大阪から広島

昨日から今日にかけては、島根事務所の監査です。昨日の午後は大阪事務所の監査を行い、その後広島へ移動し、今日午前中には広島事務所の監査を行いました。

 

県には、県内だけではなく、県外にも地方機関を持ち、県の事業振興の出先として県職員の皆さんが働いておられます。どちらの事務所においても仕事は多伎にわたり、大変だという印象を受けました。特に今、定住や交流人口の増加が地方の命題となっている中で定住促進や企業誘致、観光振興などに走り回っておられます。

 

大阪事務所は関西地域及び中京地域を、広島事務所は広島を中心として岡山、山口、そして四国・九州地域を管轄としています。専門の嘱託員の人たちと一緒になって企業誘致に取り組んでいます。

 

また、メディア等を活用しながら活発に情報発信をして観光地の情報、特産品の紹介等、島根の魅力発信も熱心に取り組まれています。そして、本庁の商工労働部、農林水産部等の関係部局、あるいは定住財団等と連携をはかりながら事業推進に勤めておられます。

| 角ともこ | - | - | - |
安心できる子育て環境づくり

文教厚生委員会の県内調査が松江市であり、委員外として参加しました。「安心して島根で子どもを産み育てる環境づくりに向けて」をテーマとして調査が進められており、今回は松江市にある通信制学習センター、母子生活支援施設、児童クラブの3施設に伺い調査しました。

 

最初に訪れたのは、宍道町にある通信制学習センター「こころの宝石箱」宍道校舎です。ここは、既存の学校では自分の思いが達成できない子どもたちが、自分のペースに合わせて学習し、人間力を向上させていくことに取り組む学習施設です。この日は、国語と歴史の授業が行われていて、私たちも一部を参観しました。

 

授業やイベントを通して自分の才能を発見し、また、体験を通して自分を見つめ直し、いろいろなことに挑戦しながら友人をつくっていくという教育方針で運営されています。最近は小中学生のフリースクールも開校しておられ、不登校の子どもたちの居場所として学びの場として子どもたちの育ちを支援しています。

 

次に訪れたのは、最近改築された母子生活支援施設「島根東光学園」です。配偶者のいない女性とその子どもを保護し、自立を支援する施設です。現在12世帯の母子が入所しており、生活の自立に向けて心のケアや子育て、就労の支援を受けています。

 

最後に、竹矢児童クラブを訪問し、児童クラブの運営や子ども教室との連携について伺いました。小学校に併設する施設は学校との連携や、児童クラブや子ども教室の運営は地域との連携など、様々な人たちの関わりと良好な関係を築くことの必要性をお聞きしました。

また、指導員の処遇改善の必要性を現場の声として挙げられました。

 

今回の調査をもとに、より良い子育て環境がつくられていくことになるよう、議会としても取り組んでいかなければなりません。

| 角ともこ | - | - | - |
これからが大事

参議院議員選挙は、改憲勢力が3分の2を超える結果に終わってしまいました。安倍首相が選挙中には触れなかった憲法改正に着手するという事態になってしまいました。これからの国会での論議、そして世の中でどういった議論になるのか、しっかりと見守っていかなければなりません。

 

選挙区は残念ながら、福島さんを当選に導くことが叶いませんでした。合区ゆえか、鳥取県に比べて島根県側は大差をつけられてしまいました。島根県民の中での知名度の低さに加え、島根の人をという意識が働いたのか、私たちの取り組みが浸透しきれなかったことは否めません。

 

しかし、これからが大事です。市民が憲法改正について議論の場をつくり、どういった内容の改正議論がされているのか、その議論の内容によって、これからの私たちの生活がどうなっていくのか、真剣に議論すべきときです。確かに合区の問題は、憲法改正によって各県代表を作る道を開くのかという憲法に触れる問題もあります。

 

いまある課題をどう克服するのか、憲法改正による道を選ぶのかどうか、丁寧な議論が必要です。昨年の安保法制の議論のように、国民がよくわからないという中で強行に推し進めるようなことがないよう、しっかりと見守り、議論の場をつくりましょう。

| 角ともこ | - | - | - |
選挙に行こう

岩田ひろたか議員が、午前8時から午後8時までの12時間、松江駅前で選挙に行こう街頭演説を行いました。

 

投票率が年々下がる選挙、前回の総選挙では、自民党への投票率は全有権者数の25%です。4分の1の支持でこの国の行く末が決められていくことに何もしないでいいのでしょうか。政治に期待しないからと言って選挙に行かなければ、ますます政治は私たちの手から遠ざかっていきます。

 

私たちの目線での政治を実現するためにも、自分の声を届けてくれる人として、自分と考えが近い人を選ぶ選挙に行こうではありませんか。選挙に行かなければ有権者の目から政治が遠ざかり、政治の質は下がっていきます。力が弱い人でも1票の積み上げが政治を動かす力になります。ぜひ、選挙に行きましょう。

 

私も少しの時間だけでしたが、街頭演説に参加して、皆さんに選挙に行こうと訴えかけました。

 

| 角ともこ | - | - | - |
コミュニケーション支援の輪

日本ALS協会島根県支部の定期総会が、いきいきプラザであり来賓として出席しました。

 

総会後、島根大学総合理工学研究科助教の伊藤史人先生の「コミュニケーション支援技術とQOL〜あるSMA女性の例をあげて〜」と題して講演がありました。ITを駆使してコミュニケーションをはかる患者さんたちの活動を実際に見せながらの講演で、ほとんどの動作機能が失われるALS患者さんがわずかに動く目や指先の機能を使って、意思を表現できる技術を向上させることで、生活環境をよりよくしていくことができるということを伝えてくれる講演でした。

 

患者さんにとってコミュニケーションが大事だが、そのカギを握っているのは支援者だという先生の発言は、いかに患者さんの視点に立ってコミュニケーション環境を整えることができるかにかかっていると感じました。そして患者さんのコミュニケーション環境が整えれば生活環境もより向上していく、そのことにいかに支援の輪を広げていくかにあります。

 

 

| 角ともこ | - | - | - |