魚の直接取引き
ジャスコ視察ジャスコの店頭視察

農水商工委員会調査として、水産物直接取引き事業について関係者の話を聞きました。実際に販売されている現地、大阪のイオンの店頭に出向き状況も視察しました。

これは、生鮮魚の需要低迷や燃油高騰により厳しい状況におかれている漁業者の再生と、魚食文化の持続普及のため、漁業協同組合JFしまねとイオン株式会社が直接取引きを昨年8月から始めたものです。

月1回、JFしまねがイオン用に定置網の水揚げを行い大阪京都を中心としたイオン直営のジャスコで販売します。定置網で漁獲されたさまざまな種類の魚を大きなものは通常取引価格よりアップした価格で取引されます、またこれまで市場に出なかった小さな魚も種類別に5キロずつ箱詰めされ、1箱の値段を魚業コストを含めて最低価格をJFしまね側が設定して取引を行っています。
店頭に並ぶ魚
ジャスコ店頭では、本来の魚屋さんのように魚そのままの形で並べ、鮮魚士やお魚アドバイザーがお魚の説明やメニュー・調理法をアドバイスし、お客さんの要望に応えて、お魚をさばいたり切り身にしたりします。お客さんは、これまで切り身でパックされたものから、丸ごとのお魚を見ることができ、これまで店頭で見なかった小さなカマスやサバの食べ方を教えてもらえます。

こうした取り組みによって、消費者にお魚に関心を持ってもらい、年々消費量が減っているお魚をもっと食べてもらうことによって、魚食文化の維持を図ることができます。また、漁業者はこれまである程度の大きさで売れる魚を市場に出してきましたが、網ごと買ってもらえることで、これまで漁業者で処分していた小さな魚も売れ、漁獲コスト以上の収入を得ることができます。

何より、仲買いを通さないので、価格を漁業者から提示できることや店頭に早く並べることができ、より鮮度の高い魚を産地や漁業者が明らかな中で消費者が購入できることは大きなメリットです。

ただ、仲買業者を通さないことで、仲買業者からのクレームもありますが、漁業者の収入アップを図り、魚の鮮度を高め魚食文化の維持を図るひとつの試みとして取り組んでいることをJFしまねでは流通業者に理解を求めています。また、すべての魚がこうした形で流通できるものではありませんし、この取り組みを通して、みんなが漁業の状況や魚の流通、魚食文化に関心を高めることを願っています。
| 角ともこ | - | - | - |
冬に逆戻り
 先週まは暖かい日が続き、今週末には満開の桜が見られるのではと思っていましたのに、今週は寒い日が続き、冬荷逆戻りしたようです。開きかけた桜の花も動きを止めてしまったようです。

さて、政治の面でも、政治資金規正法違反で小沢代表の第一秘書が起訴され、政治と金の問題であるだけに、きちんとけじめをつけなければいけない問題です。これまで応援していただいた皆さんにも迷惑がかかることですし、総選挙に向けて頑張ってきた立候補予定者にとっても逆風となってしまいます。この問題への対応が問われているときだけに、みなさんにきちんと説明できるようにしなければなりません。

みんなが、気持ち晴れやかに桜を観賞できるようにしたいものです。
| 角ともこ | - | - | - |
食の杜「かやぶきの館」へ
かやぶき館かやぶき館 
後援会の企画事業として、雲南市木次町にあるどぶろく&田舎料理レストラン食の杜「かやぶきの館」に行ってきました。ここでは、どぶろくで構造改革特区の認定を受けて地域おこしをめざし、どぶろくをおいしく飲める田舎料理と一緒に提供しています。今年2月にオープンし、月に2回、来月からは4回開いています。

食の杜ではワインの醸造もしていて、そのワイン貯蔵所の見学や産直売り場やパン工房での買い物をしたりして、食の杜を楽しんだ後、瓦葺の館で、近くでホースセラピーをしている坪井さんからお話を聞きました。昔から馬と人と関わりがあって馬によって人は癒されるし、また、これまで下半身が動かなかった人が乗馬によって動くようになるなど、馬と触れ合うことを活用したセラピーをしています。馬と触れ合うゆったりとした時間が人を癒すというのは、何かよくわかる気がします。

その後、かやぶき館に移動して、田舎料理をいただきました。山菜や地元で取れた野菜を利用したたくさんの種類の料理、しいたけやパセリ、山菜の天ぷら、牛乳を使った白合え、サトイモの団子、蕗の煮物等など、おなかいっぱいになりました。残念ながらどぶろくは、車の運転があるので飲めなかったのですが、お持ち帰りできたので、夕食にいただきましたが、弥栄のどぶろくに比べてちょっときつい気がします。

田舎料理レストラン料理を担当した地元の人から話を聞きながら料理をいただく
料理を担当するのは近くにすむボランティアの女性たちで、事前にメニューを考え、自分の家にある食材を持ち寄り、ないものは地元で調達して作ります。そんな元気な女性たちの多くは団塊の世代の人たちです。そして、ここを運営するのは地域自主組織「日登の郷(ひのぼりのさと)」です。会長の本田さんから、ここを開くまでのお話を聞きましたが、やはり、ここまできたのは人です。思いのある人、それをまとめる人、実現させるためにあちこちに掛け合う人、そんな地域の人たちの力によってどぶろく&田舎料理レストランは開かれました。

ぜひ、皆さんも出かけてみませんか。詳しくは
http://www.plusvalue.co.jp/hinobori/
ホースセラピーは
http://www.ryufo.com/shimane/
| 角ともこ | - | - | - |
春がきた
町内を議員だよりを配って歩きながら、ふと道端を見ると、土筆がにょきにょきと顔を出していました。ここのところの暖かさで一気に伸びだしたようです。もう春ですね。

夕方、仕事から帰ってきた娘が城山の桜が咲き出したと言っていました。この調子だと次の週末には満開ではないでしょうか。3月のうちに満開を迎えるとは。やはり温暖化のせいでしょうね。一昔前まで、桜は4月に咲くもの、入学式には満開の桜が付き物というイメージがありましたが、温暖化が進む今では、もはや過去のことになりそうです。
| 角ともこ | - | - | - |
風邪

先週から風邪っぽい感じがしていたのですが、レディースマラソンの開会式・レセプション会場が寒く体の芯まで冷えるようでした。そのせいか、日曜日は体がだるかったのですが、それでもマラソンの応援にと出かけたり、外のほうに出ていたら、さすがに今日は咳が頻繁に出るし、頭が痛く、夕方にかかりつけ医に行くと炎症を起こしているとのことで薬をいっぱいいただいてしまいました。熱も37°を超えてあり、夕方からの予定はキャンセルしてしまいました。

今年は風邪をひかないと思っていたら、気がゆるんだのかひいてしまいました。結構風邪をひいている人も多いようですので皆さん気を付けてください。

| 角ともこ | - | - | - |
勝間ファンとして大田市へ
大田市にある島根県男女共同参画センター「あすてらす」であった男女の仕事と生活の調和推進セミナーがあり、勝間和代さんの講演を聞きに行きました。さすがに今日の講演は、テレビ、新聞でおなじみの勝間さんの講演だけあって、会場はほぼ満員でした。主催が内閣府でもあり、県も一生懸命人集めをされた結果でしょう。

「福利厚生でなく、競争力になるワーク・ライフ・バランスの進め方」と題した勝間さんの講演は以前も政治スクールでお聞きした時と同じく理路整然とわかりやすくあっという間の1時間余りでした。所得の再配分によって教育費を社会が負担することで、教育を受ける機会を広げていくこと、終身雇用制が男性正社員重視の施策になりがちなこと、長時間労働は生産性が落ち、ワーク・ライフ・バランスを整えると生産性が上がることなどなど。どんどん繰り出す言葉に納得、納得。

これでまた勝間ファンが増えたことでしょう。

さて、この講演の後、とんぼ返りで松江のフォーゲルパークへ。明日行われる、第30回記念大会まつえレディース・ハーフマラソンの開会式とレセプションがありました。特別招待選手のマーラ・ヤマウチ、渋井陽子、加納由理の三選手や松江市の友好都市杭州市の選手などを交えての開会式には、日本学生陸上競技連合会長の保利耕輔衆議院議員、溝口知事などの来賓を迎えて開かれました。

ベゴニアなどが咲き乱れる温室の中ではありましたが、夜になると地面からの寒さが伝わりちょっと寒い中のレセプションでした。

招待選手記者会見中の特別招待選手
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定額給付金は受け取りません
民主県民クラブでは7人の議員全員が定額給付金を受け取らないことにしました。このことは以前から議員の中でいろいろ論議してきました。皆、愚策である定額給付金については反対なのですが、ではこれが給付されることが決まった時点でどうするのか、受け取るのか受け取らないのか。

貰わなければそのお金は国に返っていくから、国の財源として有効に使われるようにするという意見。一方で国に返されれば何に使うかわからないから、使ってほしいところに寄付をするという意見の2つに分かれました。私はもらった上でユニセフに寄付しようと思っていました。本来なら地元で頑張っているNPOなどに寄付するのがいいのですが、私たち議員の寄付行為は制限されているのでどこでも寄付ができません。それなら、自分が活動してる団体の会費とするなどいろいろな意見が出ました。

結局、話し合った上で全員で定額給付金反対を表明する行動として受け取らないことにしました。定例議会終了後、会派代表の石橋議員が記者発表をしました。
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反対討論
本日で2月定例議会が終了しました。最終日の本会議で、請願の採決がありましたが、この中で、私は会派を代表して、総務委員長報告にあった請願第36号「島根原発プルサーマル運転の許可について中国電力に活断層の徹底調査をさせるよう求める請願」、及び第37号「島根原発のプルサーマル計画に同意しないことを求める請願」を不採択にしたことについて、反対討論をしました。

今、松江市で問題となっている原発で使った核燃料のウランから取り出した毒性の高いプルトニュウムを再利用してウランと混合したMOX燃料として原発で使うプルサーマル計画への同意については、市民の中でも多くの人が分からないと答え、さらに原発の耐震性についても不安を持っている状況の中で、拙速に判断せず、十分市民、県民と議論し慎重に取り組むことが必要という立場から討論しました。

残念ながら採決では、委員長意見が採択されてしまいました。
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こっころカンパニー増える
本日は休会日ですが、会派の勉強会と前半2年が経ち今後会派としてどう取り組むかについての協議を行いました。

勉強会のテーマは、入札制度についてです。この中で私は「こっころカンパニー」を公共事業入札参加資格の加点項目にすることを以前質問で取り上げたのですが、その後状況を聞きました。私の提案を受け、20年度の入札参加資格にこれが取り入れられた結果、19年度末26社だった「こっころカンパニー」は現在のところ98社と約4倍にも増えたそうです。

「こっころカンパニー」とは、島根県が「仕事と家庭の調和」と「男女共同参画」を推進するために子育て中の従業員を積極的に支援する企業を「しまね子育て応援企業(こっころカンパニー)」に認定するものです。これを広めるための誘導策として入札参加資格要件に入れることを提案したのですが、その結果、このことに関心が高まったことはうれしい限りです。

このことは、子育て中の職員の支援だけでなく、会社全体の働き方にも影響していくことであり、働きやすい職場作りに寄与するもので、「こっころカンパニー」が今後も増えていくことを期待します。
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任期前半の終わりが近づく
任期4年の半分が終わろうとするこの時期、私たちが所属する委員会の任期は終わりに近づいています。常任委員会、特別委員会などの委員会は任期が2年となっていて、来年度改組があります。

今、定例議会の開催中ですが、各委員会は任期終わりにあたり、この2年間の調査まとめを行っています。農水商工委員会では「投資的事業のあり方と生産者利益の確保に関する提言」として、先週委員長から示された提言案を元に、昨日、協議し提言を作成したところです。

これまでの各委員の意見をうまくまとめていただいたのですが、このなかで、私としては、執行部に農林水産部、商工労働部がぞれぞれで所管事業に取り組みがちなどで、この提言に則して両部が一緒になって取り組んでいくようその点を書き込むべきではないかと提案させていただき、他の委員からの提案もあり前文の中に書き込むことになりました。

この提言は最終日に委員長報告として提案される予定です。
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