原発廃炉計画は進むのか

議会総務委員会で参考人を招聘し、島根原発廃止措置計画について意見聴取を行いました。

 

島根原発の廃止措置計画が認可基準に適合されていると規制庁は説明されましたが、使用済み燃料が果たして搬出できるのかという点において、納得できない部分があるということを意見として述べさせていただきました。

 

昨年、議会総務委員会では六ヶ所村の放射性汚染廃棄物の処理について調査しましたが、使用済み核燃料を一時保管するプールはほとんど満杯に近い状態で、この先、島根原発の使用済み核燃料を搬入できるのかということに確信が持てませんでした。このプールに留め置かれている使用済み燃料は再処理によって利用し、その際に出た高濃度廃棄物を処分しなければ先に進まず、プールに空きもできず、したがって島根原発一号機にある使用済み核燃料も搬出できません。

 

さらに、使用済み燃料を再処理して利用する核燃料サイクルも確立されていません。そんな状況下にあって、島根原発が示している廃止工程通りに進むのか不透明な中で、この計画を進めていいものでしょうか。原発の廃炉は進めなければなりませんが、高濃度放射性廃棄物の最終処分場も決まらない中、廃止計画だけ示されても不安は残るだけです。

| 角ともこ | - | - | - |
公共施設のあり方

自治体議員連合全国学習会の二日目は座学で、公共施設の在り方についての講義と、本部からの臨時・非常勤職員の処遇についての講義がありました。

 

「少子高齢社会における公共施設のあり方」と題して、香川大学の三野靖教授から講義がありました。

 

本来地方が主体となって取り組むべき施設管理について、国から公共施設等総合管理計画の策定を求められ、ほとんどの自治体が策定あるいは策定中の計画は、自治体によってその中身は様々であること。特に国の財政諮問会議に指摘されて、公共施設の効率的な活用が求められ、ただ単に数字だけ施設の統廃合が進められる計画も多く、財政的な視点が強調されて本来利用者である住民が納得出来ていないものも散見される。住民に個々の施設の状況を詳しく分析したデータを示し、そのうえで住民との話し合いの上で決まられるべきである。そして最終的に決定するのは議会であって、議員は責任をもって計画策定すべきことを話されました。

 

まったくもってそうで、なんでも執行部が提案したことに賛成し、なにか問題が起きると執行部側の責任にするような議員が往々にしていることも事実です。そんな議員にならないためにも、今日学んだことをもとに住民目線で活動していかなければなりません。

| 角ともこ | - | - | - |
建物を活かしたまちづくり

今日明日は、香川県で自治労議員連合の全国学習会です。今回の学習会は「少子高齢社会における公共施設のあり方」をテーマに開催です。

 

高松市で開会、高橋会長から今国会で論議されている共謀罪の問題や、財政諮問会議の指摘した基金をもとに地方財政に圧力をかける財務省の動きなどが報告され、地方自治を守る取り組みを求める挨拶、自治労本部の荒金副委員長からの挨拶の後、初日の今日は県内各地に別れて今回のテーマをもとに視察しました。


私は直島コースに参加しました。この島の町長であった故三宅町長は教育の充実をを目指して施設を整備され、特に建築家の石井和紘氏の設計による建物整備を進められました。そうした姿勢は次の町長にも引き継がれ、「環境とアートの島」構想によって公共施設や民間施設が整備され現在に至っています。

 

その島を玄関口である海の駅、町中にあるアートを巡り、車窓から学校群の建物を眺め、役場、直島ホール、そして地中美術館と回りました。こうした建物や芸術作品のなかで暮らす住民の皆さんは芸術への関心が高まって来るのでしょう、家々がそれぞれにけっして新しくしなくても綺麗に整えられていることを感じました。

 

外国人の観光客も多く、芸術によるまちづくりが成功していることが見て取れました。

 

| 角ともこ | - | - | - |
臨時議会二日目

臨時議会二日目の今日は、常任委員会等の委員選出や委員長等の選出がありました。

 

私は常任委員会では、再び総務委員会の所属となりました。また、特別委員会は中山間地域離島振興特別委員会の所属となり、副委員長に選任されました。任期残り2年、この委員会でしっかりと議論し対策を提言できるよう取り組んでいきます。

 

早速午後から総務委員会が開かれ、参考人招聘について諮られました。来週25日に島根原発の廃止措置について、島根原発と規制庁から意見を聞くことになりました。

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臨時議会

今日明日と、県議会は臨時議会が開催されています。今回は、常任委員会等の委員の改選時期に当たり、その選任が主な議題です。

 

今回も、議長が在職2年で辞職願を提出されました。私たち会派民主県民クラブでは、議長は4年すべきものと主張しており、この辞職願いは認めるわけにはいかないという立場ですが、多数決で受理され、議長選挙になりました。私たち会派では、先の政務活動費の不正受給問題で会派所属の和田議員が辞職したこともあり、今回は議長候補を出す立場にないということで白票で対応しました。

 

結果は、自民議連から議長に大屋俊弘議員(浜田選挙区)、副議長には田中八洲男議員(益田選挙区)が選出されました。残りの任期最後まで職務を全うされることを期待しています。、

 

また、今回で私ともう一人の中島議員が監査委員を辞任しましたので、新たに岩田議員(松江選挙区)と生越議員(大田選挙区)が選任されました。

 

明日は常任委員会等の委員選出があります。

 

 

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劇団あしぶえ総会

劇団あしぶえの定期総会が、八雲町のしいの実シアターで開かれました。今年は会員の方がいろいろな行事と重なり出席者が少ない中での総会となりました。

 

劇団あしぶえも本業の公演事業だけでなく、文化庁の事業としての人材育成事業や、松江市の指定管理委託を受けた「かやぶき交流館」の管理運営事業など、様々な事業を行っていますが、そのために役員はじめ職員の皆さんは忙しく働いておられます。厳しい財政の中で精いっぱい頑張っておられる姿を見ると、もっと会員を増やす努力を私たち会員もしなくてはと思います。

 

総会のあと、シアターのエントランスホールで皆さん手作りによるごちそうで親睦パーティーが開かれ、劇団員の皆さんと楽しく交流させていただきました。

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地方自治体議員研修会

民進党自治体議員フォーラムの総会並びに研修会が昨日から東京で開かれ、参加しました。地方議員の声を党の活動に反映させようと、自治体議員フォーラムからも常任幹事会に参加していますし、また、活動の活性化を図っています。そうした取り組みについて報告がありましたが、その内容を末端まで伝える取り組みが必要です。

 

また、党の「FOR NEXT」推進自治体議員プロジェクトも今日立ち上げられました。次世代をになう人たちのための政策提言出来る活動を地方から企画し取り組もうというものです。こうした活動を通して民進党の取り組みへの理解が広がることが期待されます。

 

研修会では井手英策慶應義塾大学教授の講演に私たちが進むべき道が示されていることを確認するとともに、それを実現するには、私たちが市民に理解される政策を示さなければならないということを改めて認識しました。

 

また、分科会では農業政策について研修しました。しっかりと現場の声が生かされる政策にしていくためにも、農業経験者を議員にしていかなければ、農業の行く末は厳しいと感じました。

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山登り

ゴールデンウィーク、我が家恒例の登山は、近場の安来市の独松山でした。久々の登山で大丈夫かなと心配しましたが、ゆっくりペースで頂上にたどり着くことができました。

 

独松山の頂上からは能義平野、中海、北山が眺められ、東に目を転ずると、大山を望むことができます。眺めのよいところで、かつて尼子氏が冨田城に居を構えたときの敵を見張るための山だったことも頷けます。

 

登山を終えてもう一登り、安来市荒島の王陵の丘公園に行きました。かなりきつい傾斜を登っていきますが、造り山二号墳の頂上からの眺めもまた抜群です。そして、何よりも素晴らしいのが斜面一面に満開のツツジ、近場にいながら初めて見ました。一見の価値ありです。

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隠岐でメーデーを祝う

昨夜は、連合隠岐地区会議島前地区のメーデーに出席しました。島前地区で働く仲間40人余りが仕事を終えて集まり、働くもの祭典として集会を行いました。私も皆さんと交流させていただき、メーデーを祝いました。

 

集まった人たちは役場や郵便局の人たちが多かったのですが、話を聞くと、岩手県や岐阜県、香川県、山口県と全国からのIターン者が多くびっくりしました。皆、島暮らしにあこがれてやってきていて、ずっとこの島に住み続けたいと話していました。こうした人たちが、島の暮らしに活気をもたらしてくれることを期待します。ただ、働き口が少なく、島で暮らしたい人たちの希望に添えないこともあるとも聞きました。

 

今日は、帰りの船までの時間、島内を観光。野大根の花の時期には初めての知夫里島なので、なんとしても花の咲き誇る景色を見たいと、赤ハゲ山へ行きました。4月22日が野大根祭だったそうで、少し時期がはずれ花も減っているようですが、それでも群生を見ることができて満足。タクシーのドライバーさんから島の自然や生活について詳しく聞かせていただき、乗船までの時間を有意義に過ごすことができました。

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