質問戦始まる
本日から質問戦が始まりました。質問の仕方はそれぞれで、原稿をひたすら読むひともあれば、メモだけもって演説する議員もありいろいろです。質問内容によっては興味深く聞くこともあれば、もう少し深く追求して聞けばよいのにと思うものなどこれまたそれぞれ個性があります。 ただ最近思うのは、この質問戦に本会議5日間を要するのですが、もう少し減らして、委員会質問にまわしたらいいのではないかなと思います。ただそうなると誰がするのか選定をどうするのか、皆さんやはり本会議場で質問したいと思っていらっしゃるでしょうし、いろいろ課題はあるでしょうが、考えてみる必要がある気がします。 さて、私は今回は一問一答方式で質問しますので、本会議場ではなく大会議室です。順番は最後になり、7月1日の11時ごろからです。県議会のネット中継もしていますので、議会に出かけられない方はウェブ上でごらんください。質問内容は、「仕事と生活の調和(ワークライフバランス)」推進について、消費者行政について、環境グリーンニューディールについての3点です。
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漂着ごみがいっぱい
国の漂流・漂着ごみ対策重点海岸クリーンアップ事業が松江市島根町で実施されており、現場を見てきました。現場は沖泊海岸と言って近くには「多古の七つ穴」と呼ばれる浸食によってできた洞窟が海岸線に沿って並ぶ風光明媚なところです。ところが海岸にはプラスティックや木材などのゴミがいっぱい。まるでゴミの処分場のようです。 海ごみ1
その一角を今日の作業として取り組んでおられました。5日かけてこの周辺一帯のゴミを集め、ゴミを種類別に分類し、さらには国内ゴミと海外ゴミの分類、量などを調査されます。 昨日の土砂降りの天気とは打って変わって、夏の日差しが強い天候の中、船で渡った海岸では40〜50人の人たちが汗を流しておられました。今朝から作業を始められ、私が行った午後にはゴミの分別がほぼ終わり、船で港まで搬出する作業が始まっていました。 海ごみ2
「昔は、今のように発泡スチロールやプラスティックゴミがなく、ほとんど燃やしたり、家で使う燃料として拾い集めていたが、今は環境問題もあり燃やすこともできないし、ゴミの種類も量も多くなり地域の住民だけでは対応できなくなった」と船を操縦する地元の方が話しておられました。
 
船で渡らなければならない場所での大量のごみの処理は、大変です。歩いていける場所の手で拾い集められるものなら住民でゴミ拾いできますが、ゴミも漁網や発泡スチロール、材木となるとゴミの大きさも量も甚大でとても小さな集落の住民だけでは太刀打ちできません。

ゴミを投棄しないよう上流地域や海外の国々に呼びかけることや漂着したごみの処理など行政の力が必要です。今回、国のモデル事業として取り組まれていますが、この事業を通してごみを川や海に捨てないことが徹底され、海岸にごみが漂着しないようになることを期待します。
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議長選挙

今日から6月定例会が始まりました。79日までの18日間の会期で開催されます。

 

開会にあたって最初に議案の提案、そして議案説明があったのはいつもの開会の時と同じですが、そのあとに、森山議長から辞職願が副議長に出され、議長選挙となりました。

 

私たち民主県民クラブでは1年で議長が変わることに反対しており、昨年は議長選挙で抗議の意味で白票を投じたのですが、今回は、そんなにすぐ辞めるのなら民主県民クラブから議長を出そうと、会派会長石橋富二雄議員に投じました。残念ながら、大多数の自民議連の推した田原正居議員が37人の投票者数のうち27票を得て議長に選任されました。

 

そしてそのあと、今度は多久和副議長が辞任され、副議長選挙となり、我々民主県民クラブは白石恵子議員を推したのですが、これまた議長と同様、多数を擁する自民議連に破れ、上代義郎議員が副議長となりました。

 

さて今議会、私は一問一答方式で質問をする予定で、71日に質問の予定です。順番は26日に決まります。いま、質問原稿を作成中です。なかなか、内容が固まらず、26日の質問通告締め切りまで悪戦苦闘です。

 

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男女共同参画は地域力を養う

大田市の県立男女共同参画センターで行われた「あすてらす開館10周年記念フェスティバルに行ってきました。


あすてらすフェス1午前中は3つの分科会が開かれそのうちの一つ、「男女平等参画? 今こそ語ろう おとこの本音」と題して、5人の地域で活躍する男性パネリストにNHKアナウンサー堀江清市さんがコーディネーターで、日ごろ活動の中で感じていることを会場とやり取りしながら男女共同参画について議論を進めていくという肩肘張らずに楽しく議論をしようといういい企画でした。しかし、残念ながらもう少し踏み込んだ議論にならず終わってしまい、物足りなさを感じたのは私一人ではなかったようです。


あすてらすフェス2午後からは、テレビ番組「行列のできる法律相談所」で人気のある弁護士住田裕子さんによる講演がありました。


男女平等によって女性の地位が上がり女性があらゆる場で活躍することは、多様な考え方が国の開発、発展につながり、ひいては貧困からの脱却であり、テロをなくしていくことになり、そのことが世界平和につながっていくという論旨を基調に、住田さんのこれまでの体験を交えながら話されました。


さらに、青少年犯罪は、以前は貧困からくるものがほとんどだったが、いまは、青少年の育ち方からくるもの、小さいときからの人と人の接し方、対人関係能力が備わっていないことが原因であること。そしてそれは、核家族の中でいろいろな人と接することがなく育っていくことが問題であり、保育園や保育ママ、高齢者の皆さんや地域の皆さんによる活動など、地域で育つ環境が必要だとの指摘は、これから私たちが取り組まなければならない問題です。


暑い中ではありましたが、近隣の皆さんの展示や販売など自主企画イベントもさまざま取り組まれ、たくさんの人でにぎわっていました。県からも知事や生活環境部長をはじめ関係者の皆さんも出て賑わいづくりに取り組んでおられました。

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中山間地を歩く
小室さんと雲南市から奥出雲町を街宣して回りました。

田植えも終わり、草刈りもされ手入れが行き届いた田圃には稲の苗が光り、美しい田園風景が広がっていました。この風景を維持している農家の皆さんの日頃の苦労を思うと頭が下がります。

急な斜面の草刈りをする女性の方に声をかけると、「農作業も大変だけど、圃場整備の借金もあってやめられんわ」とのこと。農作業をしている人はほとんど高齢者で、この先農業を受け継ぐ人があるのか心配します。

元気な女性たちにもたくさん会いました。地域のきのこや山菜をてんぷらなどにして店に出している加工場で働く皆さん、障害者の就労支援にNPOで働く人、地元の商工業の振興に商工会で事務をする人など、それぞれに自分の仕事に対する熱い思いを持って取り組んでいらっしゃいました。地域は女性でもってるという感じです。

一日、中山間地を走り、みなさんの元気な姿を見せてもらいましたが、これを後世に引き継ぐことにみんなが力を合わせていく必要性を感じました。
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6月補正予算

県議会全員協議会が開かれ、22日から開催予定の6月定例会に提案予定の議案説明がありました。主なものは、先ごろ成立した国の経済対策にかかわる補正予算を受けた県の補正予算です。

総額454億円にも上る補正予算額は、平成10年のやはり経済対策として組まれた449億円を上回るもので、過去最高の6月補正予算額です。これにより、予算総額は5,725億円となり、対前年比では113.5%と昨年を大きく上回る予算規模になりました。もはや、財政健全化より経済対策という構図です。

財政健全化は重要なことであり、今回のこうした経済対策で借金がさらに増えていくようでは、果たしてこの予算が経済の立て直しになるのかいささか不安です。私たちは、もちろん経済の再生、生活の安心を安全を求めていますが、そのためには無駄をなくして、本当に必要なところに予算を使っていくことを求めているのであって、金額ばかり大きいだけで、効果はいささか疑問というような対策は求めていません。

22日から始まる議会では、民主県民クラブでそうした問題を取り上げながら、全員質問戦に臨む予定です。

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食育フェスティバル
昨日からくにびきメッセで、全国食育フェスティバルが開催されており、私も今日行ってきました。

10時の開場に10分前に到着した私の前には長蛇の列。皆さん各企業・団体が開いているブースでの試食や販売、アトラクションがお目当てのようで家族づれの人も多くいました。

私は、シンポジウムに参加したのですが、生産者、販売者、行政とそれぞれの立場から、食を守る取り組みについて話され、2時間の時間があっという間に過ぎてしまいました。

消費者と生産者が一緒に取り組んでいかなければ、農業は維持できなし、食の安全は守れないという点ではいずれも共通した認識でした。こうしたシンポジウムにもっと消費者の皆さんが参加して、真の食の安全を守る取り組みに関心を持ってもらいたいと感じました。

食育フェスティバル
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今年度も女性スクール
今年度も女性スクールに通うことにしました。先月5月から15期のスクールが始まりましたが、残念ながら前回はホーランエンヤがあり出席できませんでした。

今回は前期より出席者が多く、また、中国四国女性議員フォーラムのメンバーも4人いて、見慣れた顔が多く、そんな人たちとの挨拶から始り、また休憩時間でもその人たちとの情報交換で賑やかな勉強会でした。

講義は、藤井裕久民主党最高顧問、横田俊之中小企業庁長官官房参事官のお二人で、3時間半みっちりの講義でした。

特に横田参事官は、「中小企業の現状と課題」と題して、現在、中小企業庁が取り組んでいる主要事業6本を1時間余りで説明され、あまりの内容の濃さに話についていくのがやっとでした。

しかし、私も中心市街地の中に事務所を構え、シャッター通り化しているのを目の当たりにしており、これを何とかできないのか、過激ではありましたが税の課徴による方法など考えることはないのかを聞きました。しかし、課税は問題ありとはこたえられましたが、それ以上の回答はありませんでした。もう少し時間があれば、少し突っ込んだ話もできたと思いますが、時間のない中での質問で、参事官も答えようがなかったかもしれません。

しかし、シャッター通りの現状は、商売はしていないけどその奥では生活しているという現状があり、店舗を人に貸すには、居住空間と切り離すなどの改造が必要でそこまでして人に貸さなくても自分たちの生活は成りたっており、積極的に貸そうという気持ちが起きないためにシャッターを閉じているのです。住んでいる人たちの気持ちをどう変えていくかが重要ですが、他人の生活に立ち入ることですので難しい問題です。
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中山間地域の未来

講演する小田切教授

雲南市で島根県中山間地域研究センターの主催による講演会がありました。

講演は、中山間地域研究センター研究アドバイザーの小田切徳美明治大学農学部教授による「中山間地域の未来と再生」と題して行われました。中山間地域の現状と課題、そして各地域での取り組みを交えて今後のあり方について講演されました。特に中山間地域直接支払い制度の果たす役割と今後のあり方にも触れながら話されました。

中山間地域等直接支払制度とは、農業生産条件が不利な状況にある中山間地域等における農業生産の維持を図りながら、多面的機能を確保するために平成12年度から導入されたので集落で5年間の活動を定めた協定を締結して行われる、農用地を守り、多面的機能を増進する活動に対して交付金が支払われるものです。5年ごとに制度継続の可否を検討しているため、支援が不安定であることかが課題となっています。

その中山間地域等直接支払制度の恒久化と柔軟な運用が必要という視点で国に働きかけていくことが必要との見解を示されました。

そして、「中山間地域は政策支援の変化を追い風に『手作り自治区の構築』『新しい経済構造の構築』を中心に、地域再生へ動き出すべき時期に来ている、あきらめるべき時期ではない」と中山間地域にエールを送られました。

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土をいじってきました

東出雲のほたる窯に行って陶芸をしました。3人の仲間と一緒に工房を訪ね、窯を開いている石倉さんから手ほどきを受けました。これまでも観光などで行った先で2回ほどをカップや皿を作ったことはありますが、今回はもう少し大きい器に挑戦しました。


すでに土はこねてあるので、私たちは成形するところからですが、自分のデザイン力がなければ思う様なものはできません。皆さんなるほどと感心する形にしていくのですが、私のは単純な形ばかりです。

陶芸1
よくわからないようなものですが、みんなの作品です。

今日は形を作るところまでなのでそれほど時間がかかりませんでしたが、あと1ヶ月くらい乾燥させます。
そのあとで色着けになるのですが、ここでまたそれぞれの個性が出るところ、そのときもまた先生に相談しながらやる予定になっています。少しずつ楽しみが増していくのが面白い陶芸です。

そして、なんといっても最後の楽しみはお茶会です。手作りのお稲荷さんやケーキに陶芸の話も弾みます。

陶芸2

 

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