住民とともに自治を考える

市職ユニオン自治研究集会がくにびきメッセでありました。

この基調講演として、前民主党筆頭副幹事長の高嶋良充前参議院議員が「地域主権について〜自治体職員に求められること〜」と題して講演されました。

民主党の政策基本である地方主権を実現すること、それには権限、財源、人間を地方に渡すこと。そして住民が自主的に決める状況をつくっていくこと。それには自治体職員の情報提供によって住民と一緒に決めること。そのことによって、最小の経費で最大のサービスが提供できる。限られた財源を有効に使って住民福祉に供することが、自治体職員に求められていると述べられました。

このあと、市職ユニオンから、「八雲プロジェクト」についてのこれまでと今後についての発表がありました。松江市の郊外にある中山間地の八雲地域の活性化につながる取り組みになることを祈っています。

| 角ともこ | - | - | - |
水環境を守る
 午前中、宍道湖水質汚濁防止対策協議会総会がホテル一畑でありました。事業報告・決算、事業計画・予算、そして水質浄化対策の状況尚は報告されました。

その中で、宍道湖に流入する河川の水質浄化は進んでいるが、その割には、宍道湖の水質浄化に変化がないという報告がありました。そして今後、汽水域の汚濁のメカニズムを解明するための調査事業を今年度から国との共同事業として始めるとの報告がありました。また、県民との協働による環境保全活動を区域を指定して取り組むとの報告もありました。

水質浄化に向けては、長い間の取り組みがあり、住民もずいぶん環境保全意識は高まってきていて、河川はずいぶんきれいになってきています。しかし、そのことが即宍道湖の水質浄化にはつながっていないという状況もあります。流入河川の浄化がどう湖沼の水質浄化につながるのか、これからもさらに取り組みを進められ、メカニズムの解明が求められます。

総会の後は、小中学生によって行われている河川調査の表彰式があり、環境大臣賞に簸川町立荘原小学校が、島根県知事賞には奥出雲町立八川小学校が選ばれ表彰を受けました。

午後からは、例年行っている、全水道と自治労が共同で各自治体に要望活動が行われ、私も紹介議員として、島根県への要望活動に加わりました。

これもまた、水道水源の保全を求めるもので、水道水源保護条例の制定や水道水源の確保にむけたとりくみなど8項目にわたっを要望書を提出しました。

水にかかわる問題について要望すると、県庁では対応する部署が多岐にわたり、回答する担当者もたくさんになります。水道事業という括りでいえば、健康福祉部であり、環境保全という視点からでいえば生活環境部、水源環境でいえば、農林水産部という具合です。私たちの生活に欠かせない飲料水の安全と安心を守る観点から担当部署ができないのでしょうか。

さらには、3団体から国に対する要望・陳情などのヒアリングを民主党県連で行い、夕方まで日程がびっしりでした。

さらに、夕方からは、市職ユニオン環境ブロックのレクレーションに出かけ、あいさつだけで退席し、明日の市職ユニオン自治研修会に講師でお招きした高嶋前参議院議員との夕食会に出席しました。
| 角ともこ | - | - | - |
ドッグ

今日は私がドック入りです。昨日までの船攻めで少々くたびれていますが、前々からの予定でしたので、健康診断に市立病院に行ってきました。

選挙の忙しさのせいか若干体重も落ち、体脂肪率も前年より落ちていました。しかしコレステロール値やガンマ値などは上がっており、運動するようにと今年もまた言われてしまいました。気持はいつも運動をしようと思っているのですがと、弁解。

今年は、胃カメラに挑戦しましたが、ここでもまたゲロゲロ。昨日までの余韻が残っています。

それにもめげず、市職ユニオン中央委員会の後、執行部の皆さんと焼き肉を食べにいきました。

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長崎は今日も雨

昨日から、長崎は天候悪く、今日も朝から雨です。風もあり、予定していた軍艦島への渡航は中止です。その代わりに、停泊している観光船内で、会光線を運営しているヤマサ海運の伊達秀則会長から軍艦島などについて説明を受けました。

この島は、元海底炭鉱があった島で、周囲1,200mの小さな島です。最盛期には5,000人を超える人が住みにぎわいました。どんどん膨れ上がる人口に島を拡張して、高層住宅をつくり、住民を収容しました。その島の形が軍艦に似ていることから、軍艦島とよばれるようになりました。

しかし、エネルギー革命により石炭の需要が減るとともに炭鉱は閉山になり、住民は新たな炭鉱や新たな仕事を求めて離島し、今は無人島となっています。閉山後、島は立ち入り禁止となっていましたが、2009年に世界遺産暫定リストに「九州・山口の近代化産業遺産群」の構成資産の一つとして掲載され新たな観光資源として脚光を浴びています。最近は、長崎市が上陸できるよう整備し、観光船事業者に航路を開き観光資源として活用しています。

市内視察を終え、最後に案内してくれたタクシーの運転手さんお勧めのカステラを買いに目がね橋近くのお店に立ち寄りました。ここ以外の店では売っていないとのことで、お土産に買い求めました。

このあと、JR特急かもめ、福岡地下鉄と乗り継ぎ福岡空港から飛行機で帰りました。様々な交通機関を利用した調査視察でした。

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船は凶

昨日に続き長崎県で調査です。昨日渡った五島列島で一番大きな自治体五島市で最初に調査。五島市は五島列島の南半分の地域を行政区とし、平成16年8月に旧福江市を中心に一市五町が合併してできた自治体です。公共交通活性化、観光についてのとりくみを調査しました。

特に、注目したのは、国・県・市・研究機関・民間などが一緒になって取り組む長崎EV&ITSプロジェクトです。EV(電気自動車)とITS(高度道路交通システム)の連携による未来型ドライブ観光の実現を目指す取り組みです。電気自動車による静かで環境に配慮した交通とカーナビによる観光案内など地元のPRの活用などいろいろな活用法を研究するというものです。

一回の充電で80キロの走行で、充電には家庭用で14時間掛かるというものですが、しかし、走行は静かで移動には快適です。これから実用に向けていろいろと研究されていきますが、環境に配慮した交通システムの構築にこれから注目です。

このあと上五島町へ移動して、島内の海上交通から陸上交通への転換や島外への高速船化の取り組みについて調査しました。調査を終えて、高速船で長崎本土に向けて移動しましたが波が高く船は大きく揺れ、おかげでまた酔ってしまいました。今年は船は凶です。 

船名は「えれがんと」ですが、乗客は・・・

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長崎県へ調査

 今日から3日間、中山間地域・離島調査特別委員会で長崎県で調査です。離島を多く抱える長崎県の航路維持に向けての対応について、離島振興の取り組みなどについて調査します。

今日は最初に長崎県庁で、社会資本整備総合交付金を活用した取り組みについて調査しました。船の更新や長寿命化への修理点検に要する資金を補助することで、浮いた財源を運賃の引き下げや割引に充て、利用者の利便を図る取り組みを行っています。

この社会資本整備総合交付金とは、以前、話題になったガソリン税などに含まれる暫定税率を道路以外の財源にも充てるようにした一般財源化によって設けられたものですが、これをうまく活用して長崎県が事業者に船の維持・更新を支援するものです。

この交付金の活用については、あくまでも道路建設に関連した予算として活用したいとする国の担当者と折衝を重ねた、長崎県の地域振興部西元次長の熱意に感心しました。西元次長は、長年この仕事に携わっているからできたことですと謙遜していらっしゃいましたが、仕事に対する熱心な姿勢の表れだと思います。

このあと、九州商船に行き、船の長寿命維持のため船の整備部門を自前で持って維持管理を行っている現場などを見せてもらい、また、運賃割引の取り組みなどを聞きました。そして、ジェットフォイル船に乗り、五島の福江に渡りました。

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陳情・要望
陳情要望のヒアリングを行いました。これまで、そのつど時間を設定し、個別に陳情・要望内容について各団体から聞いていました。しかし、今回参議院議員選挙もあって、何件かの要望等が出されていましたが、説明を聞くことができずにいたので、6団体についてまとめて場を作り、順次聞かせてもらうことにしました。

治水関係、交通問題、港湾整備と島根ならではの課題が目白押しです。これらを各省庁へ陳情し予算を獲得するため、これまで、各自治体首長をはじめ関係団体の人たちがグループとなって上京していました。その経費も結構かかります。

少しでも大臣はじめ省庁担当者に理解を得て財源を確保することが、これまでの国からの地方への予算確保の常でしたが、これを変えようとしているのが、今の政権です。地方に最初から財源が確保されていればこんなことをしなくても、地方で優先順位をつけるだけでいいのですが、そうした仕組みなってないが故の国への陳情です。しかし、この陳情にも時間と労力を要することです。その分を他にまわせばできることもあるはずで、このしくみ一括交付金で少しでも解決できるのではないでしょうか。

確かに一時的多額の予算を投入しなければならない事案は国に要望していかなくてはいけないでしょう。国全体として考えなければならない課題はもちろん国で予算配分する必要があるでしょう。災害復旧は別として、防災などの災害対策はどの地方でも必要なことでその地方の地形や気象に応じてあらかじめ予算を配分し、地方で計画的に対策を講じていくほうがより合理的な気がします。

予算のあり方はまだまだ見直していくことがいっぱいあるようです。
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参議院選挙を振り返って

映画上映の活動をしているベアテの会で参議院選をめぐって皆さんと意見交換しました。いい候補だったのに残念という声。最後の集会を見て絶対勝つと信じていたのにという声。期待していたという声や本当に残念で悔しいという声。いろいろありましたが、中には今回の結果を予想して冷ややかに見ていた人がいたという声もありました。

そして、菅首相のぶれた発言に対する批判とともに、マスコミの取り上げ方もおかしいという意見もありました。確かに、菅首相の発言は、これから議論しようとしている課題でありながら、具体的な数字を出してそれも発言のたびに違う数字を言ったのでは、国民もはたして信頼していいのか不安になるのは当たり前です。そしてマスコミはその点ばかり取り上げて報道するのも本来の選挙の争点を見えなくしています。マスコミをもっと上手に使って宣伝しなくてはいけないということなども意見として出ました。

自分たちの周りには、岩田さんを応援する人ばかりだったのにという声はありましたが、その輪がまだ小さかったということなのでしょう。輪を広げる努力が必要です。

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誕生日
 今日は私の誕生日。家族で食事に出かけ、祝ってもらいました。いよいよ50代後半に突入です。選挙戦で忙しく、家族そろっての夕食などしばらくなく、そのうえ、家族で出かけて食事ということも久しくなかったので、家族が顔をあわせてテーブルにつくのが新鮮な感じです。

夫が選んだ店は新装オープンの料理屋さんでしたが、まだオープン2日目であるせいか、お料理が出るまでに時間がかかり、年老いた両親にはちょっと料理を待つまでの間が持たないようでした。選挙戦は終わったとはいえ、総括やら残務整理やらで忙しくまだまだ自分のことができていない状況のなかひと時の家族との時間でした。
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厳重な警備の中で

献血運動推進全国大会が皇太子さまをお迎えして島根県民会館でありました。昨日、出雲空港で国会議員、県議会議員でお迎えし、間近にお会いし目礼しましたが、その時の警備も厳重でした。今日はさらに厳重な警備の中大会が行われ、開会の1時間前には入場していなければならず、そして、会館の玄関前に張られたテントで名簿確認され、確認の紙テープの腕輪を付けられたうえに、身体検査を受けるという厳重さです。

先日参議院選挙中に総理や大臣が来るたびに、県警と事前の行程確認、そして当日の警備と厳重だなと思っていたのですが、その比ではなく県外の県警からも相当数の警官が配置されていました。

さらに会場に入ると、終了までは外へ出ることが禁じられ、第1部が終わると退場しようとしていた人たちも足止めを食っていました。

さて、そのような厳重な中で、献血運動の推進に貢献された方々の表彰や献血によって病を克服した人の体験発表などがあり、1時間の式典が終了後、第2部として、「鼕行列」の鼕太鼓打ちや石見神楽、そしてミュージカル「あいと地球と競売人」のダイジェスト版が上演されました。

評判はよく聞いていたのですが、私は初めて、このミュージカルを見ました。ダイジェスト版ながら大変感動しました。出演者の子どもたちの歌と踊りも素晴らしかったですし、そのストーリーもよくできていると思いました。改めて坪内愛華さんの作品の素晴らしさに菅づしました。そして素敵なミュージカルになっている完全版を、一度きちんと見なくてはいけないと思いました。

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