LGBTについて学ぶ

スティックビルで、紫の風が島根県の受託事業として開催した人権学習会「LGBTって、何?〜LGBT法があれば〜」がありました。

 

第一部では、石原美和さんによる山本周五郎作「菊千代抄」の朗読がありました。そして、第2部では、LGBT法連合会共同代表の原みな汰さんの講演がありました。

 

LGBTとはレズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダーという性的指向・性自認が非典型な人々の頭文字をとったもので、同性愛者、性同一性障がい者など性的少数者の総称です。

 

オリンピック憲章でも性的指向による差別を禁止しています。今回のオリンピックでもメダリストのレズビアンが結婚を申し込まれたことがニュースとして流れていました。この学習で知りましたが、オリンピックでは男女をどのように判別しているのかという問いがありましたが、DNAで判別しているのではないかと私は思っていたのですが、実はホルモン値で判別しているそうです。遺伝子でも判別しにくいものがあるそうです。

 

今回の学習会はずいぶん勉強になりましたし、すでにLGBT当事者が抱える悩みの解決に具体的に動いている自治体や企業もあり、島根県でも考えていかなければならない課題です。

 

 

| 角ともこ | - | - | - |
久々の政治スクール

今回の政治スクールは、参議院選挙があったため、2か月休講となり、久々に円先生や受講者の皆さんとお会いしました。皆さんそれぞれに選挙戦に携わり、悔しい思いもあり、一仕切り選挙の話となりました。

 

講義は、第一部が「地域包括ケアについて」と題して厚生労働省老健局総務課企画官の尾崎守正さん、第二部が「ナショナリズムについて」と題して一水会元代表の鈴木邦男さんでした。

 

地域包括ケアについては、在宅ケアへと転換していく中でいかに地域にある資源を活用し、医療や介護、地域住民などがどのように連携してサービス体制を構築していくかにかかっています。これから介護保険制度の見直しも進められる中、安心して老後が過ごせる環境づくりに国を挙げて取り組まなけれなばならない課題です。

 

鈴木さんは日本会議の形成過程からの話をしながら、今の安倍政権の政治について語られました。三島由紀夫の話も引き出しながら愛国心についての話など興味深いお話でした。

 

 

| 角ともこ | - | - | - |
平和的解決へ

連合島根が主催する「第10回竹島の領土権確立を求める集いin松江」が開かれました。連合本部、連合中国ブロックも一緒になって実行委員会をつくり、毎年開催され、会場はいっぱいに各地からの参加者が集まっていました。

 

不法占拠されている竹島を領土権確立に向けていきたいと平和的な解決を求めて取り組むもので、国民の関心を深め政府による解決がはかられることを願っての集会です。今回は、島根県竹島資料室の啓発推進員の伊藤博敏さんから島根県の取り組みについての報告後、島根県竹島問題研究顧問で松徳学院高校教諭の佐々木茂さんの講演がありました。

 

この中で、よく報道等で使われる韓国による「実効支配」というのは間違いであって、「実力支配」「不法占拠」というべきであるということを話されました。実効支配というのは、国家の主権が及んでいる領土に対して、その主権が有効に行使されている状態をいうのであって、竹島に関してはこれは当てはまらない。正しい理解を深めるためにも、竹島問題への関心を広く国内に広げ、平和的な解決に向かって行くことを望んでいるということを話されました。

 

日本の排他的経済水域にある竹島問題が平和的に解決され、隠岐島民の皆さんが漁業を安全に出来るようになることを願っています

| 角ともこ | - | - | - |
子ども支える場、保育園

全国保育団体合同研究集会に全国各地から4000人が集まり、くにびきメッセで今日から3日間の日程で開かれています。

 

オープニングは開催地島根県の子どもたち、保護者、保育関係者によるホーランエンヤをアレンジした歌と踊りで歓迎のパフォーマンス、みんな大いに盛り上がっていました。

 

開会のあいさつに続き、早速オープニングフォーラムに入りました。この中で、若い保育士の離職の問題が取り上げられていましたが、その背景にある賃金等の処遇の問題はもちろんのことですが、保育士の専門性をあげていくこと、それは経験を積んでいく中で専門性は培われていくこと、また職場内あるいは地域内の保育士同士、さらには保護者とのコミュニケーションを深めることなどの必要性などが事例を交えて報告されました。

 

今、保育所の整備が進んでいますが、一方でそこで働く人、預ける側の保護者など意識を高めることや環境を整備していくことも必要です。

 

家族の幸せ、子どもの幸せ、保育士の幸せを実現する場が保育園、そして広くつながり、垣根を越えて子どもを支えることができる場にしていくことの大事さを訴えられました。保育園が子どもを支えるより良い場になるよう、みなさんの努力を応援します。

| 角ともこ | - | - | - |
北海道を後に

3泊4日の総務委員会の調査も終わり、今出雲直行便の中です。機内Wi-Fiを利用してブログを書いています。便利になりました。

 

今日は、北海道庁で道内の地域交通網整備に向けた取り組みについて調査、しかし、この直行便利用のため時間があまりなく説明を受けて簡単に質問を終えるという状況でした。各道内市町村がデマンド交通や路線バス整備に取り組んでいますが、やはり採算性が課題となっていることを感じました。利用に向けた取り組みが課題ですが、観光などと結び付けて利用促進を図っていくことが大事だと思いました。

 

観光客誘致や地域内の人たちの日帰りツアーなど、あらゆる資源を活用して利用を図ること、そしていかに住民の利便性を図るか知恵を絞っていかなければなりません。今回の調査が県の政策に活かされるよう取り組んでいきます。

| 角ともこ | - | - | - |
にこっとバス

調査三日目の今日は、3月に開通した青森と函館北斗を結ぶ新幹線に乗車して移動し、北海道ニセコ町へ行き調査しました。ニセコ町では、乗客が減る路線バスへの対応など地域内交通の整備に取り組み、必要な人が必要なときに利用できる予約制ドアツードアで運行する乗り合いバス「にこっとバス」を実施しています。昨年調査した安曇野市と同じような形で予約をした家庭を周り乗客を乗せ、目的地まで運ぶものです。

 

ニセコ町は世界的にも有名なパウダースノーのスキー場があり、外国からのスキー客も増え、また、夏場の観光客も多く、移動人口の増加とそれを支える第三次産業に従事する人により人口はここのところ増加までには行かないものの維持されています。その中でのにこっとバスの運行は利用者も多く、現在の2台から増やしたいところですが、財政負担も多くなるところから、そういった面も考えつつ、地域交通の確保に向けて取り組まれています。

 

住民の要望にどこまで応えるか、住民自治を標榜するニセコ町として、どのような地域交通網整備されるのか、今後も注目したいところです。

 

夏休みのこの時期、ニセコ町には家族連れや外国人が訪れており、自然を活かしたスポーツや温泉を楽しむ人で賑わっていました。島根にある中山間地域研究センターの研究成果を活用しているという町長の話もありましたが、島根としてもニセコ町の移動人口の増加で人口維持している町の姿も参考にしていきたい町です。

 

ここから、明日に調査にむけて札幌に向かいました。

| 角ともこ | - | - | - |
地域公共交通網形成計画

調査二日目の今日は、八戸市役所と青森県庁へ伺い、それぞれの地域交通政策について調査しました。

 

東北新幹線八戸市駅が開業後、入り込み客が増加している八戸市は駅から中心街までは6キロ離れており、そこを結ぶ公共交通の共同運行、幹線軸路線の整備はじめ公共交通政策に積極的に取り組んでおられます。特に路線バスの料金上限設定により運賃の低廉化や競合する路線バスの等間隔運行を実現されており、市民目線の地域交通の整備に取り組まれています。また、路線バスを利用した日帰りバスパックにより利用客の増加に取り組まれています。


青森県では市町村内の地域交通の整備はそれぞれの自治体で行うことを基本に、広域交通の整備は県が役割を担いネットワークの構築と、維持・運営可能な公共交通基盤の構築に向けた交通網形成計画を策定し取り組んでいます。県が補助する路線網を再編し効率化をはかり利便性を高めるよう今後路線の整備などに取り組まれます。

 

地域交通網整備に熱心に取り組まれている自治体の状況を勉強させていただきました。

| 角ともこ | - | - | - |
六ヶ所村へ

総務委員会の県外調査で青森県に来ています。総務委員会の調査テーマである"地域交通の確保"を昨年から県内外で調査を進めています。その一環で、今回は新幹線が北海道まで延伸して開通した地域の地域交通の変化などを調査するために、青森県北海道を調査します。それに加え、島根原発の廃炉計画で問題となってきた使用済み燃料の処理について六ヶ所村で調査することになり、今回の調査に合わせて行うことになりました。

 

広大な敷地にある日本原燃株式会社の再処理工場や中間貯蔵所などがあります。PRセンターで説明を受けた後、低レベル放射性廃棄物埋設センターを見学しました。一号、二号の埋設所にそれぞれに15万本のモルタル充填で固められた廃棄物を入れたドラム缶が、厳重にコンクリートで固められた箱の中に詰められ、埋め立てを待って状態を見ました。埋め立てが終われば、雨水等の排水の検査を続けながら放射能の低下を見つづけていくことになります。

 

次に、再処理工場がある地域に移動し、使用済み燃料貯蔵プールや高レベル放射性廃棄物管理センターを見学しました。全国の原発から運ばれた使用済み燃料は今貯蔵プールに満杯となっており、2018年上期稼動予定の再処理工場にてガラス固化が進めば、使用済み燃料の処理が進みます。

 

一方で、再処理によって作られるモックス燃料の利用が進むのか、そこにはまだ課題があると思っています。原燃の方はヨーロッパでの使用実績からも問題ないという見解でしたが。

 

いずれにしても、今後も原発が動きつづけるという考えのもとに進められている再処理です。そして、高レベル放射性廃棄物の中間処理は六ヶ所村で行われますが、その後の最終処分場は決まっていません。課題は解決までにはまだまだ時間がかかりますが、とりあえず中間処理も進まなければ、使用済み燃料は原発の燃料プールにおかれたままとなります。

 

いずれにしても、今回の六ヶ所村での調査は勉強になりましたし、現状を認識するいい機会となりました。

| 角ともこ | - | - | - |