空港民営化

帯広空港の利用促進と民営化の取り組みについて調査しました。北海道十勝地方の空港として利用されているとかち帯広空港は、市営の飛行場で、空港事務所は帯広市の観光局が運営管理しています。今、拡張工事が進められており、ビルの拡張工事が終わりエプロンの工事が進められています。

 

国内便、国外便双方の受け入れもできるように、可動式の壁を設置しています。ただ、これまで受け入れた外国便は2便だそうです。秋にも外国便が予定されているそうですが、これからというところのようです。

 

今、北海道内6空港が管理運営の民営化を進めていて、その準備を進めているところです。6空港のうち千歳空港だけが黒字ですが、この財源を投資することで、空港の利用促進を図ろうとするものです。

 

ただ、採算性が悪い空港が切り捨てられないか不安になるところですが、そこは契約の中でしっかりと6空港を守る内容になるよう取り組んでいるとのことです。地域の活性化につながる空港となる取り組みに努力されていました。

 

| 角ともこ | - | - | - |
町長のリーダーシップ

総務委員会県外調査2日目は、千歳空港から女満別空港まで飛び、常呂郡置戸町へ行きました。置戸町では、地域ブランド「オケクラフト」の取り組みによる移住定住の取り組みと、ふるさと銀河鉄線廃線後の代替交通手段確保までの取り組みについて調査しました。

 

もともと、林業が盛んな町の特徴を生かし工業デザイナーの故秋岡芳夫氏の勧めで木工ろくろによる器づくりを始め、東京で評判をとったことから受注が出てきて、地域産業の活性化として取り上げられ工房ができ始めました。さらに品質の確保や担い手の育成に取り組まれ、研修制度やその中から育った人が工房を開くための支援を進め、そのことにより地元からだけでなく町外からの移住者も増えています。

 

工芸館で見せていただいた作品は松などの木を素材としているので軽く、そして何より木目の美しさを生かし温かみのある器の数々。残念ながら、今日は休館日のため、中の見学のみでした。ネット販売もしているとのことでしたが、なかなか受注に追い付けないという状況だそうです。

 

今や廃線になってしまった鉄道ですが、各自治体ごとに代替バスの補助や、線路や駅舎の活用に取り組んでいます。置戸町では、トロッコの運転に向けて検討中ということでした。

 

次の調査地に行くまで、沿線自治体の駅に立ち寄りながら駅舎の活用などを見ながら移動しました。

 

次に上士幌町に伺い、定住による地域活性化の取り組みについて調査しました。今、定住の取り組みによって人口増加に転じており、町長の熱心な説明に定住にかける思いが伝わってきました。

| 角ともこ | - | - | - |
高校レストランで地域活性

総務委員会の県外調査で北海道に来ています。一日目は、閉校になった県立高校を三笠市が市立高校として開校した高校を調査しました。

 

この高校は調理科一つで定員40名の高校として平成24年に開校しました。地域の特産物を実習の食材として使用することで地産地消の推進など農業の活性化、食をテーマとした学科ならではの地域活動、生徒の活動による町の発展の起爆剤となる事などを期待しての開校でした。

 

昨年、島根県で開催された食の縁結び甲子園で見事優勝するなど数々の実績を積んでいます。学校での取り組みを熱く語る佐々木淑子校長は「人としての振る舞いがなければ、プロとして成り立たないということを軸に教育している」と最後に語られ、子どもたちの未来の活躍に向かって教育している思いを語っていただきました。

 

三笠高校では、来年の高校生レストランを目指して準備が進められています。

| 角ともこ | - | - | - |
農協改革

JAしまね労働組合の定期大会が出雲市であり、出席しました。

 

今、農業改革、農協改革を迫られる中、安倍政権が目指す企業参入による農業競争力強化をめざすものではなく、真に小規模でも食の安心安全を確保し、地域でがんばっている農業者の皆さんが安心して農業を続けられるよう、しっかりと支援していく農協が求められています。この春の国会であっという間に可決されてしまった農業改革関連8法は、島根のように小規模で農業を進める地域にとっては、地域の荒廃を招きかねないものです。

 

私も、議会でこの法案の中の種子法をめぐっての県の農業政策について質問したことを紹介しながら、この法案による島根の農業や県民の皆さんの食の安全安心の確保に不安がつきまとうことについての県の見解を求めたところですが、知事の国に聞いてみるとの答弁に危機感のなさを痛感したことなど報告しました。

 

そして、農協で働く皆さんが、地域の人たちと一緒になって、農業の皆さんが安定して農業が続けられ、地域の住民の皆さんに安全でおいしい農産物を提供できる、食の安全と安心を確保できる環境づくりに取り組まれることを求めて挨拶としました。

| 角ともこ | - | - | - |
若き農業者に希望

昨日に続き、県内農業者の声を聴きに回りました。最初に伺ったのは平田で柿の栽培、ネット販売などを行う「柿壺」です。若き代表は、農業をしたくなって縁あって島根の柿農家で修行し、高齢化した柿農家から柿畑を借り、今や6.3haで柿を栽培し、4人を雇用して柿を出荷しています。

 

今、柿栽培が盛んなこの地区では高齢化が進み、農業者の平均年齢は75歳。後継者の確保が課題となっている中で、多くの農地を引き受けて栽培を継続していますが、自分一人で請け負うのも限界があり、法人化して雇用する形にもっていきたい、強い経営体があれば若い人たちが集まってくると抱負を語っていました。こうした若い人たちが島根の担い手となり後継者として頑張る姿に希望が湧いてきます。私たちも彼らがこの先も農業が続けられるよう応援していきたいと思います。

 

このあと、影山製油所、食の杜、木次乳業、奥出雲高尾地区と回りました。それぞれに頑張っておられる姿を拝見し、また、課題もいただきながらの二日間でした。いただいた課題は、国会、地方議会の場で解決に向けて取り組んでいきます。

 

また、夕方にはJA島根くにびき分会の定期大会に出席し、昨日今日のことなども交えながら、改革に取り組み、組合の皆さんに激励のあいさつをしました。

| 角ともこ | - | - | - |
農業者の皆さんの声を聴く

民進党島根県連では、今日明日の二日間の予定で、参議院議員で農水委員の徳永エリ議員、県連代表の石橋通宏議員、亀井亜紀子一区総支部長等とともに、県内東部を回りました。

 

最初にJA島根の山根副組合長はじめ幹部の皆さんと意見交換したのち、上意東の畑地区の農家の皆さん、安来の実松地区の皆さんと意見交換しました。

 

険しい山が迫る畑地区では400年前から西条柿を栽培し、干し柿を生産しています。干し柿が始まると三階建ての柿の干場は天日干しする柿でオレンジ色に染まりますが、残念ながらスライドでその光景を見ながら取り組みについて説明を受けました。生産組合のすべての農家がエコファーマーの認定を受け、品質の保持に努力なさっています。干し柿がない地域に向け販路拡大に取り組んでいます。

 

実松地区では、安来市議会議員の嶋田議員の自宅に集まった地域の人たちと意見交換しました。農業をやりたいという若い人たちがいない、所得の確保が必要、米の消費拡大などの課題が出されました。また、みんなで地域の環境を守る取り組みもしており、農業は環境維持や集落維持にもなっている、そうしたことも含めて農業を見直し、取り組みへの支援もして農業者を守る取り組みも必要ではないかとの意見もいただきました。

 

農家の皆さんは、農地を守るとともに、食の確保、環境の保全に寄与しているという自負をもって地域で頑張っておれます。

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北欧調査報告会

ベアテの会が主催するプリエール市民企画講座「聞いてみよう!フィンランド・スウェーデンってどんな国?」で白石議員とともに講師を務めました。この講座は、先にブログで紹介した県議会議員有志で5月末に行った北欧調査の報告をベアテの企画としてやりたいという声で実現したものです。

 

プリエールの広報と私のお便りなどで周知しましたが、なかなか多くの参加は難しいかなと思っていましたが、会場がいっぱいになるほど来ていただき、資料が足りないくらいでした。パワーポイントを使って報告したので、ペーパーがなくても内容はわかってもらえたのではないかと思っていますが、残念ながらアンケートを取っていないので、そのあたり不便に感じられた方もいらっしゃるのではないかと反省しています。

 

原発の問題や子どもの権利条約のことなど皆さんからも質問が出ていましたが、関心の高いことであったと思いますし、こうした問題を話し合う場づくりが必要だとも感じました。いずれにしても調査したことをもとに皆さんと意見交換できる場を作っていただいたベアテの会に感謝です。

| 角ともこ | - | - | - |
自治研集会

自治労島根県本部が主催する「しまね自治研集会」がホテル白鳥で昨日今日の2日間の日程で開かれました。

 

この地に生きる「いのち」とともに〜くらしを支え、地域を守るために〜をテーマで開かれた集会は、島根県内各市町村職員でつくる労働組合から出された自治研レポートをもとに進められました。

 

最初にあった基調講演では、東洋大学国際学部の沼尾波子教授から「誰もが安心して暮らせる地域を作るために」と題して講演がありました。その中で、沼尾教授は「機能論から見た地域政策ではなく、生活者から見た地域をもとに支える関係の立場から政策を考えることの必要性を説かれました。

 

今進められている地方創生も評価指標を立て、それに対してどう進んでいるのかということが議論されていますが、もっと大事なことは、如何に地域の中でお互いが支えあい質の高い生活を作っていくか、指標では表せられない実感としての生活の豊かさを感じる地域づくりにしていくための方策を住民が主体となって考えていくことが必要だということを、お話を聞きながら感じたところです。

 

また、2日目は分科会に分かれて、各レポートの報告をもとに、私たちが支えあう地域づくりができるのか考える場となりました。地域医療を住民目線で考えることや子ども食堂の取り組みなど様々な取り組みが紹介され、それぞれの組合で地域課題の解決に取り組まれていることが他の組合の参考事例となり、組合の自治研活動が進んでいくことを期待します。

| 角ともこ | - | - | - |
公共交通について考える

高齢社会をよくする会「ぶどうの会」8月例会を、松江市交通局で行いました。今回は、「高齢社会と公共交通」をテーマに、先ごろ策定された松江市交通網整備計画について、松江市交通政策課の佐藤交通企画係長から伺い、その後、交通局の藤原運輸課長さんも交えて意見交換しました。


会員の中には免許を返納しバスを利用している人もいて、日ごろ利用する中での意見要望が次々と出てきました。介助の必要な人への対応の仕方については、運転体制に入っているときに急に言われても再度ブレーキをかける時点で車が動いてしまうので難しい、予め運転者に告げてもらえれば、バス停に止める時点できちんとバスを止めることができるので介助できるとの話でした。また、これからバスを利用するものとして路線や便数を減らさないようにしてほしいので、各地域でもこうした話をしてほしいという意見もありました。

 

そして、実際にバスを使って乗り方の教室も行っていただき、ちょっとしたことでも、聞けば納得で、バスカードの利用の仕方など、皆さんそれぞれに気の付いたことを質問していました。意外とわかったようでわかってないことも多く、日ごろバスを利用していない者にとっていざという時に慌てず乗り降りができるよう、わかりやすく説明いただきました。

| 角ともこ | - | - | - |
一つになって

民進党全国幹事会が本部でありました。蓮舫代表の退任を受けて、9月1日に代表選挙を行うため、同日臨時党大会が開かれることが報告されました。

 

今回の蓮舫代表退任については、各県連からも様々な意見が出されましたが、前回代表を選んだ時にこれからは一つになって心合わせ力合わせしていくはずだったのに残念、今後は必ずや一丸となって代表を支えていく体制をしっかりと作ってほしいという意見が多く、私も同感です。

 

蓮舫代表からは「安倍一強は国民にとって不幸なこと、地域で支えてくれる皆さんに報いる攻めの闘いをしていく」旨の発言がありました。また冒頭の挨拶の中では、加計学園問題をはじめ支持率が下がる安倍政権を攻めていくとともに、信頼の受け手となるべくしっかりと政策を皆さんに伝えていく考えであるという内容のことが述べられました。

 

国会議員はじめ民進党議員を中心に、「人への投資」を中心とする政策を軸に、民進党が目指す社会像をしっかりと皆さんに伝えていく活動をしていくことが信頼を寄せていただくことにつながるという思いで、一丸となって取り組みを続けていくのみです。

| 角ともこ | - | - | - |