県議会閉会

今日で11月定例議会が閉会します。今朝も恒例となった県議会女性議員3人で朝街宣を行いました。それぞれに、今議会で取り上げた質問内容について報告しました。

 

今定例会では、国の経済対策に関わる補正予算や職員給与改定に伴う条例改正など35の議案が提案され、すでに会期半ばで可決したものを含め、本日すべて可決しました。また、9月議会に提案されていたH27年度決算認定に関わる議案6件もすべて可決されました。

 

知事は閉会に当たり、財政が厳しくなる中、地方版総合戦略などの事業を進めていく上で国の財政措置を求めていくとともに、地方交付税の影響について、国の動向を注視しながら予算編成を進めていくと述べられました。閉会後、会派全員で、県庁前で閉会の報告をしました。

 

また、会派で来年度予算編成に向けて、知事に要望書を提出しました。今回は前年の要望にさらに加え、56項目を要望しました。状況の変化に加えたものや、新たにジビエの活用、空き家対策、国立公園の魅力発信、奨学金の充実、スマホ対策などを加えました。

 

知事からはよく担当部局と協議し、実現できるものは実現していきたいと述べられました。財政が厳しい中ではありますが、県民生活の向上、地域の活性化に向けて努力してほしいと思います。

 

 

 

| 角ともこ | - | - | - |
県立大学に期待する

今日の総務委員会では、島根県立大学浜田キャンパスについての参考人聴取を行いました。県立大学では、本田学長はじめ大学院、北東アジア地域研究センター(NEARセンター)に関わる先生方がお出かけになりました。

 

大学側からは、大学院教育、研究、NEARセンターのどの取り組みについても説明を受けました。委員からいろいろと質問が出ましたが、その中で、地域連携にもっと力を入れてほしい、地域に研究成果が活かされるような取り組みをしてほしいというような要望が強く出ていた様な気がします。

 

先生方も一生懸命取り組んでおられますが、なかなかそれが見えてこないことからの意見です。北東アジア研究の地の拠点を担う大学として開学されたことから、北東アジア地域の研究成果は出ていますし、その地域からの留学生もたくさん来ていますが、残念ながら地元からの学生は大学院には少なく、グローカル人材の育成もまだまだ十分ではない気がします。

 

これからさらに地域連携に力を入れてほしいと思いますし、県も県民に期待される大学にこれからも進んでいってほしいとお思います。

| 角ともこ | - | - | - |
戦争をするのか

中日新聞社の論説委員をなさっている半田滋さんをお招きして、講演会を民進党島根県連の主催で開きました。

 

集団的自衛権を容認する安保関連法を国民の理解が十分に得られていないといいながら、強行採決してまで成立させ、南スーダンに駆けつけ警護の任務を負わせた部隊を派遣した安倍首相、何を考え、何をしようとしているのかについて話をしてくださいました。

 

派遣されている現地は、これから乾期に入り、武装勢力の動きが活発化するときで非常に危険な時期にあるにも関わらず、このような任務を負わせて、万が一、相手を銃撃し負傷させたときには、自衛隊員は刑法で裁かれることになります。自衛隊は軍ではないので、軍法がありません。いくら任務とはいえ、人を傷つけたことに対してうやむやにされることはありません。自衛隊員はどうなるのでしょうか。そんなことも定かでない中での派遣です。

 

そんな話も聞き、自衛隊員を犠牲にしてまで、アメリカにいい顔したいのでしょうか。もっとやるべきことがあると思うのですが。

| 角ともこ | - | - | - |
総務委員会

今日は総務委員会です。

 

委員会付託された議案及び請願の審議と各部局から報告がありました。この中で、以前採択された「日本軍『慰安婦』問題への誠実な対応を求める意見書」の撤回を求める請願について審議しました。この問題は当時の橋下元大阪市長が慰安婦問題について政府見解を否定するような発言があり、今後このような公人が女性の人権を侵害するような発言をし、政府見解を否定するような行為がないよう政府の誠実な対応を求め意見書を採択しました。

 

この問題について、当時の政府や軍が関与したことについてはいろいろ見解が分かれるところですが、しかし、戦時下において慰安所が設置され、女性の人権が侵されることがあったことは間違いなく、今後二度とこのようなことが起きないようにするためにも、意見書を議会で採択したところです。そういった経過を考えると、以前採択した意見書の取り下げはできないと考え、不採択の意見を述べました。

 

最終的に、多数決で不採択となりました。この問題について河野談話として政府見解は揺るぎないものと思っています。今、戦時下にある国では女性の人権が侵害される状況があり、今後二度とこのようなことが起きない環境をつくっていくことが大事だと思います。

 

 

 

 

| 角ともこ | - | - | - |
自死をなくす

今日から一般質問は、一問一答形式による質問です。今日は5人の議員が質問に立ちました。中でも、最後に質問に立った高見議員の自死対策についての質問は、私もこれまで取り上げてきましたが、改めて自死対策の取り組みを求めるものでした。

 

諸外国に比べて、自死の多い日本。一時、年間3万人もの人たちが自死で亡くなり、国も自死対策を講じてきましたが、減少しているとはいえ、依然多くの人が自死によって尊い命を絶っています。ニュースでは絶えず、過労による自死や、いじめによる自死を報じており、自死に至った原因となったいじめやハラスメント、長時間労働による過労などへの対策が求められています。

 

自死を他人事でなく、自分や家族にも起こりうることだという意識を持って、みんなでこの問題の解決に取り組んでいかなければならないということを、高見議員の質問によって、私だけでなく議場に居合わせた人たちみんなが改めて確認したと思います。

| 角ともこ | - | - | - |