もテレビでは見たことがありますが、目の前で見たのは初めてです。ただ、残念なことに、このパフォーマンスを行うことが中国側にうまく伝わっていなく、場所が狭く、下敷きも十分でなく、書き手の方は苦労されたようです。

中国側の交流団は、印学博物館の館長始めとする人たちで、皆さん中国有数の書の達人です。今後も交流を続けましょうとの書道協会の交流団代表の言葉に、杭州市の交流団の人たちも拍手で応えていました。

私も皆さんの書を見て、書道をもう一度学びたい気に駆られました。


杭州市長表敬杭州市長表敬書道交流1書道交流2書道交流
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議会閉会
九月議会が閉会しました。あわただしい1ヶ月でした。今回は基本方針案をめぐる審議で何回も開催された財政健全化特別委員会や決算特別委員会などもあり、さらに市職ユニオンの定期大会の時期で、夜はユニオンを始め下部組織の定期総会が連日開催され、それへの出席と重なり昼夜忙しい日々でした。

決算委員会は昨年度の事業の決算に関するものなのですが、十分に下調べもできない状況での委員会でした。予算編成時の状況がわからないので、新人にとってはいきなり決算は難しい気がします。

また、会派内の他の議員との情報交換の時間も少なく、白石議員ともう少しそういう時間を取りたいねという話をしていました。

最終日の決議では、起立することで議題に対しての賛成を表明するのですが、私たちの主張が取り入れられなかった財政健全化特別委員会の委員長報告など一部を反対し、起立しませんでした。しかしそれらも賛成多数で可決し、提出された案件はすべて議決されました。

まだまだ、勉強しなければならないことが多いことを感じた九月議会でした。
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島大ホームカミングデー
島根大学ホームカミングデーが同窓会連合会によって開催されました。島大の大学祭に合わせての企画で、私も久しく大学内を歩いたことがないので、出かけてきました。各サークルや研究室がそれぞれに店を出し、中央の通りは人でごった返しており、私の学生時代よりにぎやかな感じでした。

学内は理学部が大きく変わり、私たちの法文学部棟も一部改修工事が始まっていましたが、玄関前の池はまだあり、ここで卒業のとき記念撮影をしたことを思い出しました。

100番教室でのホームカミングデー歓迎式典では、本田雄一学長、江口博晴同窓会連合会会長の挨拶をはじめ、各同窓会会長の挨拶があり、それを聞きながら、ここで受けた講義や紛糾した自治会を思い出しました。卒業生のテノール歌手藤田卓也さんの独唱、そして懐かしい「青春の歌」で会は盛り上がりました。

記念講演では、文理学部理科卒業の宇宙航空研究開発機構執行役の山本昭男さんが「わが国の宇宙開発の現状、そして未来」についてお話をされました。私は以前、松江市の広報番組制作の仕事でつくば市の研究施設を訪問した際に、山本さんと名刺交換しているのですが、そのときは松江出身とおっしゃったことは記憶しているのですが、同じ島大の卒業生とは知らず、今回初めてそのことを知りました。

先ほどの藤田さんや山本さんのように、先輩後輩には、世界で活躍するすばらしい人たちがいることに島大卒業生として誇らしく思います。
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