11月議会閉会
今日で11月議会も閉会です。このところの恒例となっている超党派の女性議員による朝街宣を今朝も行い、一日の議会活動が始まりました。それぞれに今議会で取り上げた女性の視点を生かした課題を報告しました。

今議会で上程された知事提出議案31件のうち、すでに採択した13件を除いた18件と26年度決算認定6件が今日可決しました。また、議員提出議案5件のち4件がすでに可決しており、1件が継続審議となりました。

継続審議となった「ヘイトスピーチ対策の充実強化を求める意見書」については、「国が国で対処すると意思表示しているものをそれ以上のことを地方から求めるべきではなく、今しばらく情勢を注視すべき」と言う理由により継続審議となりました。国が対処するといいながら対処できていない現状に地方から意見を述べているものであり、継続審議はあり得ないと思いますが、委員会の多数決によって決まってしまいました。残念です。
| 角ともこ | - | - | - |
日々の訓練が地域を守る
総務委員会の県内実地調査を今日行い、ふるさと定住財団と消防学校に出かけました。

県内へのUIターンに取り組むふるさと定住財団では、若者の県内就職促進のための情報提供、キャリア形成、企業理解の場の創出、UIターンの促進のための定住総合情報の提供や希望者の受け入れ、活力と魅力ある地域づくりの促進に地域の活性化を担う人たちとの連携支援などを行っています。

定住希望者の定住目的は多様ですし、また受け入れ側の体制も様々な中でどううまく合わせていくか、そうした取り組みに努力しておられる財団です。それには、地域で活動する人たち住民の皆さん、支援する団体や県及び市町村、様々な人や機関との連携が重要で、定住者を支援することは、地域の住民の皆さんの元気にもつながり、活性化につながります。その意味では定住財団の取り組みが、地域のやる気を起こしていくものになります。

消防学校では消防士や消防団員の育成に取り組まれていますが、最近は住居から離れたところで仕事をする人が多い中、消防団員の担い手確保に各市町村は苦慮しており、消防学校でも、宿泊研修を一日の研修にしたり出前講座にしたりしながら確保に努めています。

意見交換ののちに、消防士の消火活動訓練を見学をしました。今年完成した消防活動訓練棟で一般住宅での火災を想定した訓練がされ、要救助者の救助活動や消火活動を見学しました。こうした訓練が地域の防火につながっています。
| 角ともこ | - | - | - |
食の安全はどうなる
民主党島根県連の研修会をホテル白鳥で行いました。「TPP合意 これからどうなる・どうする 食の安全と農業の未来を問う」と題して、佐々木隆博衆議院議員を講師に行いました。

10月にTPP交渉参加国で大筋合意されましたが、その内容は国益に即しているとは言えませんし、国会決議も反しています。「影響は限定的」といいますが、その限定的なところでは大きな影響があり、農業への影響は大きいといえます。安倍首相は豊かな田園風景は守るといいますが、果たして農村は守れるのか多いに疑問といいます。

食の安全面から言っても、食品の表示に特段の変化はなく日本は守ると政府は言いますが、必ずや米国は迫って来るだろうと言われます。どこまで食の安全が守れるか不安です。安全性の低い食品が安く入ってくれば、所得格差が進む日本にあって、買わざるを得ない人たちの健康を害することも懸念されます。

合意内容を早急に明らかにし、問題点を国会で議論され、私達の生活がどうなって行くのかを示してほしいと思います。そのためにも、議論できる国会にするためにも、来年の参議院選挙で捻れができるよう私達の声を届けてくれる議員を送り出すことです。
| 角ともこ | - | - | - |
国土強靱化計画
今日は、常任委員会の開催日で、私は所属する総務委員会に出席し、委員会付託議案の審議と各所管部局からの報告事項について審議しました。この中で、政策企画局から報告があった島根県国土強靱化計画の素案について、議論が集中しました。

この計画は、執行部の説明によると、あらゆるリスクを見据えつつ、どんなことが起ころうとも最悪な事態に陥ることが避けられるような「強靱」な行政機能や地域社会、地域経済を事前に作り上げていこうとするもので、「強くしなやかな国民生活の実現を図るための防災・減災等に資する国土強靱化基本法」に基づき、県は地域計画を策定するものです。

そのため、自然災害の種類や規模に関わらず、災害発生時に想定される最悪のリスクを回避するための「平時」に必要な県の施策について、現状の評価結果(脆弱性評価)に基づく今後の取り組み方針をまとめられました。何よりもこの計画を策定すると、取り組み実施の際に国の交付金等の交付判断に一定の配慮が与えられるというものです。

ただ、施策分野や施策別の優先順位付けは行わず、各施策の中で必要に応じて重点化や優先順位付けを行うというもので、各部局にまたがる防災に向けて施策の弱い部分を列記したことによって、何がより脆弱なのかがわかるのに、何を優先的に取り組んでいくのかについては、この計画の中では行わないという説明に私は納得できないものがありました。

この点については、ほかの議員からも質問で出ましたし、この計画の位置付けも曖昧でわかりにくいという意見もありました。今年度3月に計画決定され、新年度予算に反映するとのことですので、これからも注視していきたいと思います。わざわざ、強靱化計画と言わないでも、防災計画や総合計画の中で必要な取り組身を進めて行けばいいと思うのですが、国の法律に従わない訳にもいかずというところでしょうか。
| 角ともこ | - | - | - |
命の大切さを伝えるバースディプロジェクト
今朝は、連合島根の皆さんと労働相談ダイヤル周知の街宣活動を行いました。霧の濃い朝でしたが、道行く人たちからの声援を受けながらの街宣でした。昨日の議会での質問はじめ、議会で議論されている課題も織り込みながら話をいたしました。

議会では、追加議案の上程で、給与改定に伴う条例改正と補正予算案、そして、JR三江線について国の対応を求める意見書、森林吸収源対策の財源確保を求める意見書、議員報酬等に関する条例改正の議員提出議案が審議され、委員会審議を経て、すべて可決成立しました。

その後、監査委員協議会では今後の日程を協議し、1月の行政監査日程を決めました。また、2月の定期監査日程も示され、来年も忙しくなりそうです。

午後からは、文教厚生委員会の参考人招致による島根県助産師会が行っているバースディプロジェクトについての意見聴取がありました。私は委員外議員として参加し、お話を聞かせていただきました。助産師会で取り組んでいた、青少年を中心に命の大切さを、出産をテーマに伝えるバースディプロジェクトが、昨年から県の委託事業となったことを機に取り組みや成果について報告してもらいました。

不幸にして、10代で妊娠したり望まない出産をしなければならない状況がこのプロジェクトを通じて減ってきてはいますが、完全になくなってはいない状況に、こうしたプロジェクトがすべての思春期の子どもたちに行われることが必要で、委員からも予算の増額が求められましたし、私からも市町村との連携で進むことを求めました。

助産師さんたちの努力で、子どもたちに命の大切さが伝わりつつあることに感動し、さらに事業が進むことに関係者の努力を期待します。
| 角ともこ | - | - | - |
質問に立ちました
今日、一問一答形式による一般質問に立ち、通告していた、○孤立無業者への支援(生活困窮者自立支援事業等)について  ○主権者教育について ○出雲空港保安検査場の混雑解消について の3点について質問しました。

生活困窮者の自立支援には、相談者の自立に向けての支援プランを作成して支援を行っていくこととなっていますが、まだ、十分に市町村では取り組めていない状況です。支援者の力量が問われる事業で、市町村で取り組むには、研修などを通して事業の習熟を図ることや経験を積んでいくことが重要ですし、県のサポートも必要です。特に、相談者が来るのを待っているのではなく、相談があれば当事者のところに出向き、信頼関係をつくり寄り添って支援のネットワークをつくっていくよう求めました。

また、選挙年齢の
18歳引き下げについては、来年の参議院選挙から実施されますが、それまでの学校でどのように取り組むのかが大事ですし、その後の主権者教育も必要です。教育の政治的中立が求められていますが、教師の皆さんが不安なく指導ができる体制づくりも必要で、教育長にそのことを求めました。

出雲空港の保安検査場の混雑解消には、観光客の皆さんに最後まで気持ちよくかえってもらうためにも、関係団体と協議し解決に向けて取り組むよう知事に求めました。

質問に取り上げた課題の解決が進むよう、今後とも注視していかなければなりません。

なお、質問の詳しい内容については、島根県議会のホームページで明日以降、録画中継でごらんになれます。
| 角ともこ | - | - | - |
質問戦始まる
今日から質問戦が始まりました。民主県民クラブの恒例の県庁前の朝街宣で今日も始まりました。

今回も、私は一問一答方式による一般質問を行う予定です。今日夕方、質問順が決まり、私は質問戦最終日の12月8日(火)10時からと決まりました。今回は、以下の内容で、3点について質問に立つ予定です。


1.孤立無業者への支援(生活困窮者自立支援事業等)について
生活困窮者自立支援法が施行し、各市町村で支援事業に取り組んでいるが、生活困窮に陥る原因の解明と解決に向けた取り組みは、支援者が当事者の信頼関係を構築し、当事者に寄り添い、根気よく丁寧に解決の道を切り開いていかねばならない。その取り組みについての県の考えを質す。


2.主権者教育について
18
歳に選挙年齢が引き下げられ、来年の参議院選挙がその最初の選挙権行使になる。それに向けて、選挙そして政治への関心を深めるとともに、主権者としての教育の実施が求められている。その取り組みについて聞く。

3.
出雲空港保安検査場の混雑解消について
出雲空港では発着便の関係で時間帯によっては混雑し保安検査場に長い列ができることがある。利用者のみなさん、特に観光客のみなさんがいい思い出を持って帰途についていただくためにも混雑解消への取り組みを求める。

以上について質問いたしますので、時間のある方は傍聴にお出かけください。また、インターネットで中継もしていますし、翌日からは録画で見られますので、ご覧ください。 議会中継はこちら

 
| 角ともこ | - | - | - |