省エネの取り組み
今日から二日間、建設環境委員会の県内調査です。 今回は、協同組合横田ショッピングセンター、益田地域医療センターの事業所の取り組み、そして浜田市の市民の取り組みについて調査です。

今日はまず最初に、奥出雲町に向かい、雲州そろばん伝統産業会館で、島根県地球温暖化対策協議会事業部会事業、特に省エネ診断事業について対策協議会事務局である島根県中小企業団体中央会連携支援課の井上主査から事業説明を受けました。

この事業を始めてから、省エネ診断を受診する事業者が年々増えており、最初は、電気代の節約の観点からだったものも最近は太陽光の利用やLED についての相談が多くなってきて、相談内容のレベルが上がってきているとのことでした。

続いて、省エネに実際に取り組んだ横田ショッピングセンターの渡部代表、梅木事務局長から、取り組みの経過と現状について説明がありました。平成20年に診断をうけ、診断結果受けて対策案がについて理事会で議論した結果、省エネ改修を実施し、22年3月にリニューアルオープンしました。特にピーク時のエネルギー使用量を減らすことで電気料金を減らし、省エネ効果実感できる取り組みを行ったことで成果をあげていることが紹介されました。

実際に現場を見せてもらいましたが、その取り組みには、現場で対応する担当者の努力もあって実現していることが分かりました。省エネの見える化に集中管理装置を使い、常に電気のデマンド(最大需要電力)を設定値以内に抑えることで、電気使用量を下げ電気料金を下げる努力をしています。 

空調や照明を調節して、電気使用量を調整します。また、室外機に水をかけて冷やすことで消費電力を減らす工夫など、省エネに取り組んでいる様子を伺いました。

このあと、横田に来た機会にと、伝統産業展示館でそろばんの製造を見学、いまやそろばんをつくる職人の後継者が地元にはいなく、県外からのIターン者が担っていると言うことでした。伝統産業を守り続けることがままならない状況です。

次の視察地は浜田市ということで、移動し、夕方浜田市に到着。明日2ヶ所調査に歩きます。
| 角ともこ | - | - | - |
大橋川を見て歩く第3回

「大橋川を見て歩こう」の第3回目の今日は、くにびきメッセの南側から追子地区を経て、剣先川に沿って大橋川の中州を観て歩きました。

今回は、古地図を基に、中州どのように変化していったのかを地理の専門家である大矢図書館長から話を聞きました。また、松江市のごみ処理場として、昭和の初めごろまであった市内のごみを集めたい肥作りをした跡を現在はそのたい肥作りの囲いを活用して住居を建てて住まいしている福田さんから話しを聞きました。さらには、現在進められている追子地区の築堤の状況なども見て歩きました。

江戸時代から見ると、中州は下流側が長く成長しており、江戸時代後期以降、豪商によって新田開発が進み、現在の形に近づいていったとのことです。今でも水田として耕作され、田植えが済んだ田んぼが一面に広がっています。

現在も中州に住んでいる福田さんの住居は、昔たい肥作りをした2mくらいの高さのコンクリートの囲いを住宅の基礎にして建てられており、したがって洪水になっても家がつかることはありません。

周りは田んぼしかないため見晴らしがよく、自然に囲まれた別天地ですが、しかし大水になると道もわからないくらいに冠水し、あたり一面、川も陸地もわからないくらいに水に囲まれ孤立してしまいます。少々なら水が引くまで待てばよいのですが、大洪水となると、消防に救援を頼み避難しなければいけなくなります。また、電気はきていますが、水道はきていないので井戸を利用していますが、飲み水はもらいにいっているそうです。

中州は、都市開発されずの自然が残り、市街地のすぐそばに自然が残り地域として活用されればいいという意見も出ていました。ウォーキングの周遊コースなど設定し健康増進や自然観察など、積極的に地域を活用する方策も考えていくことが必要です。

| 角ともこ | - | - | - |
東北復興調査活動
今日から三日間、会派の調査活動で、岩手、宮城県に出かけました。出雲空港から朝一便で出発し、東京で東北新幹線に乗り換え一関に向かいました。ここからはバスに乗り換え、これからはバスで移動です。
 
最初、陸前高田市に向かいました。陸前高田市は市街地が津波で壊滅し、市役所も外壁は残っていますが、中は流され、今は仮庁舎で業務しています。 ここでは、議会の方から、千田副議長と事務局の担当から震災の状況、復興計画などについて聞かせていただきました。

市役所の職員も多数の人が津波の犠牲となり、今は他の自治体からの応援で派遣職員の協力を得て復興に向けて取り組んでおられることを、地震も県からの派遣できているという議会事務局からお聞きしました。

また、陸前高田市議会の千田副議長さんからも被災の話しそして今復興に向けて取り組む力強い決意をこめて話されました。また、15mの防潮堤の建設の話があるが、市民は反対の人が多く、自分は瓦礫で土手をつくり広葉樹を植えたほうがいいと思っているという話をしておられました。

このあと、1年前のボランティア活動でテント設営地の提供など大変お世話になった岡田さんのお宅にお邪魔しました。岡田さんご夫婦、それに近所の方も集まり歓迎してくださいました。千田副議長さんも来られ、当時の話やその後の話をお聞きしましたが、お元気でお暮らしのようで安心しました。当時避難していた若いご夫婦は娘さんのご家族だったようで、今も遠野市で元気に暮らしておられるようで、ときどきかえってこられると言うことでした。

庭にテーブルといすを出してそこでお話を聞きましたが、今家の周りはみどり豊かで、震災のことがうそのような感じでしたが、しかし、よく見ると、まだ海水が上がったりんご畑は空いたままですし、田んぼも耕作されていません。これから土の入れ替えがあるということでした。

一年経っても、復興はなかなか進んでいないと言う状況です。
| 角ともこ | - | - | - |
世紀の宇宙ショー

朝、目覚めたときには、太陽の光がまぶしいくらい部屋に差し込んでいましたのに、だんだんと薄暗くなっていきました。今朝も、朝の街宣活動のため、7時過ぎに家を出たのですが、空は快晴にも係わらず、うす曇のような天気です。今日は全国的に金環日食が見られるという日です。

この松江では部分日食ということで、私はあまり期待せず、いつものように市役所横の国道沿いで今日も小室議員と朝街宣に出かけました。ところが、市役所前の末次公園では、金環日食の観察会が行われていて、いつもはがらんとしている駐車場も満車です。

すでに街頭に立っていた小室議員がポケットから観察グラスを出し、太陽を観察し、私に手渡してくれました。観ると、太陽の大半が欠け細い三日月のようになっていて、9割がた欠けている状態になっており、こんなに欠けると予想だにしていなかったので感激しました。

しかし、それにしても薄暗くはなっていても、9割もかけている割に明るく、グラスを通さずにいると、普通に太陽が輝いているとしか見えず、太陽の光の輝きの強さを感じました。


目の前に広がる宍道湖は、たくさんの蜆獲りの舟がたくさん出ていて、中には水の中に入ってジョレンで水底をかいている、いつもの風景が広がる中、宇宙ではめったに観られぬ現象が進行し、気がついている人は熱心に観察している傍らでは、日常の営みが続いているという、なんとも不思議な気がしました。

1時間の街宣を終わった頃には、観察会も終わったようで、いつもの駐車場に変わり、市役所に用がある人たちの車が入ってきだし、世紀の宇宙ショーなどなかったようないつもの風景が繰り返されていました。

このあと、県連に行き、事務局の打ち合わせ。新聞社の国選にむけての動きについての取材がありましたが、状況は変わりないというだけ。 

| 角ともこ | - | - | - |
社会保障改革の理念を伝える

広島で自治労議員団の中国ブロックの総会がありました。自治労広島県本部が開催する自治研修会に合わせて開催され、私たちも集会に研修として参加させてもらいました。

記念講演では、北海道大学大学院の宮本太郎教授から「社会保障と税の一体改革 その理念と展望」と題してありました。

これまでの日本型生活保障、つまり、終身雇用によって現役世代の生活保障は雇用任せで、子育てや就労などの公的支援がきわめて弱い社会であった。男性が働きに出て、女性は家庭で子育て介護にあたる、会社は終身雇用という形であり年功序列の中で自分の将来が設計できる安定した社会であった。

しかし、少子・高齢化が進み労働人口が減少しだし、単身世帯が増え家族の形態が変化し、非正規雇用が増大、30歳代からの未婚率が急増していく中で日本型生活保障が解体している中で、これからの社会保障をどうしていくかのか、そのことが今税と社会保障の一体改革で議論されているが、しかし、祖語議論は消費税や年金の話題に集中し、その理念がきちんと伝わっていないというのが現状です。

宮本教授は社会保障改革の理念として、困難を取り除き、働くことに結び付く参加保障として5つの「安心の橋」をかけることを挙げられました。第1の橋は教育と働くことをつなぐこと、第2の橋は家族と働くことをつなぐこと、 第3の橋は働く形を変えること、第4の橋は失業から就労へつなぐこと、第5の橋は生涯現役社会をつくること、その5つの橋によって働くことと結び付け安心できる社会をつくっていくことだと説かれました。

そして、税金は一定の負担があっても必ず還ってくるから納得できるという「貯蓄型」の税金間へ転換していくことが必要であるとも述べられました。

改革の理念、5つの橋を具体化していく政策を議論していくときでありながら、その議論に注目が集まらないのは、政治家あるいはそれを報道するマスコミにあるのだと思いますが、私たち地方議員もマスコミ報道に操られず、改革の理念をきちんと住民の皆さんに伝え、地域の実情にあった政策議論の努力をしなくてはいけません。

| 角ともこ | - | - | - |
車のキー
今朝も宍道湖岸で朝の街宣活動。今日は風は強く街宣が終わるころには、髪は乱れ、手足は冷えてしまいました。さあ、車に乗って温まろうとして、車に近づくも車のドアは開かず、スマートキーも何の反応もない状態。さては電池が切れたのかと思いつつもどうしていいのか分かりません。何しろ、車のキー以外何も持たずに出たので、人を呼ぼうにも、電話をしようにも、何もないという状態。

それでも近くにまだ、小室議員の秘書さんがいたので事情を話すと、スマートキーにも手動で開けるためのキーが差し込んであると教えられ、そういえばそうだったと自分のあわてぶりを反省。しかし、車のドアは開けられたのですが、それでも車のエンジンはかからず、仕方がないので、秘書さんの車で、ディーラーのことろまで送ってもらいました。

しかし、まだ時間が早くてほとんど人がいず、電池交換はできず仕舞い。ただ、電池が切れても一時、キーをスイッチに近づけて、押すとエンジンがスタートするということを教えてもらい、もう一度車まで帰り、言われたとおりに操作するとエンジンがかかり、一安心。

あとから、電池交換をしてもらい、一件落着でしたが、便利なってキーを差し込まなくてもドアが開き、エンジンがかかることに慣れてしまうと、こういうときの緊急の対応が全くできない自分がいます。自分の手を煩わせずに物事ができるということはだれか何かが代わってやっているということで、その仕組みをちゃんと知っておくことが大事だと思った次第です。
| 角ともこ | - | - | - |
遠出
今日、小室寿明議員のお父様の葬儀があり、邑南町へ出かけました。10時の葬儀に間に合うようにと6時過ぎに出発、ナビを頼りに向かったのですが、ナビに入力した住所が間違っていたため、目的地からかなり離れたところに案内されてしまいました。近くにいた人に尋ねると、向かう先はもっと向こう、30キロは離れていると聞き、予定より早く着くと思っていたのもつかの間、さらに車を走らせることになりました。

迷い迷いながらも、無事到着。なかなか、来ることのない地域に出かける機会となり、機会を捉えて、県内歩くことの必要性を感じたところです.

我が家では、昨日今日と田植えでしたが、私は手伝うことができず、それでも今日は娘がパートナーと二人で手伝いに来てくれました。私は夕食をご馳走することしかできませんでしたが、二人できてくれることはうれしいことです。
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地方議員研修
全国の民主党地方議員の研修会が、ホテルニューオータニで今日・明日の日程で開かれました。

第一日めの今日は三菱総合研究所の小宮山宏理事長、日本政策投資銀行の藻谷浩介主席研究員の講演がありました。

とくに、藻谷さんの熱い講演は聞く人を引き寄せます。統計数字をもとに持論を展開し、今後労働者人口が減少していく中で、消費が伸びることはなく、これまでの考え方から脱することのできない景気回復はないとバッサリ。そして、小宮山理事長も述べられたのですが、省エネが家電・住宅などの販売・生産を促し、雇用を生み、経済を刺激すると。

今、震災・原発事故を契機にエネルギー政策に注目が集まっており、新たなエネルギー源の確保や省エネの取り組みが、さらなる雇用を生むという論には同感します。

そして、そのための働く環境を整えていくことが必要です。若者が働く意欲を生む、生活自立支援や職業教育、女性が働きやすい環境の整備、それがこれから必要なことです。そうして政策を行っていくことが今の日本には必要なことではないでしょうか。
| 角ともこ | - | - | - |