市民後見人の活動支援を
質問に立ちました。以前お知らせしたとおり、一問一答方式により、成年後見制度と男女共同参画計画について質問しました。

約800万人いると言われる認知症高齢者や知的障がい者、精神障がい者の後見は今後、ますます必要となってきます。弁護士や司法書士など専門職による後見人だけでなく、市民後見人の必要性も言われていますが、なかなか進んでいません。その市民後見人の養成を県では平成23年から取り組まれ、276人が研修を受講し、そのうち、市民後見人として名簿登録された人が129人、その中から実際に後見人として選任されたのは5人です。

市民後見人が求められている中で、この数字は、市民後見人として活動することが難しい状況があることを表していると思います。その活動を支援する体制がしっかりできれば、市民後見人として選任されるとも言われています。後見人の活動支援を担うのが成年後見センターですが、成年後見センターがそうした役割を発揮するには県、市町村の支援が必要です。成年後見制度が利用されるよう後見人の支援体制を強化していくことが必要です。

もう一つの男女共同参画計画の推進については、この8月に国において、女性活躍推進法が成立し、女性の管理職登用の目標数値設定が国、地方公共団体、企業に義務づけられ、責任ある立場への女性参画が促進されていくものと考えますが、こうした取り組みが今後の男女共同参画の推進につながっていくことを願っています。様々な分野における女性参画の取り組みについて各部局の考えを聞きましたが、幅広く総合的な視点からの取り組みが必要です。
| 角ともこ | - | - | - |
自然を享受できる国
シルバーウィーク中も、安全保障関連法案の廃案を求める集会などの活動が各地で行われています。民主党島根県連でも集会や街宣活動を行っています。今日も街宣車による活動を行いました。

今日は毎日走らせている街宣車の私の当番で、午前中は松江市内を回りました。松江の郊外へ出ると、稲穂が垂れ黄金色に輝く田んぼや稲刈りを終えた田んぼ、稲ハデに稲束を掛ける農家の皆さんの姿も見られ、のどかな風景の中を走りました。あちこちに真っ赤な花をつけた彼岸花も見られ、まさにその名の通りお彼岸に満開になる曼珠沙華に自然の営みに感動します。

毎年、季節ごとに繰り返される自然の営みをこれからも享受できる国でありたいと、戦争法案の廃案を求めて走り回りました。
| 角ともこ | - | - | - |
質問日程決定
今日、議会での質問予定時間が決まりました。9月29日の11時過ぎからの予定で、一問一答方式で質問します。質問は2点、下記の内容で行います。

一つは、成年後見制度の推進についてです。

知的障がいや精神障がい、認知症などによって物事を判断する能力が十分でない人たちの権利を守る成年後見人を選ぶことで、本人を法律的に支援する制度として、成年後見制度があります。この制度を利用することで、高齢者や障がい者の財産の管理や家計の管理、的確な福祉サービス決定などにより安心の生活を保障する制度として市民の認識を深める取り組みと普及が求められています。この点について質問します。

二つ目は、男女共同参画社会の実現についてです。

男女共同参画推進が言われて久しいですが、まだまだ女性の参画は進んでおらず世界的に見ても、世界男女格差指数(ジェンダーギャップ指数)の比較では、昨年は142か国中104位という状況です。あらゆる場への女性参画を進める取り組みが必要ですが、改めて県の今後の取り組みについて質問します。

なお、インターネット録画中継でも質問状況を見ることができます。録画中継はこちらから ⇒ 島根県議会 中継
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地域の民意と議会
今日明日は東京で開かれている自治総研のセミナーに参加、今回のテーマは、地域の民意と議会と題してのセミナーです。兵庫県議会での政務調査費の使途についての問題や東京都議会でのセクハラ発言等、地方議会の信用を失墜するような出来事が続き、今一度地方議会のあり方を問い直す意味でのセミナーとして開催されました。

今日は、テレビでもお馴染みの首都大学東京の准教授木村草太さんと上智大学教授の三浦まりさんの講義でした。木村さんからは、「地方自治の本旨と地方議会・地方公務員」、三浦さんからは、「議会が多様性を反映するには:代表を問い直す」と題してそれぞれから講義を受けました。多数決の意味や住民投票の意味など学ぶところは多々ありましたが、特に、三浦さんの女性の参画についてのお話には、いろいろと考えさせられるところがあり、男性も耳を傾ける講義に我が街でも真剣に女性の参画に取り組まなければならないと感じたところですし、一緒に参加した同僚議員も同意見でこれからの取り組みとして意見を交わしたところです。

民意を生かす議会になるよう議員として努力すべきことに改めて肝に銘じたところです。
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