関係性をつなぐ

今日の一番バッターとして質問に臨みました。

 

2015年から島根をフィールドに、地域を学び、実際に出かけて、自分の関わり方=コトの起こし方を見つける連続講座として、島根県が東京と、15年からは大阪でも開講している「しまコトアカデミー」事業では、島根県に何らかの形で関わりを持ち、島根に関連した事業を行ったり、将来的に島根に移住したいという人との関わりをつくっています。こうした人たちを関係人口と呼び、今この関係人口づくりに関心が高まっています。

 

質問では、「しまコトアカデミー」をどう発展させていくのか、この事業によって生まれた関係人口とのつながりを絶やさない取り組みをいかにしていくかについて聞きました。知事職務代理者の副知事からは「今後、大学や企業等と連携して取り組みを強化する」と回答がありました。「それとともに、地域の人と関係人口の人をつなぐ人づくりも大切だ」という事を再質問で述べました。

 

また、インバウンド観光客の取り込みが各地で進んでいますが、島根でも、田舎体験宿泊を進める「しまね田舎ツーリズム」の事業を活かした取り組みを求めました。また、外国語の不安や、受け入れる際の対応についての不安を解消する支援を求めました。観光協会と連携した取り組みを進めると言う事でしたが、関係者の意見をよく聞きより効果的な対応をしてほしいと思います。

 

このほかに、来年度から県が取り組む「幼児教育センター」には、課題のある家庭の発見と専門機関につなぐ力をもつ幼稚園教諭・保育士の養成を求めました。また、市町村で進む「子育て世代包括支援センター」事業をより効果的なものにするために、高齢者包括支援センターと一緒にして、全世代対応型包括支援センターとしている東京都大田区の例をあげ、いろいろな資源をつないでより効果的に事業が行えるよう、市町村に情報提供をしていくよう求めました。

 

いずれの事業にしても様々な資源をうまくつなぎ合わせることで、さらに効果的な取り組みとなっていきます。関係性をつなぐをテーマに、今回は質問に取り組みました。

| 角ともこ | - | - | - |
ごちそう市場

松江市で1月28日から今日までの日程で開かれている”まつえ食まつり”。今日は、暖談ごちそう市場が天神町・竪町で開かれました。これまで天候が悪く心配されていましたが、今日はまだ風は冷たいですが、暖かい日差しもあり、たくさんの人たちでにぎわっていました。

 

私も歩いてみて周り、お昼ご飯やデザート用にいろいろと買い物をしました。皆さんあちこちの屋台を物色しながら買い物していました。たくさんの買い物袋をぶら下げた人、早速に買ったものをほおばる人などでにぎわっていました。

| 角ともこ | - | - | - |
楽しい出会いの食の会

自然再生センターの中海・宍道湖の食を広めよう会に参加しました。中海で獲れたイイダコ、黒メバル、チヌ、赤貝などや地元、斐伊川水系で獲れた農産物を素材に、雲南市で活動する農産物の生産・企画・販売を手掛ける宮内舎が調理した品々をみんなで頂きました。

 

この日は、自然再生センターに視察に来られた石川県で活動するNPO法人河北潟湖沼研究所の6人と、大分県の九重ふるさと自然学校、佐賀県のNPOかいろう基山の方も参加され、いつになく大人数の食の会でした。おいしいお酒も並び、今夜はノンアルでと思っていましたが、誘惑に負けて飲酒。おいしい料理と相まって心地よくいただきました。

皆さんと食をめぐる話や地域再生の話などで盛り上がり、楽しいひと時を過ごしました。毎度この食の会は、おいしい食の出会いと人との交流があり、楽しみの会です。

| 角ともこ | - | - | - |
竹島の日

今日は、島根県議会で条例制定した、竹島の日です。昭和27年1月18日に韓国の李承晩大統領が公海上に一方的線(いわゆるリショウバン・ライン)を引き竹島を取り込んだことによって、それまで漁場として漁を行っていた隠岐島民は追い出されました。この韓国の国際法上違法な占拠による問題を解決し、韓国、日本の双方の漁民がともに漁ができるようにしてほしいという隠岐島民の願いに、何ら国が動かないことに対して、この問題の喚起を願って制定されたのが「竹島の日条例」です。

 

ただ、この条例制定によって領土権争いの色彩が濃くなって、韓国との関係がぎくしゃくしていることは残念です。隠岐の島民は、互いに仲良く漁ができることを願っていますし、また日本海の資源保護に両国が力を合わせて取り組まなければならない時にも来ています。


島根県では、竹島の日と定めた2月22日に記念式典を毎年開催しています。式典を前に、「竹島問題を語る国民交流会」が開かれ、国会議員、地方議員はじめ、県内外の竹島問題に関心のある人たちが参加して車座で行う意見交換会が三年前から開かれています。今回私は初めてこの会に参加しました。

 

「竹島周辺を漁場とする鳥取県と一緒になって漁業権の解決が必要」「県外の人、女性にもわかりやすい竹島問題の周知を」という意見などが出されました。私からも「竹島に関する事実を明らかにすることと共通認識に立った取り組みが必要。明らかにされた事実を国民に啓発する施設として「領土・主権展示館」が設置されたが、土日祝日が休館では、より広く周知することにならない」と休日の開館に向けた取り組みを国会議員に求めました。

 

領土の領有権問題に発展しがちですが、双方が歩み寄って、日韓ともに竹島周辺の海洋資源の保全と活用ができないかという視点に立った平和外交を望むものです。

| 角ともこ | - | - | - |
質問順決まる

一般質問の順番が決まりました。私は一般質問3日目の28日(水)の10時から行います。質問内容は、以下の通りです。

 

1.乳幼児の育ちを支える幼児教育センターについて
県は、新年度に幼児教育センターを設置し、幼稚園教諭・保育士及び市町村担当者等の研修を実施することで幼児教育の質の向上を図るとしています。
乳幼児の養育者の主体は親であり家族ですが、今、その親や家族が課題を抱え悩み、あるいはそのことがもとで、不適切な養育(マルトリートメント)が行われ、子どもの脳を傷付けていると言われています。子育てに課題を抱える親への働きかけや子どもの療育に向けた取り組みも幼児教育センターに求めるところですが、そのことについての考えを質します。

 

2.子育て世代包括支援センターと関係機関との連携について
以前にも質問した日本版ネウボラとして一部の市町村で取り組みが始まっている子育て世代包括支援センターでは、先の不適切な養育(マルトリートメント)への対応も求められています。この子育て世代包括支援センターの実施主体は市町村であり、先の幼児教育センターとの連携を持って島根の子どもの育ちを支援してほしいという観点から県としての考えを質します。

 

3.しまね田舎ツーリズムによるインバウンド対策について
田舎ツーリズムとは、農山漁村で、地元の人々との交流を通して、農林漁業体験やその地域の自然や文化、くらしに触れることです。島根県では、「しまね田舎ツーリズム」として一定の条件を遵守することを前提に、農山漁村の体験に関わる調理や宿泊の提供ができるようにしています。今、訪日外国人観光客が増える中、島根でもこの制度を活かした外国人旅行者を受ける事ができないのか、外国人を受け入れる際の言葉の問題や対応の仕方等への支援を求めて、県の考えを質します。

 

4.しまコトアカデミーによる関係人口づくりについて
「しまコトアカデミー」とは、島根をフィールドに、地域を学び、実際に出掛けて、自分のかかわり方=コトの起こし方を見つける連続講座として、2012年から東京、15年からは大阪でも島根県が開講しています。この事業を通して島根県に何らかの形で関わりを持ち、島根に関連した事業を行ったり、将来的に島根に移住したいという人との関わりをつくっています。こうした人たちを関係人口と呼び、今この関係人口づくりに関心が高まっています。「しまコトアカデミー」によって生まれた関係人口が地域再生に活かされる事を求めて質問します。

 

質問はインターネットで配信されますので、ご覧ください。県議会中継

 

| 角ともこ | - | - | - |
2月議会始まる

第462回平成30年2月議会が開会しました。今回も会派全員での県庁前朝街宣を行ってのスタートです。

 

今議会は、溝口知事ががん治療のために、今日の議会初日の施政方針演説と提出議案の説明をされ、以後の議会は欠席されます。したがって、一般質問等の答弁は知事に代わって職代理者として任命される副知事が行うことになりました。

 

本来、2月議会は新年度予算審議の場となることから、代表質問が行われます。しかし知事不在のため、代表質問はされず一般質問のみとなります。その一般質問には私も登壇して質問を行うことにしていますが、知事としての意見を聞く事ができず残念です。

 

今議会には、新年度予算案はじめ予算案21件、職員の退職手当に関する条例等の一部を改正する条例など条例案26件、包括外部監査契約の締結など一般事件案6件の合わせて53件の議案が提案されました。これらの議案は、3月15日までの25日間の会期の中で審議します。

 

また、この本会議の中で永年在職議員表彰があり、在職30年表彰で福田議員、森山議員が、在職10年表彰で白石議員、中島議員、池田議員、須山議員、そして私の7人が表彰を受けました。

| 角ともこ | - | - | - |
山陰新幹線の実現は

山陰新幹線の早期実現を求める松江大会がホテル白鳥で開かれました。大阪から山陰を経由して下関までつなぐ山陰新幹線構想、北陸新幹線の金沢での開通、そしてその先のルート決定により、山陰へも新幹線をという機運が高まっており、そういう中での今回の大会です。

 

天候の悪い中、与党山陰出身国会議員が勢揃いし、京都府、兵庫県、鳥取県、島根県の沿線自治体首長はじめ自治体議員など300名近くが集まり、熱い会でした。国土強靭化、地方創生の声のもと、山陰新幹線の整備計画の早期実現、早期着工、そして開業へと推し進めようという主張が飛び交いました。

 

また、第二部で登壇された藤井聡京都大学教授は、「山陰新幹線の合理性とその整備プロセス」と題して講演されましたが、北陸新幹線大阪小浜間を山陰新幹線と供用区間とし、小浜・鳥取・米子区間、伯備新幹線岡山・米子・松江・出雲区間の2区間を整備計画決定し、さらに残る区間を整備する3段階の整備プロセスを提示されました。そして整備にあたっては、単線による整備や山形新幹線のように在来線を活用した暫定開業、小浜や米子で連結切り離し運行するなどの工夫をして暫定開業し、その後、フル規格化に向かう安く整備する方法などを示し、開業への意識の高揚を促し、会場の機運を盛り上げていました。

 

確かに北陸新幹線の金沢開通で北陸の都市はにぎわっていますが、一方で航空便は乗客が減っている状況もあり、限られたパイの奪い合いになる交通網整備では地方の持続可能な発展とは程遠いものになってしまいます。高速道路網の整備に向かっている島根県にあって、大量輸送の新幹線整備も魅力的ではありますが、将来を見据えて慎重な取り組みが求められます。

| 角ともこ | - | - | - |
新春のつどい

民進党島根県連の新春のつどいをホテル白鳥で開催しました。連日の雪で道路も渋滞する中、たくさんの支援者に参加していただき開催することができました。

 

残念ながら、民進党大塚代表はビデオメッセージでの参加になりましたが、民進党マスコットキャラクター「みんしんくん」が花を添えてくれました。また、オープニングはマンドリンとピアノのデュオ「glasses」のお二人が、集いの雰囲気を盛り上げてくださいました。

 

代表の石橋参議院議員から、先の民進党大会で新しい党への出発を確認したことなどを交えて開会のあいさつをされ、来賓の亀井亜紀子衆議院議員からは今の国会情勢について、仲田連合島根会長からは働き方改革への取り組みについて、それぞれに報告・決意をかねてのあいさつがありました。

 

石橋富二雄島根県退職者連合会長の乾杯の音頭でにぎやかに新春のつどいは開らかれました。

| 角ともこ | - | - | - |
これからの地方自治を学ぶ

昨日から上京し、地方財政セミナーに出席しました。しかし、この上京は雪に阻まれ悪戦苦闘の末、研修一日目の最後の枠の途中からの出席ということになりました。

 

何しろ大寒波の襲来で、昨日から出雲・米子両空港ともに始発便は欠航ということでしたので、2便目もどうなるかわからない状況と雪による渋滞を考えて、7時過ぎに自宅を出ました。9時35分発には平日であれば1時間前に自宅出発で間に合いますが、案の定、9号線は所々で渋滞。9時前に到着しましたが、欠航。

 

フライトボードを見れば、その後の便も満席のようで変更は難しく、米子空港の空き便を確認し、余裕を持たせて午後便に変更した後、米子空港へ移動。渋滞する9号線で松江まで帰り、その後の渋滞を回避するために431号線、松江市の北側を経由して米子空港へ移動しました。おかげで昼前に米子空港に到着して2時間余りの待ち時間の後、無事搭乗することが出来ました。東京は日本海側とは打って変わって晴れ、これが同じ日本なのか、地方の苦労はその場にいないとわからないとつくづく思いました。北陸の雪はさらに私たちの苦労などという話ではなく、身の危険を感じるほどの大雪です。

 

さて昨日今日の研修は地方財政について学ぶものです。来年度の国の予算編成に見る地方交付税の算定結果に地方は振り回されている状況です。地方創生の掛け声とともに増額されてはいますが、地方はその成果を出すことに汲々としています。そして、その増額を次につなげる政策にしていかなければ、地方の財政はさらに厳しいものになっていくのは目に見えています。

 

講師の沼尾波子東洋大学教授は、機能整備に力を入れてきたこれまでの取り組みを、関係性を作る政策に転換し、地域で必要な質の確保を図っていくことが持続可能な地域づくりになると財政指標の再検討を求めています。政府は人づくり革命といいながら、一方で国土強靭化の旗を振り続け、機能整備から抜け出せていません。

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点から面の支援に

会派の県外調査三日目は、日本版ネウボラについて先進的な取り組みをしている「にっぽんネウボラネットワーク」代表でつばさ福祉会理事の榊原久子さんと、榊原さんが活動の拠点として活用されている「おおもり語らいの駅」で活動する牧田総合病院地域支え合いセンターのセンター長 澤登久雄さんから、それぞれの取り組みについて伺いました。

 

「おおもり語らいの駅」は、地域の支え合いに住民や事業所にも関わってもらい、高齢者や子育て中の人たちの支援の窓口的な役割を担っています。点の支援を面の支援にする、気づきのネットワークと対応のネットワークが一緒になって支援の力が発揮できる仕組みを作っています。

 

そして、高齢者だけでなく子育て中の人たちも支援する場として、日本版ネウボラの活動がここで実施されています。人的資源を有効に使うため、縦割りではなく、横ぐしの活動を展開しています。

 

お二人のお話に、地域支援に関わる人たちにも聞いてほしいと思いました。

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