変える勇気を
本日午前中は、岡田克也副代表を迎え民主党街頭演説会を開催しました。心配していた天候も回復し、外で立っていると暑いくらいでした。

飛行機が遅れていたため岡田副代表の到着を待つ間、珍部議員、白石議員と私の3人で県議会報告をして場をつなぎました。天候がいいと街頭演説も気持ちよく、さらに人でも多いためか、県議皆気合が入っていました。先の県議会で取り上げた、地方分権を確立するために財源を確保し地方で使い道を考える、地方で必要なことに予算を使う政治に変えなくてはいけないことを訴えさせていただきました。

岡田代表からは、この島根から政治を変える勇気が、日本の政治を変えると訴えられました。生活を第一に考える政治にするために総選挙に向けて頑張ろう。

街頭演説会岡田副代表と
| 角ともこ | - | - | - |
がんばる農業者
民主県民クラブ1年生議員で勉強会を浜田市で行いました。須山議員のコーディネイトで、(有)佐々木農場と島根あさひ社会復帰促進センターを視察しました。

佐々木農場は農場主の佐々木一郎さんによる有機農法による野菜の生産で成果を上げています。ホウレンソウや小松菜、ネギなどの野菜を中心にハウスで無農薬、無化化学肥料で栽培をしています。

同じ大学を出た友人たちはすぐに何百万もの所得をとっているのに、農業をやっている自分の収入はぐんと少ないことに疑問を感じ、なんとか農業で収入を得たいという思いで取り組まれた結果が、今日の年収数千万を得る佐々木農場にしたと思います。

目標をもちながら、ハウスを拡大し現在は53棟、約2haを経営し、県外の生協やデパートへも出荷し、雇用も生みだしています。また、農業者を育成するために、研修生を受け入れこれまで培った技術を伝え、自立した人たちと「いわみ地方有機野菜の会」を組織し、生産力、販売力のアップに務められています。ただ単に自分だけよくなるなるのではなく地域船体が良くなるよう努力されている姿に感動しました。

佐々木ハウスで話をしてくれる佐々木一郎さん
| 角ともこ | - | - | - |
がんばる海士町
産業技術センターの視察の後、夕方の高速船レインボーで、隠岐島の海士町に行きました。26〜27日の2日間にわたって計画された知人のグループに誘われての参加です。本来なら朝からの出発ですが、議会用務が入ったため、私は遅れての参加です。

一番関心のあった、Iターンで海士町に来て地域教育コーディネーターとして活躍する岩本悠さんのお話は聞けなかったのですが、交流会で町の活性化のリーダーとして活躍されている山内道雄町長や澤田恭一副町長と話をすることができたことはなによりです。

15〜30%の給与カットを受けながら職員が一生懸命になって働くのは、山内町長の町の再建に向ける強い信念と、自ら町の営業マンとして島ブランド商品を売り込むために飛び回る行動力に、自分たちもやらなくちゃという気をおこさせるのではないかと思いました。

2日目は町内の各ブランド作りに取り組む各施設見学をさせてももらいました。特に隠岐牛の生産に取り組む隠岐潮風ファームでは、兵庫県から来たという若い女性の働く姿を見て感動しました。高校で農業を学び畜産に携わりたちとネットでここを探し出し、昨年から働いていているということでした。島の暮らしは新鮮で、働きがいがあると楽しそうに話してくれました。これまで切り身の魚しか知らない彼女は、島の人から生の丸ごとの魚をもらいどうしていいか困ったと生活の違いに驚いたことを話してくれました。

こうした都会の若い人たちがたくさん島に来ていて、人口減少の歯止め役になっていると聞きました。これだけ多くの人たちが集まってくるのは、それだけ全国に向けて島の魅力を生み出し、情報発信をし続けているからでしょう。

潮風ファーム隠岐潮風ファームの牛と
岩ガキ岩がきをはがす作業
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最先端技術の開発にとりくむ
農水商工委員会県内実地調査で、松江市の北陵町にあるテクノアークしまねの中にある島根県産業技術センターに行きました。新産業創出に向け、世界の最先端技術開発をすすめるプロジェクトなどを視察しました。

ICT技術開発、新エネルギー応用製品開発、熱制御システム開発、機能性食品産業化、プラズマ熱処理技術開発の5つのプロジェクトについて視察しましたが、いずれも担当者の皆さんの世界の最先端を行こうという意気込みと並々ならぬ努力がうかがえ、頼もしく感じました。島根で開発された最先端技術を応用した産業が島根で発展していく兆しが見えました。詳しくは下記を。
http://www.shimane-iit.jp/project/project.htm

こうした技術開発によってこれらを応用した製造業が盛んになり、雇用が生まれていくことを願っています。そのための人材育成にも力を入れていかなければなりません。地元で働きたいという若者はたくさんいます。その人たちに魅力ある産業にしていくために、子どもたちの職業意識を高める教育も必要だと感じました。
| 角ともこ | - | - | - |
テレビ討論
米子市にあるケーブルテレビ「中海テレビ」で、島根県と鳥取県の議員それぞれ6名が出席し、中海の活用をテーマに討論しました。中海テレビでは毎月シリーズで鳥取県西部の県会議員による県政をテーマとした討論を生中継で放送しているそうです。今回はその特番ということで、われわれ島根県東部の議員も参加しての討論会となりました。

私は、中海の水質浄化を進め、きれいな水そして豊かな自然とその恵みを生かし、漁業や観光を中心にした産業振興を進めていく、そのためにはみんながこれまでの中海をめぐっての干拓計画やその中止それまでの工事による中海の変化を知り、水質浄化に向けてみんなが何をなすべきかを考えた上で互いに話し合い、互いの利害を超えた共通の目標をもって中海の活用を進めていくべきという立場で参加しました。

皆さんも中海の水質浄化をまず進めていくということについては共通した思いでした。ただ誰がどういう形で参加し、どういう手法で進めていくのかというところはまだまだ議論しなくてはいけないところです。そのためにもこうした議員同士の話し合いが必要ですし、県民同士の情報交換、そしてトップ会談などこれから両県が一緒になって考える場が必要だということを、この討論会で皆さんが認識したところではないでしょうか。

中海干拓事業によって中海の地形は変化し、それに伴い水の流れが変わり水質が変化しています。さらにそれにより生態系にも変化が起きています。みな一昔前のきれいな水、豊富な魚介類の生息する中海にしたいとい思っています。その想いが実現できるよう私たち議員が県域を越えた議論を通しながら取り組まなければいけません。

今回、中海テレビでは毎月「県議熱中討論」の放送に取り組まれているということを知りとてもいい番組だと感心しましたし、島根でも取り組むべきだと思いました。マーブルテレビさんいかがでしょう。
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李さんの話に熱くなる
李さんがいらっしゃいました。「日本が女性の政治参加にがんばってもらうために私はここにきました」と講演会に先立って行った、溝口島根県知事表敬、松浦松江市長表敬で李さんはおっしゃいました。溝口知事も松浦市長も「今、生活に身近なことが政治課題になっており、女性の参画が必要だ」ということを応えておられましたが、今後さらに積極的に女性の参画について取り組まれることと期待しています。

講演会は、平日の昼間ではありましたが、たくさんの方にお出かけいただき、これまで、李さんが韓国で取り組まれてきたこと、特に女性の政治参画を進めるために国会議員選挙の比例区にクォータ制を取り入れたこと、また、女性が今まで参画していなかった国防委員会に入り女性の視点から兵士の待遇改善に努められた話などを伺いました。

そうした男性中心の政治の中で積極的に女性の視点を生かした提案をしたことや、他の政党の女性たちとの共闘によって政党同士が競って女性の参画に向けて取り組むようしたことなどを熱く語っていただきました。

なかでも、興味を引いた話は女性は政治家に向いているという話、つまり、家事に追われる女性はいつでも家族の介護や看護、学校などへの送り迎えなど家族の要望に応え飛び回っていること、家族のことを常に見ていること、家計を切り盛りしお金に敏感であること、家族を説得するなど話がうまいこと、パートナーには好きで選んだけど時に憎らしく思っても替えるに変えられない思われているところなど、つまり、家族を市民に置き換えれば、女性は政治家と同じであるという話、女性に政治に向かわせる気持ちを起こさせる話でした。

夕方からは、韓国民団女性部の韓国料理や島根町婦人会のサザエご飯、プラバ合唱団OBによる韓国や日本の歌など手作りの交流会ではありましたが、なごやかな雰囲気のなかで進み、参加された皆さんそれぞれに李さんとの交流ができたことを喜んでいただけました。

李さんは、男女共同参画に向けて活動する一つ一つのグループがそれぞれに要望するよりは一緒になって連合体を作り、共通する課題を要求として出して前に進めていくこと、さらには国を越えて連帯して取り組むために自身も頑張っているが、皆さんも一緒に頑張りましょうと呼びかけられました。李さんに応えられるよう、私たちもまずはこの地域の男女共同参画を進めていきましょう。
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李さんが松江に
リヨンスクさん
以前、このブログで紹介した(2007.10.20)、リ・ヨンスクさんが松江にいらっしゃいます。りさんは韓国ハンナラ党の元副総裁で、韓国の女性の政治参画に尽力された方です。

鳥取県に招待されて来られ、予定が空いた時間に会いませんかとメールをいただき、早速に、昨年の広島で開催された日本女性会議に行った松江市男女共同参画ネットワーク(プリエールねっと)のメンバーを中心に講演会を企画した次第です。

まさかこんなにも早く再会できるとは思ってもないことで、名刺交換した甲斐がありました。島根県や松江市も応援していただき、着々と準備が進んでいるところです。あとはたくさんの方に来ていただいてリさんと意見交換していただくことを願うのみです。ぜひ皆さんんもご参加ください。
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仕事モードへ
前半後半の連休に分かれた大型連休も終わりました。後半の連休中はすっかり家庭人になっていました。最初の3日だけは午前中、自宅近所にお便りを配り、午後は憲法記念日にちなみ開催された講演会に行ってきました。

この講演会は、憲法改悪反対!5・3集会実行委員会が開催したもので、沖縄国際大学名誉教授の安仁屋正昭(あにや まさあき)さんが「命(ぬち)どう宝 沖縄からの訴え」と題して講演されました。沖縄戦での「集団自決」や憲法9条について話されました。

いっとき、憲法改正のことが話題になりましたが、ここにきて少し憲法改正をめぐる論戦も鎮まった感があります。首相が小泉・安倍首相から変わったせいでしょうか。

安仁屋教授は話の中で、「地に這いつくばった虫の目だけでなく、空から見る鳥の目も必要」と地球規模で平和を考える必要性があることを話されました。戦争放棄を掲げる憲法9条は世界からも注目されています。これがあるからこそ、世界の各国は日本を信頼して交流しているのです。私たちはこの9条を大切に守らなければいけません。

さてその後の3日間は、一人住まいの実家の母を訪ねたり、日頃出来ていない家の掃除や花の植え替え、衣類の入れ替え、そして毎日三度の食事を作るというごく普通の主婦をしていました。家事の分担はしないのかと言われそうですが、夫は日頃していていない農作業に追われていました。我が家は役割分担です。

これで少し気分もリフレッシュできました。さあ、これからは仕事モードです。
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