希望の光を見た
昨日今日の2日間で農水商工委員会の県内調査で益田市へ出かけてきました。益田市では農事組合法人松永牧場とシマネ益田電子株式会社の2箇所を視察しました。

創業から30年近くを経て優良企業として成長し評価を受けている事業者の皆さんのお話を聞きましたが、いずれも地域に根ざした企業として、経営努力されてきた結果として今日があることがうかがえます。

松永牧場さんが新たに異業種の方と手を組み新しく開いたメイプル牧場をつくる際には、地域住民の皆さんとの徹底した話し合いや環境に配慮した施設設備を整備するなどしていること、また地域の皆さんとの交流イベントを開催するなど、地域に受け入れられる企業として取り組んでいること。

また、シマネ益田電子さんの法令遵守を徹底し、障害者の雇用や、期間従業員の正社員化にとりくむことや、早い時期からのISO取得などに率先して取り組んでいること、。異業種との交流によってものづくりの開発や販路拡大に結び付けていること。

それぞれに信頼の置ける成長する職場として地域に貢献していることに、島根のきらりと光る希望を見ることができました。県もこうしたがんばる企業への応援し、企業と一緒になって県内産業を育てることが必要です。

県内調査メイプル牧場内を視察
| 角ともこ | - | - | - |
みっちり勉強
民主県民クラブで民主党の政策についての勉強会を東京で行いました。参議院会館の会議室で民主党国会議員が講師となって講義をしていただきました。教育政策、農政、離島僻地政策などについて時間が足りないくらい、盛りだくさんに教えていただきました。

教育公財政支出が先進国中でGDPに占める割合が3.4%で最低であること、民主党はこれを5%を目標値とすることを提案し、委員会では全員一致で採択したにもかかわらず、最終的には先進国の平均以上を目標という形でしか計画に盛り込まれなかったことなど、わが国の教育はお寒いばかりです。教員を増やせば質のよい教育になり、時間数を増やさなくてもいい教育ができることをフィンランドが証明しています。将来の日本を担う子どもたちを育てる教育を充実していかなければなりません。

そして、今食糧問題で注目されている農林水産業も、ただ単に食糧を生産するだけでなく、水源保全、国土保全、環境保護に大いに役立っていること、その機能評価は日本学術会議の試算によると89兆円といわれており、それを生産経費にいれ、生産経費と販売価格の差額保障という形で国が当然すべきことではないかということは納得できます。そこのところを消費者にも理解してもらうことが大事です。消費者と生産者が一緒になって食糧問題を考える必要があります。

今日はみっちり勉強をさせていただきました。
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食を考える
「日本の食卓が危ない〜食糧の安全保障戦略を考える〜」と題してシンポジウムがありました。これに先立ち、農業ジャーナリストの榊田みどりさんの基調講演「食卓の向こう側で何が起こっているのか?〜日本の飽食と世界の食糧危機〜」があり、この先、食の量の確保ができるのか、そして食の安全性の確保は可能かという課題が提起され、パネルディスカッションが行われました。

ディスカッションでは、生産者、消費者、そして流通業者の代表がそれぞれの立場から今の取り組み、そして、今後取り組むべき課題について報告がありました。農業者、漁業者の立場からは、生産費用が価格に反映されできないことが問題提起され、魚業者から船が漁獲した網ごと大型店舗と取引することに取り組んでいることが報告されました。

この直接取引きによって、漁業者は魚を仕分けすることもなく出荷でき、漁獲した魚すべてが買い取ってもらえることで売り渡し価格をあげることができ、消費者には普通の流通によるものより一日早い鮮度のよい魚を買うことができ、そしていろいろな種類の魚が並ぶことで販売者が客に食べ方などを説明して売る対面販売ができること、そのことが魚食を推進していくことにつながっていることが報告されました。

また、農業者からは過剰生産の野菜を冷凍保存する技術の開発など出荷調整できるしくみづくり、あるいは流通業者からはいろいろな種類にその時々に対応できる加工場の必要性、生産者が生活できる環境作りなどが必要であるとの意見が述べられました。

生産・流通・消費者が互いに情報を共有し、地域の生活環境を守るために食べ支える関係作り、足元から食を立て直すことが地域を立て直すことになるということ、わたしたちの食卓が危ないという危機意識をみんなが持ち、食についての見直しをみんなですることが必要であるということを学んだシンポジウムでした。

sinpojiumuシンポジウム
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国会図書館
広報委員会調査2日目は、国立国会図書館に行きました。国会図書館の存在は知っていましたし、学生のときに文献調査をするなら国会図書館へとの指導を受けたことがありますが、そこまでの論文を書くこともなく卒業してしまいました。

この図書館は、東京本館のほかに関西館が京都に、国際子ども図書館が上野にあります。今回私は始めて関西間の存在を知りました。国会の調査のアックアップもしていて今後課題として上がってくるであろう項目の研究調査をし、資料提供なども行っています。

書庫の見学もさせてもらい、島根県議会の議会録も所蔵されていることを確認しました。また、平塚らいちょうの「原始女性は太陽であった」が掲載されている雑誌「青鞜」も見ることができました。

今はインターネットで資料検索もでき、一日のホームページへのアクセス件数は9万件あまり、一日の来館利用者数が平均1500人以上と聞き、さすが国内最大級の図書館だけあります。大いに利用したものです。

国会図書館国会図書館の書庫を見学
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広報委員会調査
今日明日の日程で、東京に広報委員会調査できています。調査先は東京都議会、国会図書館です。規模は違いますが、島根県議会として議会広報の充実に向けて調査を行うものです。

人口規模が違うので手法など広報誌の配布の仕方や議会の開会告知を電車の中吊りで行うなど、島根では取り込めないものもありますが、インターネットの利用で、メールマガジンを出したり、テレビによる議会討論は検討してみる価値はありそうです。

ただ、テレビ討論は各派の代表が出て行うようで、自民、民主、公明、共産が議員数が近い規模で会派を組んでいるので、テーマごとには主な議員の意見の特徴が出やすいかもしれません。島根でやる場合は、2会派しかないですし、会派の人数も大きく違いますので、個人で参加ということになるでしょう。実際に、鳥取県では中海テレビが議員討論会を行っていますが、個人参加という形でやっています。

都議会調査都議会調査
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オバマ新大統領誕生
新聞もテレビもオバマ新大統領就任を伝えるニュースであふれています。アメリカ国民の高揚感が伝わってくるようで、こちらも何かしら気持ちが明るくなってきます。リーダーが変わるだけでこれだけの効果があるのです。今後の取り組みいかんではこの支持がどう変化していくかわかりませんが、少なくとも当分は大変な不況の中をみんなでがんばろうという気持ちを起こしたことには間違いないでしょう。オバマ大統領には平和な世界作りに力を発揮してくれることを期待します。
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政治スクール
以前から通っている2008年第14期の「女性のための政治スクール」が最終日を迎え、修了式があるので日帰りで東京に出かけてきました。

この政治スクールは1993年2月に、女性の政治への関心を高め、女性の政治参画を進める目的で日本新党の細川護熙さんらを中心に設立されました。初代から細川護熙さんが顧問を務められ、校長は加藤タキさん(初代)を経て、細川佳代子さん(第2〜11期)、円より子さん(第12期〜)らが中心となって政治家を養成するためのスクールとして運営が続けられています。

月1回開催されるこの講座は、いろいろな予定が入ると出席できないこともあり、10回の講座のうち出席できたのは6回です。最終回の今日は、校長である円より子参議院議員の講義の後、修了式そして受講生と校長との懇談会でした。

円先生の講義は、10年にわたって財政金融委員会に属してきたのは、女性は財政に疎いといわれることを克服するためであり、女性は金利と為替に感度を高くすべきであること。そしてこの不況を乗り切るためには産業構造の大転換が必要であり、環境、医療、福祉、教育で雇用を増やし内需を拡大していくが、それだけでは高度成長はありえないこと。そしてアメリカのドル優位のための戦略、それに追随してきた日本は、これからはアジアとの共生と日本の技術力を生かした海外の国との関係づくりが必要であることなどを話されました。

この政治スクールでは、地方ではなかなか会えることができない講師による講義を聴くことができ勉強になりました。

hosokawameiyokoutyou細川名誉校長による開会

shuuryousiki円校長より修了証をいただく
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ジャズで新春
連合島根2009新春旗開きがホテル白鳥でありました。オープニングは熱田修二さんのトランペットによるジャズコンサートで始まり、華やかな雰囲気の開会でした。音楽は心豊かにしてくれますし、心を浮き立たせてくれるものに触れる機会を持つことも、この不況の時代を乗り越えていく力になるのではないでしょうか。

昨年から続く不況、雇用状況悪化の中で幕開けた新年ですが、みんなが少しでも明るい希望を持って自分の周りから変えていく努力をしていけば、この閉塞感を抜け出す力になっていくのではないかと思います。心を豊かにするものに触れながら、まずは自ら動くことでしかありません。

トランペット
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寒波襲来
今日は、県議会全員協議会があり、土曜日以来雪が降り続いているので交通状況が不安なため、10時開会に余裕をもって出られるようにと8時15分に我が家を出たのですが、1時間かかりました。普段であれば、20分あまりの距離ですが、やはり雪の影響で我が家を出てすぐの県道からのろのろ運転。脇道に入ってもスムーズに流れている保証はないので、国道を使いましたが、ゆっくりでも流れていたのでこのぐらいの時間で済んだのでしょう。

今日の全員委員協議会そして常任委員会では、県の重点要望にかかわる国の予算化の状況説明がありました。医師確保対策の推進については、国も予算を30%増額しています。また、少子化対策の推進については、出産等に係る負担軽減や中小企業における次世代育成支援対策費が増額されています。

また、耕作放棄地等再生利用推進事業が予算化され、県でも農地利活用推進協議会を設立し、現状把握や、モデル地区を設定し実証的取組が行われます。この問題は私も質問で取り上げた課題なので今後の推移を見守りたいと思いますが、他の委員からもいろいろと意見が出ており、委員会でも関心の高い問題です。

寒波雪で渋滞の国道
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とんどさん
今日は私の住む竹矢町大門東地区のとんどさんの日でした。お正月の注連飾りや床の間の飾りなどを焚き無病息災を祈る行事で、田んぼの中に竹に飾りをつけたものを立て周りに正月飾りなど置き太鼓を打ち鳴らして火を放ちます。そして、その火でミカンやもち、するめなどを焼いて集まった人たちにお神酒とともに振る舞われます。私もいただき、家族の息災を祈りました。

こうした行事は町内会の中で班ごとに当番を決めて毎年行われていましたが、数年前から班によっては新たに住宅を建てて越してきた人たちばかりで、地域の伝統行事を知らない人や行事に必要な竹や藁の調達が難しかったりして存続が難しくなってきました。そこで、地域の伝統行事をよく知る人たちを指導者にして伝承委員会をつくりその手伝いを各班から当番を出して行うことになり、現在もとんどさんや荒神さんなどの各種行事が続けられています。

それぞれ地域ごとに季節の伝統行事がありますが、それを絶えることなく伝えていくことは難しくなりつつあります。私の住む町内会ではそれを伝えていく努力がされていますが、ほかの地域ではどうなのでしょうか。
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