総選挙の裏側

議員連合学習会の2日目は組織内参議院議員の話から始まりました。もちろん、参加者の関心はこの間のの民進党をめぐる動きです。

 

希望の党に衆議院選挙候補は全員で合流するという情報が入った時点から、立憲民主党の立ち上げ、そして選挙突入に至る顛末を議員の体験を通して話されましたが、まさに怒涛の総選挙だったということがひしひしと伝わる話でした。結局、自民党を利する選挙でしたが、しかし、そうかといって安倍総理も諸手を挙げて喜べない状況もあるということで、これからの野党の対応が問われるところです。

 

野党が一体となって取り組むことも必要ですが、国民もしっかりと見守っていくことが大事です。今回の立憲民主党の立ち上げは若い人たちからは新鮮味を持って迎えられていることもあり、その関心を引き留める取り組みも必要です。

 

後半は自治労本部から緒課題について報告があり、議会での取り組みも必要で、私たちもさらに調査していかなくてはなりません。いろいろと中身の詰まった二日間でした。

 

飛行機までの時間、上野まで足を伸ばし、西洋美術館で開かれている「北斎とジャポニズム」を観賞しましたが、北斎がいかに西洋の美術家に影響を与えたかが分かりやすく展示され、見応えがありました。これも上京の際の楽しみの一つです。

 

| 角ともこ | - | - | - |
情報を市民の手に

今日、明日は、自治労議員連合の総会、学習会が開かれています。総会では、活動報告、今後の活動方針、そして新役員体制が承認され、私も引き続き、副会長を受けることになりました。

 

学習会では、二つの講演がありました。一つは「報道の裏側、政権とマスメディアのつながり」と題して元朝日新聞編集委員でジャーナリストの山田厚史さん、もう一つは、「原発は廃炉だけでは終わらない」と題しての原子力資料情報室共同代表の伴英幸さんの講演でした。

 

山田さんの講演は新聞記者のいち早く特ダネを取ろうとする取材姿勢が、情報源に近づくことで内容が政権寄りになっていく状況を話され、今の報道の現状を垣間見た思いのするものでした。「情報を市民の手に取り戻すことが大事」と締め括られました。

 

また、伴さんの話から、貯まっていくプルトニウムの問題について話されました。使用済み核燃料をこれ以上増やさない、そして処理について皆で真剣に話し合う時に来ていることを改めて思いました。

| 角ともこ | - | - | - |
地域の光が定住促進に

二日目の総務委員会県内調査は、邑南町、美郷町です。

 

邑南町では町の「日本一の子育て村構想」と「A級グルメ立町」による取り組みがUIターンの定住につなげています。この2つの取り組みについて町の担当者からお話を聞きました。子育てしやすい町ということで子育て家族の定住が進んだり、A級グルメの取り組みが食をめぐるUIターン者による起業につながり定住が進んでいるということです。

 

昼食はこうした移住者の起業によるレストラン「縄文村」でいただきました。民家をレストランに改造し、地の利を生かしロケーションが料理にプラスされ、おいしく昼食をとることができました。

また、美郷町では協力隊できた女性が始めたイノシシの肉の缶詰づくりや皮の鞣し、そして婦人会が中心となって皮を加工しての名刺入れやペンケースなどのクラフトづくりに取り組んでいます。地域の獣害対策がさらなる産業を生み、それに携わる人の定住化が進んでいます。移住者と地元の人が一緒になって取り組む事業が地域の活性化にもつながっています。

| 角ともこ | - | - | - |
津和野町で調査

総務委員会県内調査で益田、津和野に来ています。委員会では、移住、定住先として選ばれるしまねに向けた県と市町村との連携のあり方についてを調査テーマに設定し、県内における移住、定住に向けた取り組みを中心に実態調査を行うため、今日は、津和野町で調査を行いました。

 

UIターン研修生の受け入れを行い、就農支援を進めている「わくわくつわの協同組合」の現地調査に津和野町中山地内の集落営農法人おくがの村を訪問しました。ここでは、トレイラーハウスでの宿泊施設を作り、研修生の受け入れ、就農支援を行っています。30年前に行われた圃場整備を機に営農法人を立ち上げ、農業振興に取り組まれた法人はこれまで守ってきた圃場を維持するために、担い手育成としてUIターン研修生の受け入れに営農法人でつくる協同組合で取り組んでいます。


農業収入だけでは、生活が難しいため、農閑期の就業やパートでの就業など島根の定住策で勧める半農半X(農業以外の職と組み合わせで就業)で、町も他の仕事への就業への支援を行っています。

 

また、高津川流域都市交流協議会では、協定を結ぶ他県都市との交流や広大連携による都市部の大学生の研修受け入れや高校生との交流など様々な形での交流を通じて関係人口の増加を目指しています。将来はUIターンによる定住や二地域居住などによる人口の社会増に向け、津和野町、吉賀町、益田市が連携して取り組んでいます。

| 角ともこ | - | - | - |
総選挙勝利を目指して

島根一区で立候補を予定している亀井亜紀子さんの事務所開きがありました。いったいどこから出るのかという問い合わせもありますが、一区の候補として、与党に対峙する候補として、そして、一強安倍政治に終止符を打つためにも、必勝を目指して頑張ります。

 

私も最後の団結ガンバローの音頭を取り、亀井亜紀子さんの必勝に向けての皆さんの力の結集を誓い合いました。その後、総合選対会議を開き、これからの取り組みについて確認しました。

 

実は、今日は以前から後援会日帰りツアー・研修会を企画していました。こういう事態となり、予定通り企画は実行しましたが、私は選対会議まで出て、研修ツアーの皆さんの後を追い、合流して後半は交流しました。

 

今回の企画は、安来市の加納美術館に行き、いま開催されている「加納莞蕾没後40年 ヒロシマからのメッセージ」の展覧会を見学し、名誉館長の加納佳世子さんの「恒久平和を希(ねが)って〜画家 加納莞蕾」と題しての講演をお聞きし、その後、雲南市へ移動して映画「たたら侍」のロケ地となった「出雲たたら村」に行くというものです。


加納美術館で皆さんに追いつき、

その後バスの中で、皆さんの感想や日ごろ思っていらっしゃることなど意見交換しながら移動し、「出雲たたら村」に行きました。

 

「たたら侍」ロケのためにつくられたものとはいえ、たたら製鉄を行う高殿は実際にかつて行われていたたたら製鉄ができるもので、当時の様子を知るための参考になる貴重な資料ともなるものです。残念ながら、公開は今日までということですが、閉村式で来られた錦織監督も何とかこの先も公開して行くことができればとお話ししておられました。

 

この先も、観光資源、学習資料として使われることを願っています。

| 角ともこ | - | - | - |