避暑地で勉強会
円より子さんが主宰する女性のための政治スクール卒業生を対象に軽井沢で特別研究会が軽井沢で開かれました。これまでこのスクールで学んだ者たちが集まり半日講演を聴き討論しました。

前衆議院議員の江端貴子さんからは「社会保障と税の一体改革はどうなる」、円より子校長からは「これからの日本を考える」と題してそれぞれから講演がありました。

いま消費税増税について、政府は有識者からのヒヤリングを行っていますが、本来は増大する社会保障費をどうするのか、借金が増える日本の財政を立て直すために税制はどうあるべきかを考える中の一つとして消費税増税があったはずですが、消費税の増税だけが今先行しているという状況です。

そして一方では社会保障の論議も始りましたが、年金改革や医療制度改革も合わせた論議にしていくべきですが、負担が重くなっていくような気配もあり私たちにとって本当に老後があんしんできるものなのか心配です。さらには若い人たちの雇用や育児に対する不安をなくすことができるのかなど解決しなければならい問題は山積です。

しかし、増税分が公共事業に変わっていく気配が概算要求を見ても濃厚で、本当に日本の財政を考えているのか、安倍政権には不安が付きまといます。

もちろん、今の1000兆円にもなる借金をどう減らしていくか、子や孫たちに負担を付け回さないようにするために我慢すべきところは我慢していかなくてはいけないと思いますが、その我慢が弱い人たちに大きな負担としてかぶさってくるのでは、私たちは黙っているわけにはいきません。

もう一度、私たちの生活を見直し、単なる我慢ではなく、地域内の資源を生かし楽しく過ごせる知恵をみんなで出し合って進めていかなければならないと考えます。国主導ではなく、地域の特性に合った地域住民で考えるまちづくりが、地方主導で行える政策を国は進めていくべきです。そんなことをみんなで話し合いながらそれぞれの意見を交換し、あっという間に夕食の時間になってしまいましたが、夕食後もまたみんなで集まり夜が更けるまで議論し合いました。

私がスクールに参加して初めて一泊の研修でしたが、有意義な時間を過ごすことが出来ました。また11月から19期のスクールが始まりますが、今回の成果をもとに、今後1年間のカリキュラムには一泊研修を入れることが決まりました。 
| 角ともこ | - | - | - |
豪雨災害
県議会では今日全員協議会が開かれ、先月末から今月に起きた大雨による被害状況等について報告がありました。

7月28日の大雨では津和野で総雨量381ミリ、そして29日、30日と県西部の吉賀、益田、大田などで局地的な豪雨が続き、家屋の倒壊、道路陥没、川の氾濫、線路の流出など甚大な被害が出ています。被害調査が進み、今日の報告によれば、被害総額公共土木施設9,119百万円、農林水産関係5,385百万円、商工業関係114百万円と146億円に上る被害が出ています。

そして、先週末8月23日から江津市、浜田市、邑南町では総降水量400ミリから300ミリを超す雨が降り道路、鉄道、河川、住宅などに大きな被害が出ています。この被害については今後調査が進み明らかになってきますが、それにしても県西部ではこのところ局地的な大雨で大変な被害が出ています。

早急な復興が望まれますが、そのための体制づくりも重要です。行政も県と県内市町が一緒になって応援体制を組み復興支援できるよう委員会で求めたところです。
| 角ともこ | - | - | - |
自治体議員連合総会
 明日から始まる自治労定期大会の事前会議が昨日から始まっており、自治体議員連合の総会は今日の午後から大阪シティプラザホテルでありました。

この会議、これまで日程が合わなかったりして、議員になって今回2日目の参加ですが、他の議員もやはり日程調整が難しいのか出席率も低いようです。島根県には17名の自治労議員がいますが、今回出席議員は3人でした。私も昨日までの全国政策研究集会が京都であったこともあり出席できました。

総会では、議員からは積極的に組織内議員を出すことに取り組むことを求める声が大きかったのですが、政治の場に仲間の声を活かすにはやはり組織内議員が必要です。島根の状況を見ても組織内議員を出す努力はされていますが、退職をして選挙に出なければいけないというのはハードルが高いようです。

総会の後は、帝塚山大学大学院教授の中川幾郎さんの講演があり「自治体のコミュニティ政策を考える〜住民自治と自治体改革の新たな問い直し〜」と題して地域社会が変わると同時に住民も変わるまちづくりについてについて話されました。私には言葉の定義がきちんと理解できていなくて不消化なままに終わってしまった感のある講義でした。
| 角ともこ | - | - | - |
地方の教育
自治体議員情報政策センター主催の全国政策研究集会が「日本はどこに向かうのか?教育・原発」をテーマに京都市の龍谷大学で行われています。

第一日目の今日は「法律と現場から見た教育のあり方」と題して共栄大学教育学部教授の藤田英典さん、「原発事故と防災計画」と題して京都大学原子炉実験所教授三澤毅さんの講演がありました。

藤田さんは、「地元を支える人、この人たちが楽しく学校で過ごすことが必要」と、子どもたちが楽しくおおらかに学業その他の多様な活動に前向きに捉えることができ、それを地域が支援することの必要性を話されました。まさに教育は地方の時代であるとも、学校、教育委員会、地域社会が連携し、保護者・住民の参加と協力による学校づくりを進めていかなければなりません。

この後3つの分科会に分かれて講義があり、私は前大阪府教育長の生野照子さんによる「教育委員会制度 教育の『原点と現状』からの再検討」に参加しました。医師という立場で仕事をしてきた生野さんが教育委員、教育長の体験を通して教育委員会のあり方に感じたことそして今、子どもへの支援活動をする中で感じていることを述べられました。講演の後は藤田教授も参加し受講者との質疑応答がありました。

生野さんは教育委員の選び方、教育委員の役割について疑問を呈され、もっと教育委員会で議論をし、住民、行政との討論の場の必要性を話されました。ときあたかも、松江市では「はだしのゲン」の閉架問題が起きているところでもあり、改めて教育委員会について考えてみる必要性があります。 
| 角ともこ | - | - | - |
天神川水草刈り

NPO自然再生センター主催の天神川の水草刈りと水中生物の観察会が行われ、約50人が参加して、天神橋付近で行われました。

私も水草刈りのお手伝いをしましたが、とってもとってもたくさん生えていてなくなりません。それでも1時間近くもすると水面に見えていた水草はなくなり、作業をした一帯はきれいになりました。

しかし、天神川全体からいえばほんの少しの区間で、とてもこの人数で足りません。行政が音頭を取って市民が参加するイベントとしてやればもう少し広がるかもしれません。そして最後は機械の力で大量に刈る方法でないと川全体はきれいにはならないでしょう。刈った水草は畑の肥料として利用されます。休憩中に回された漬物はこの水草を肥料にし育てられたきゅうりが使われていました。

作業中に採れた魚やエビについて自然再生センターの阿部先生から説明を受けました。ウナギの子どものような小さくて細長い魚はヨウジウオといってタツノオトシゴの仲間なのだそうです。エビや貝類もいて多様な生物が川の中に生息していることが分かります。

皆さんもまた川の中をのぞいてみませんか、そして次の機会には水草刈りにも参加してみませんか。

刈り取られた水草の山。

| 角ともこ | - | - | - |
島根の教育について語る
教育関係の労働組合4団体の代表と知事とのランチミーティングがあり、私も同席させていただきました。

各団体から、教育現場での課題、子どもたちの教育環境の整備など10項目の課題改善に向けた要望を知事に説明され、知事からも一つ一つに考えを述べられました。

特に私学助成に対しては増額が求められているところですが、財政が厳しいことを理由になかなか十分な助成ができていませんが、地方では都会の私学と違い経済的に厳しい家庭の子どもが多く、授業料以外の負担が重くなっています。

また、高校授業料無償化が実現したのもつかの間、政権が代わって所得制限の話が出てきています。しかし、これは子どもたちを家庭の所得で差別するものになりますし、所得の把握や手続きで煩雑になり、その事務負担も大きく、知事から国へ所得制限導入をやめるよう意見具申してほしいとの声もありました。

また、先生にいろいろな事務負担がのしかかっており、その軽減に人員配置を求める声や事務改善を求める声もありました。知事も同感する部分もあり、教育委員会に対して善処を求められていました。

毎年、こういった形で行われていますが、今回も将来の島根を、国を担う子どもたちの教育環境を良くしていくための充実した意見交換となりました。
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花火に歓声
市職ユニオンの専従役員、書記さんたちと水郷祭の花火見物を兼ねた交流会がホテル白鳥ビアガーデンで開かれ、私も皆さんと一緒に楽しませていただきました。バーベキューで日ごろの忙しさを労い、楽しく腹ごしらえした後、松江の夏一番の催しである水郷祭花火大会を楽しみました。

今朝は雨が降り、花火が心配されましたが、午後からは天気も回復し、風が強いものの時間が迫るにつれ弱まってきました。屋上から見下ろすと、見物客がどんどん増え、湖岸にしかれたシートが人もずんずん埋まっていくのが見てとれました。

花火が打ち上げられ始めると、あたりにいた人たちは花火に釘付け、空いっぱいに広がる花火に歓声が上がっていました。私もこの花火の美しさを人にも伝えたく、スマホで撮りつつ花火観賞。十分には撮りえることができませんでしたが、フェイスブックで皆さんにお伝えする中、横から委員長から生で見たらとのお声、確かに、スマホの画面ばかりにらめっこしていてはせっかくの花火も生の迫力を味わうことができません。

今日の風向きからいえば場所的にもよく、音と一緒に花火の美しさと華やかさを満喫させていただきました。
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参議院選挙が終わって
ベアテの贈り物を届ける会で、参議院選挙を振り返って会員がどういう感想を持ったのか意見交換を兼ねて交流会を行いました。

今回の選挙結果を受けて、本当にこれでいいのかという思いは皆さんお持ちです。これから言われている憲法改正、TPP、原発再稼働に突き進んでいくことが懸念されますし、また、現在の課題解決とこれからの社会を考えての社会保障の再構築は待ったなしです。これらの課題解決の議論が本当に国民の意見を聞き入れたものになっていくのか皆さん、危惧されていました。 

また、民主党の期待外れという意見も出てきたところです。生活第一で取り組むはずが、その政策が霞んでしまい、また議論の過程を大事にするあまり党内の意見をまとめきれず、党がまとまっていない印象を強くしてしまいました。そして、雪崩をうったように離党者を続出してしまったこと、政権運営のまずさなど民主党への批判も多く出ました。

だからと言って、自民党でもなく共産党でもない、現実を見据えつつ私たちの生活に視点を置く政党として立ち直ってほしいという意見や政党再編が必要という意見もありました。皆さんこのままではいけない、政治を見捨ててはいけないという思いをもっています。

その思いをここだけのものにせず、さらに広げて大きな声にしていくことがなければ世の中は変わりません。政治家に任せるだけでなく、みんなの声が大きな力となる動きをおこしていくことが必要です。そんなことを私も提案しつつ、議論は白熱しました。

残念ながら、レストランという場所柄、集まったみんなで意見をまとめるという形にはなりませんでした。それでも隣り合わせた数人ごとで活発な議論になりました。
| 角ともこ | - | - | - |