県内調査2日目
昨日に引き続き、県西部の委員会調査を行いました。

最初に、島根県文化芸術センターに行き、「地域づくりと連携した文化施設の在り方」について調査しました。最初にグラントワ支配人の末成弘明さんから施設内を案内していただき説明を受けた後、センター長の澄川喜一先生はじめ施設関係者の皆さんから、施設概要及び事業の取り組みなどについて説明を受けました。


施設開館から9年目を迎えますが、年間来場者数の目標数である30万人を毎年超えており、人口規模数の比較では国内有数の数字を誇っています。

地域の芸術文化の拠点として、皆さんが来場しやすいよう小中学生の入場無料事業や送迎バスの運行などに取り組んでいます。また、皆さんに芸術文化に親しんでもらうために、施設からまた芸樹家の皆さんが地域に出向く出前事業も行っています。さらにはたくさんのボランティア登録して、施設の運営を支援しています。こうした取り組みによって地域に根付いた施設となっています。来年の10周年を機に、さらに地域に根差した施設となるよう取り組み強化の意気込みを語っていただきました。


次に、島根電子今福製作所に伺い、産業技術開発に取り組む企業の調査を行いました。この会社では、発光ダイオードの製造及び応用製品の開発に取り組んでおられ、製造の技術を活かしさらなる技術開発によって国内特許はもとより、中国・韓国の特許も取得し、この技術を活かしたトンネル照明等の超長寿化に従来よりも倍の長時間使用が可能になっています。

今後はそれに伴う箱の長寿寿命化も必要ですが、さらなる技術開発に取り組み、県の支援も受けながら技術開発と販路拡大に取り組んでおられます。
| 角ともこ | - | - | - |
建設業の新たな取り組み
今日、明日は、建設環境委員会の県内調査で石見地域に来ています。今回は、委員会の調査テーマである技術力と創意工夫で地域に貢献する建設産業対策についての一つとして調査に来ています。

最初に伺ったのは、瓦製造で有名な株式会社丸惣です。丸惣さんでは、石州瓦の効率的な瓦葺きを行なう混ぜ葺きの色調調整技術を開発し、色の組み合わせや瓦の使用比率についてシュミレーションできる技術を生かして建物の瓦を葺いています。


また、瓦の製造過程で出てくる規格外の瓦の再利用として、粉砕し敷き砂や敷き砂利として活用しています。また、細かく粉砕したものは壁土としても利用されています。今取り組みが進むソーラーパネル設置の地面の敷き砂として雑草の生えを防ぎ利用が進んでいます。

次に、浜田市へ移動し今井産業(株)が取り組む規格外瓦を再利用したアスファルト舗装について視察調査しました。普通のアスファルトより自然な土の色に近く周りの景色に調和した風景が生まれます。見学した波子海水浴場では舗道の舗装に使われていましたが、風景に溶け込み効果を出しています。

廃棄される規格外瓦を再利用し環境面にも配慮した取り組みが今後も進むよう、公共事業への利用や更なる技術開発によってさらに用途が広がるよう行政からの応援も必要です。
| 角ともこ | - | - | - |
ブックスタートの効果
今日は、高槻市の中央図書館に伺い、高槻市が平成18年から実施しているブックスタートの取り組みはじめ、図書館事業について調査しました。

ブックスタートに取り組んでいる自治体は各地にあります。松江市では10年ばかり前に始めたのですが、財政面から事業を辞めてしまいました。しかし、今スマホはじめ子どものメディア依存が問題となっているとき、幼いときから本に親しむことで読書の面白さ、本を読み聞かせることによる親子のふれあいやコミュニケーション能力を養うなどの効果があります。

さらに、この高槻市から聞いた話によると、この事業が始まったときの子どもが小学校に上がったときに、校長先生から今年の子どもたちはこれまでの子どもと違う、頭を動かすことなく、校長先生の話を聞いている個が多いということを話されたそうです。ブックスタートの成果が現れてきているといいます。ただ、その追跡調査をしたわけではないので、裏づけはないのですが、そのような状況から効果を出ている感じているということでした。

こうした話を聞くと、松江市でも再度取り組むまれることが必要ではないかと考えますし、県内各市町村でも実施できる環境を作っていくことが必要だと考えます。

高槻市は、図書館を市内に7館つくる計画があり、現在5館の図書館、分室や図書コーナーなど設置し、まちごと子ども図書館、移動図書館など図書館事業に力を入れています。また、IT利用による自宅からでも図書の予約ができるようにもなっています。
| 角ともこ | - | - | - |
子どもの人権を守る
松江市議会の議員とともに、関西地域の調査に今日明日の2日間で出かけています。今日は、川西市に伺い、子どもオンブズの取り組みについてお話を伺いました。子どもオンブズの取り組みについての先駆的な自治体で、このところのいじめ問題から視察が多いとのことでした。担当の方も視察を多く受け入れているので、要領よくわかりやすく説明していただきましたし、また、NHKテレビで取り上げられた番組のビデオも使ってていねいに説明してくださいました。

子どもの立場に立って子どもの声を聞く、何よりもそのことが一番大事で、問題解決に向かって子どもに寄り添い、この意見を尊重しながら対応していくことで解決に向かって、関係者へのアドバイスなど行い、子どもが周りの人たちとの関係をつくって安心して過ごせる環境づくりに取り組んでいます。

この取り組みまだまだ自治体に広く浸透していませんし、制度を作った自治体も少ないですが、しかし、県でも秋田県、埼玉県でも制度化していますし、今、滋賀県も立ち上げようといるそうです。その際に問題になるのが、どこまで権限が及ぶのかということです。立ち上げにあたって関係機関との調整が必要で、条例・規則にそのことを明記していかなければなりません。

いじめ問題が大きく取り上げられてから、子どもたちを取り巻く様々な制度が構築されていますが、いろいろなかたちの中で子どもたちの声を聞くことが大事です。そのための1つの制度があるからいいのではなく、いろいろな制度がきめ細かくこどもたちの声を聞くためにあるということが大事です。そして、個々の対応だけでなく、社会としての問題も浮き彫りにしながら、解決に向かっていくことが大事で、川西市の場合も市だけ解決しない課題については、県などへも提言をしてもいます。

話を聞いて、オンブズパーソンや専門相談員などの豊富な人材が必要だということを感じました。専門性を持った人が川西市の場合、周りに大学や専門機関が有り、研究者や弁護士などの人材があるということが大きな利点だと感じました。子どもたちの問題に深く関わるには、やはり専門性を持った人も必要です。川西市の場合、そうした人材が発掘され途切れなく人員が揃えられ15年にもなる制度が続いている要因だと感じたところです。





 
| 角ともこ | - | - | - |
それぞれのケアシステム
飯南町保健福祉センターで「第9回雲南の地域医療を考えるシンポジウム」が開かれ、「それぞれの地域包括ケアシステム、今から実践できること」をテーマに進められました。会場には地域の医療、福祉関係者はじめ、住民や地域外からのの人たちなど200人余りが集まり、ホールに入りきれないほどでした。

最初に「尾道市御調町における地域包括ケア」と題して、公立みつぎ総合病院の沖田光昭副院長から基調講演がありました。御調町では公立みつぎ病院を中心に尾道市との合併前から、医療と保健、福祉の連携に取組み、病院に保健福祉センターを併設し在宅ケアと寝たきりゼロの取り組みを進めてこられました。そこで構築された地域包括ケアシステムについて報告され、御調町の地域包括ケアシステムは、利用者がどんな状態にあろうとどこにいようと、利用者や家族のニーズに多部署・多職種が連携して継続的に応えていくシステムであると述べられました。そして、それぞれの人の、それぞれの地域の地域包括ケアシステムがあり、最初から形をつくって取組むものではないことを強調されました。


その後、雲南地域の3つの公立病院、雲南市立病院、町立奥出雲病院、町立飯南病院からそれぞれの地域包括ケアシステムの取り組みが報告されました。地域包括ケアシステムにどういった形で取り組むのか、地域ごとに課題が山積する中で、沖田副院長から話があったように、個々の成功事例、失敗事例の積み重ねの中で構築されていくものだと感じました。それだからこそ、こうした地域で開くシンポジウムに住民も巻き込み、しっかりと議論されていくことが重要だと感じました。
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くされ縁
応援していただく人から、いろいろと心温まるお話を聞かせていただきます。今日は、腐れ縁、実は鎖縁にまつわるお話。

お話しくださった方は、米寿を迎えようとしている方ですが、その方が小学生の頃、お父様の仕事の関係で神戸に引っ越し、住まいの近くの小学校に転校したのですが、周りには貿易商などお金持ちが多いところで、学校になじめなかったそうです。そんなときに四国からの転校生があり、自分の隣の席になったことから仲良くなり、以来、成人し、結婚し、年老いた今でも変わりなく夫婦共々、彼との親交が続いているとのこと。

この春、たまたま、お孫さんが彼の近くの大学に入学することになり、連絡したところ、彼が住まいを手配してくれるというのでお願いしたら、近くのマンションの一室を購入し、それを貸してくれるというので驚くやらありがたいやらで友人に感謝。彼は苦難の末に起業し、今や何店舗もの店を持つほどに事業に大成功を収めているそうです。今は子どもに仕事を譲り、引退し夫婦で静かに暮らしているのですが、このお孫さんをおうちに呼んで一緒に食事をするのを喜んでおられるそうです。

幼馴染との腐れ縁、本来の意味の鎖縁、切っても切れない縁、まわりまわって縁が続くというお話でした。いろいろな所に縁があり、縁が縁を呼び人生を豊かにしてくれます。その方と私も縁あって、今日の私を応援してくださっています。
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全員協議会
議会全員協議会が開催され、島根県の国への重点要望事項についての説明がありました。これまでの要望に加えて、国民健康保険制度の持続可能性の確保、再生可能エネルギー導入促進と省エネルギー推進、半島地域への支援などの項目が新たに加えられました。

特に、再生エネルギー導入促進と省エネ推進は、地域のエネルギー確保と地域振興に関わる問題で、今、地域でも積極的取り組み始められていることで、政府の積極的な取り組みが求められてます。国にしっかりと要望されることを求めます。

この後の建設環境委員会では、担当部局から重点要望について補足説明と、報告事項の説明がありました。この中で環境生活部からは、隠岐世界ジオパークの周知として5月25日に、くにびきメッセでイベントが開催されること、省エネ推進に向けた新たな計画策定にとりくみ始めること、産業廃棄物減量税の期限が今年度で終了するため、27年度以降についての検討が始まっていること、また、土木部からは公共土木の長寿命化の方針の下、国、県、関係事業者からなる道路メンテナンス会議が開かれ、この協議を通じて道路以外にも応用できるよう検討していきたい旨が報告されました。
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男女共同参画推進サポーター会議
松江地域男女共同参加うサポーター会議が市民活動センターであり、約40人の島根県男女共同参画サポーターに委嘱されたサポーターが集まり、会議が開かれました。

最初に松江市の男女共同参画の現状が報告され、松江市の審議会、委員会への女性の参画率が、平成20年以降30%で推移していること、県内企業の女性の登用は18%で増加しているものの、多くは係長職であること、自治会役員(会長、副会長)、PTAの会長職などはほとんど男性であり、まだまだ女性の参画が進んでいない状態があることなどが報告されました。また、男性の家事、育児への参加もまだまだ低い状況にあり、松江市の男女共同参画が十分に進んでいない状況があります。


その後、サポーターとしてこれからどういうことに取組むのか、活動をどう進めるのかについて、グループで話し合いました。私たちのグループでは、まず身近なところから会合等に誘い、社会活動に押し出していくこと、そして、参加した人が活動しやすいよう支援していくこと、さらには、その人たちが感じた女性の参画を進めることについての考えを、行政や企業へ提言していくことなどを話し合いました。

今日が始めの会議、これから地域でまず男女共同参画を進める活動することです。
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解釈改憲は許されない
今朝、民主党島根県連では、松江駅前で街頭活動をしましたが、今憲法9条がかってに変えられようとしています。

安倍首相は、私的諮問機関である「安全保障の法的基盤の再構築に関する懇談会」の報告を受け、戦後一貫して認めてこなかった集団的自衛権の行使について、憲法解釈の変更に向けた検討を与党に求めました。

憲法の解釈を変え、集団的自衛権の行使を容認すれば、関係が悪化している中国、韓国への影響は大きいと考えらます。隣国の中国、韓国のそれぞれの主張がありますが、お互いの主張のみ言い合っていても関係は改善しないばかりか、さらにその関係を悪化させる要素となるでしょう。

憲法9条があるからこそ、世界の国々は安心して友好的に日本と交流してくれていますし、戦争放棄をうたった憲法を持つ国を評価してもらっています。そして、この平和憲法は世界中の人たちが求めているものでもあります。

その日本で、立憲主義に反する行為が行われれば世界の国々は日本に対して失望するでしょう。集団的自衛権の行使を憲法を変えることなく、閣議決定で憲法解釈を変えようとしていることに、私たちは不安を覚えます。このようなことが許されてしまうと、これからも時の政権によって、都合のいいように憲法解釈を変えられてしまう可能性すら出てきます。私たちは憲法の理念を活かし、人が人として尊重され、平和に生きることができる国であり続けられることを願うのみです。
 
| 角ともこ | - | - | - |
自治体議員フォーラム
民主党自治体議員フォーラムの総会、研修会が東京新宿の京王プラザホテルであり、参加しています。高層ビルが林立する中、まさに都心にいて、党本部の方針、政策が地方の議員、市民に響くのか、そして、私たちがこれからに向かって気持ちを一つにして頑張れる気持ちになれるのか、それが、今回の総会・研修会参加です。 自治体議員にとって、国会でしっかりと論戦を張って、民主党の政策を国民に浸透させて欲しいという気持ちがにじみ出ている意見が出ているように、地方で議員が頑張れるバックアップを求める声は大きくそれに応える民主党になって欲しいという気持ちいっぱいです。
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