蕎麦打ち

安来市上山佐にある体験交流施設やまびこで、日本寧夏友好交流協会の交流事業の一環として、寧夏から来ている留学生とともに蕎麦打ちをしました。今日は東京でも交流会が開かれている関係もあり、参加者が少なかったですが、楽しく学生たちと、そして協会会員同士も交流をしました。

 

交流施設やまびこでは、協会地元の方が講師になって蕎麦打ちを指導してくださいました。私は初めての体験でしたが、学生のなかには、うどんをうったことがある学生もいて、上手にこねていました。最後に茹でてみんなで会食しながら、今後の日程等の予定や寧夏訪問について意見交換しました。

 

| 角ともこ | - | - | - |
一億総活躍って誰を幸せにするのか

ベアテの会の学習会がありました。今回は、小川洋子さんから「一億総活躍社会ってホント? それは誰を幸せにするのか?」と題して講演いただき、一億総活躍の本質にせまりながら男女共同参画と女性活躍推進の違いについて皆で考えました。

 

小川さんからは、一億総活躍プランの文言の矛盾点を取り上げながら、一億総活躍や女性活躍も一人ひとりの幸せのための人権政策ではなく、強い国づくりのために活躍を強制する経済政策であるとして、女性を安く便利に使い倒すような施策や取り組みにはNOを。と締めくくられました。

 

安倍首相は労働者人口が減少していく中、誰もが活躍する社会をつくり、経済成長を加速することで強い経済を実現すると言っているのですが、その中身を丹念に見れば、果たして一人ひとりを大切にする社会なのか、女性が本当に活躍できる場なのか、単に働き手が少なくなって来ているなかでの補助的な働き手として女性を活用しているのではないか等、さまざまな意見が出てきて尽きることなく、それぞれに日常のことなどと照らし合わせながら意見交換しました。

 

聞こえがよい言葉に惑わされず、中身を深く見る目を皆で養わなければなりません。

| 角ともこ | - | - | - |
主権者教育の授業参観

北高で行われている主権者教育を参観しました。2年生文系クラスの皆さんの授業で、担当の武藤立樹先生のほかに、島根県弁護士会の佐藤力弁護士と東京大学法科大学院の皆さんも加わっての授業でした。


私が聞いても勉強になる授業で、成人とは何歳からということをテーマに、各国の例や少年法などの法律の適用年齢の話を法科大学院の学生が生徒たちとやり取りしながら講義をされました。


また、講義の内容をもとに、グループで話し合い、生徒たちも積極的に意見を出し合ったり、また発表したりする姿を見させてもらうなど、主権者教育の授業参観をさせてもらいました。

 

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説明責任

今日の地方創生・行財政改革調査特別委員会では、冒頭委員長から今般、政務活動費の不適切な支出等で問題となっていることについて、皆さんに迷惑をかけているとして陳謝されました。

 

しかし、この問題に対してきちんと説明責任を果たしていないのではないかと、大国議員から発言があり、私も同様に県民が納めた税金の使い道に関わる行財政改革について審議する委員会の委員長であることからしても、県議会に対する県民の信頼感を回復するためにも、きちんと説明責任を果たすべきではないかという意見を言わせていただきました。

 

説明責任を果たしているという森山委員長は一旦休憩を入れた後、記者会見をするということを表明され、委員会の審議を再開しました。

 

審議終了の最後に私からは、会見は今議会会期中にされるよう求めて終わりました。いつされるのかは、明確にされませんでしたが、県民からは、森山議員だけでなく県議会に対しても不信感をもたれており、信頼回復のためにも森山議員に早急に説明責任を果たされることが必要です。

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憎しみを超えて平和を築く

市民活動センターで島根県母親大会連絡会の主催による講演会がありました。この講演会は、加納美術館名誉館長 加納佳世子さんによる「恒久平和を希(ねが)って〜画家 加納莞蕾〜」と題しての講演でした。

 

加納佳世子さんの父 加納莞蕾さんは、画家であるとともに、戦後フィリピンで戦争犯罪委員会の軍事法廷にかけられた日本軍の捕虜の皆さんの釈放を求めて活動された人です。戦後、当時のフィリピンのキリノ大統領や関係者に何通もの書簡を送り、戦犯の釈放を実現させました。

 

キリノ大統領は、大戦で妻子や親せきを日本軍に殺された人ですが、その憎しみを超え「許し難きを許し」、日本との友好関係を築いた人です。キリノ大統領は、戦犯の赦免にあたって、「私の子どもや国民が、やがては我が国の恒久の利益の友となるかもしれない国民に、私から憎悪を受け継がしめないことを欲するが故に、これ(恩赦)を行うのである」との声明を出しています。

 

そのキリノ大統領の決断に関わった人がこの島根にいたことに、今日の講演を聞き感動しました。そして、その父を持つ加納佳世子さんもまた、そのお父様の信念を受け継ぎ、教育に生かしてこられた人であるということも知りました。

 

加納莞蕾さんの生き方を参考に、私たちも平和について考えてみるいい機会となりました。

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広報部

今日の総務委員会では、組織改編について議論になりました。一般質問の中でも、4月に組織改編によって、総務部が創設されるのですが、現在、政策企画局にある広聴広報課を取り出して、広報部にし、広報室と県民対話室を置くというものです。

 

これまでも、政策企画局の機能を強化して、部局による縦割りに拘らない横断的な政策企画、立案を求めてきたところですが、その中にあっての広聴広報だと私は認識していました。他の議員からも、広報部設置の明確な意図が見えないと議論になりました。政策企画から広聴広報機能を別にするということは、議員の中から「横串2本差すような」体制と言われましたが、まさにそうなるのではないかと危惧されます。

 

そうならないようしっかりと両部局、さらには庁内が連携した体制を構築し、「しっかりと広聴広報機能を強化し、島根の魅力を掘り起し県内外に発信していく」という執行部の答弁に期待して承認しました。

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手話言語条例を学ぶ

県議会議員有志で島根県ろうあ連盟による手話言語条例の制定に向けての勉強会を行いました。今、全国各地で手話言語条例が制定されており、隣の鳥取県ですでに2013年10月に条例を制定されており、全国74自治体で条例が作られています。

 

聞こえない人たちとのコミュニケーション手段として手話は有効であり、皆が手話を理解し、学ぶことによって聞こえない人たちの社会参加を促していくことにもつながります。そのためにも、条例制定によって学ぶ環境の整備や、通訳者の養成、配置によって手話が使いやすい環境が整備されていきます。何よりも住民みんなが手話について理解するきっかけづくりにもなります。

 

島根県でも条例制定に向け、議員で理解を深め、取り組んでいきます。

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質問しました

今日、一般質問最終日の2番目に一問一答方式で、通告していた2つの項目について質問しました。

 

一つは、子育て支援について 地方創生総合戦略の子育て家庭への経済的支援の一つとして、所得の低い家庭への保育料の負担軽減に取り組まれていますが、基本的に保育料は市町村で決められます。県が軽減の施策を講じてもすでにそれ以上の取り組みをしている市町村もあるわけですが、県から支援が受けられることで、すべての市町村が保育料の軽減に取り組み、さらに16市町村が県の施策を上回る保育料軽減の軽減に取り組まれていることが明らかになりました。

 

さらに、保育所幼稚園の保育幼児教育の充実に向けての県の研修等の支援の取り組みについて質問しました。保育所を管轄する健康福祉部と幼稚園を管轄する教育委員会がそれぞれに研修を行っていますが、就学前の子どもたちがどこにいようと親や家族を中心とした社会の中で、見守られすくすくと育つ環境が作られるよう保育所・幼稚園の充実を求めました。

 

2つめは、食の安全について 昨年県内で2件のミツバチの大量死が起きています。虫の神経系をターゲットに駆除する農薬は、虫のみならず人への影響が懸念されます。欧米に比べ日本は農薬の使用量は多く、ヨーロッパで制限されている農薬が使われている現状があります。食の安全を求めて、減農薬、無農薬、有機による栽培の促進を求め、また、給食などへの使用を求めました。食の安全にこだわって、それを島根の魅力としていくことも必要です。

 

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関係をつなぐ

後援会イベントとして、ローカルジャーナリストの田中輝美さんをお招きして講演会を行いました。ローカルジャーナリストとは、田中さんがネーミングした職業、地方に暮らして地域の話題や課題を取材し発信することをなさっています。

 

田中さんが最近書かれた修士論文「人口減少時代におけるよそ者との地域再生」をもとに講演をいただきました。海士町で高校魅力化に取り組んだ岩本悠さんや江津市で起業した三浦大紀さん達の取り組みを紹介しながら、IターンUターン者が地域の人たちが何もない、どうしようもないとあきらめている中、違う視点から魅力を発掘し、それをもとに地域の人たちと活動を起こし、結果を出していく、その過程が地域再生の鍵であると。

 

このお話はなにも地域再生ということだけではなく、様々な課題解決に向かう時のヒントになりました。いろいろな人達と関係をつなぐこと、それがさらなる解決の道を開いていく、そのことを学ばせていただいた講演でした。

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