映画二本
今日は、松江市男女共同参画センター(プリエール)のフェスティバルが開かれ、参加団体がワークショップや展示、販売などを行いました。

このフェスティバルでは、しまね子どもセンターがドキュメンタリー映画「こどものミライ」を午前中に、午後からはベアテの贈り物を届ける会が中心となってドキュメンタリー映画「何を怖れる」が上映されました。

「こどものミライ」は子供に寄り添う独自の幼児教育を実践する保育の日常を通して子どもの姿を描いたものでしたが、子育て経験者の私自身がはたして子どものことをよくわかっていたのかと思わされた映画でした。大人たちが必要以上に手を掛けなくとも子どもたち同士のかかわりの中で育っていく姿、大人は見守る姿勢で接する姿を見てそう感じたところです。振り返ってみれば、忙しさに、つい、こちらから一方的に子どもに接していたこともあったなと思うところです。

「何を怖れる」は70年代ウーマンリブが始まったころに活動を始めた女性たちの当時を振り返りながら語る彼女たちに、道を切り開き歩んできた半生への自負があふれた言葉に励まされる映画でした。彼女たちは男性を敵としているのではなく、社会や制度のあり方に意見を述べ行動してきた人たちです。そんな人たちが私たちの先輩としているということを、私たちは忘れてはいけません。
(写真:映画「何を怖れる」の監督松井久子さん)
| 角ともこ | - | - | - |
今日から11月議会
今日から、11月議会が始まります。恒例の民主県民クラブの朝街宣から始まりました。議員それぞれから今議会に臨む決意を述べましたが、私からは今の安倍政権のような一声を聞かない政治にしないよう、しっかりと弱い立場にある人たちの声を聞癖維持にするために努力することを述べて挨拶としました。

本会議では、知事提出議案18件と議員提出議案「島根県中小企業・小規模企業振興条例」の条例案1件が提案されました。条例案については議員全員による提案につき、直ちに評決に入り可決しました。

これから来月12月18日まで議会において審議が進みます。
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リベラル保守
今日から明日にかけて、民主党自治体議員フォーラムの総会と研修会が開催されています。

民主党岡田代表からの挨拶では、「安倍政権が3年も続けば希望のない国になってしまう。日本の政治のため、野党勢力を建て直し参議院選挙を戦う責任がある」と決意を述べられました。

研修会では、中島岳志北海道大学准教授から「リベラル保守という構想ー安倍政治に対峙するために」と題して講演がありました。早口で一気にしゃべり通すその講義について行くのが精一杯でしたが、出席の他の皆さんも同様なのか、席を立つ人もなく、会場全体が熱心に講義に耳を傾けているという雰囲気が伝わってくるほど熱を帯びた講演でした。

安倍政治が進める権力を背景に上から物事を決めて下ろすやり方は本来の保守ではないということ、そして、その安倍政治に対峙するのは住民、市民の声をしっかりと聞き、それらの声を尊重しつつ、いかに社会保障を広く行き渡らせるかにあり、その政策を実施するのがリベラル保守だと述べられました。であるならば、今、私たちが目指すべき道ではないでしょうか。

 
| 角ともこ | - | - | - |
自治体課題いろいろ
二日目の今日も、市ヶ谷で学習会です。

自治体の政府政策における課題は様々にありますが、地方財源の確保、社会保障問題、雇用問題など、自治労が取り組んでいる課題等についての報告や、江崎孝参議院議員からの国会報告などがありました。

学習会は午前中で終わり、帰りの飛行機の便までの時間、有楽町にある相田みつを美術館に行ってみました。前々から気になっていたのでちょうど良い機会でした。相田さんの書による様々な言葉にしばし、自分を見返す時間となりました。

淡々としかし、力強く生きる力を与えてくれる言葉の数々に力をいただいた気がします。
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自治体課題の解決にむけて学ぶ
自治労議員団連合の学習会が今日明日の二日間、東京市ヶ谷で開かれています。

今日は、「地域包括ケアについて」と「島根の地方創生」の二つの講義がハプニングを交えながらありました。というのは、事前に講師についての告知がなく、当日になって講師の一人は地元の新聞社の論説員であることがわかったこと、そして、もう一人の講師が日程を間違え遅刻くしたため、講義の間に20分の休憩時間が入ったこと等ありましたが、勉強の時間となりました。

島根に関する話は、過去にも遡り改めて自分の地域を見直す機会となりましたが、地元だからこそわかる部分もありつつも、他県の人には、今話題に上る地域創生で注目を集める海士町のことなどもあり、興味深く聞かれたのではないでしょうか。


地域包括ケアの講義は、各地域で取り組む包括ケア構築にむけての考え方のを教示するもので、個々の人のケアを基本に地域で生活していく上で様々な人たちが本人に寄り添い考えて行くことが必要だということ、そのために今ある資源をどう活かし、どう補強して行くかに各自治体は力を出していかなければなりません。効率性、経済性ばかりに目を奪われないようしっかりと注視していかなければなりません。

学習会後は、参加者の皆さんとの交流、そして地元から出てきている人たちと語り合いました。

 
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デマンド交通
調査二日目の今日は、最初に富山県から長野県に移動し、長野県庁へ行き調査しました。長野県が策定した「新総合交通ビジョン」についてお聞きしました。住み慣れたところで最低限の交通確保をめざし、そして、交通結節点につなぐこと県内各地を移動できる交通ネットワークを、さらにはリニア新幹線や高速道の整備によって交流の拡大を目指しています。

県の取り組みをお聞きしたのち、安曇野市へ移動し、社会福祉協議会が取り組むデマンド交通「あずみん」について調査しました。広域合併により地域の一体感を醸成する交通システムの実現を目指して、国土交通省の補助事業を活用して検討会を立ち上げ、アンケート調査、ワークショップなどを通して住民の意向を丁寧に聞き、交通体系の整備に取り組まれました。

「あずみん」は合併した周辺地域内を結びかつ中心部と結ぶ乗合タクシーによるデマンド交通を実施しています。1時間に1本の運行で片道9便往復で18便の運航で、大人300円、子どもや障がい者の皆さんは100円の料金です。30分前までに電話予約で家の前など乗車する場所まで運航し、各便出発15分前には利用者の乗車場所をめぐるルートを事業者に知らせるシステムです。

理事長の熱心な説明に、この取り組みへの熱意が伝わってきます。住民との十分な話し合いに基づいた公共交通体系が作られています。安曇野の豊かな自然の中で暮らすことに誇りを持って、地域で暮らす人たちのために奮闘する人たちにお会いました。
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コンパクトシティ富山
総務委員会の県外調査に出かけています。今日から三日間富山県、長野県で調査を行います。

東京羽田経由で富山空港に降り立つと、真っ青な空に頂きに雪がかかった立山連峰が臨め、空港の紅葉した並木と美しいコントラストをなし、私たちを迎えてくれました。前にも調査で富山市を訪れたことがありますが、こんなに綺麗に立山連峰を見ることができませんでした。富山市の方の話では、なかなかこんなに綺麗に見えることはないということでした。

富山市では「公共交通を軸としたコンパクトなまちづくりの推進について」のテーマで市の取り組みの説明を受けました。富山駅を中心に鉄道を整備し、その沿線にまちを形成していくことで車を使わない人たちが暮らしやすいまちづくりを進めています。そして、周辺で車を使う地域と合わせて生活の場の選択肢を広げるという考え方でまちづくりを進めています。

委員からも様々に質問が出てきましたが、これだけの事業をするには財源が必要です。いろいろな国の補助金制度を駆使して財源を駆使しながら事業に取り組む意気込みを感じました。
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