宍道湖をきれいに

宍道湖水質汚濁防止協議会がホテル白鳥で開かれ、水質汚濁のメカニズムについての調査報告と今後の取り組みについて協議があり、国への要望をまとめられました。

 

特に、今年異常に増えている水草については、今刈り取りの作業が進められていますが、その処分についても廃棄物として処理するには、処分場まで運ばなくてはいけませんし、処分費もかかります。刈り取りから処理までの財政的人的支援が必要です。

 

昔から水草はあったのですが、今増えているのは外来種ということのようです。この異常気象と外来種の適性が合ったのでしょうか。物の行き来が増し、植生が変わっていくことにどう対応していくか、自然の成り行きに抵抗するのは並大抵のことではありません。


毎年この協議会に合わせて、平成29年度の「みんなで調べる宍道湖流入河川調査」の優秀校の表彰がありました。島根県知事賞に出雲市立荘原小学校、国土交通省中国地方整備局長賞に松江市立来待小学校など、5校が選ばれました。それぞれに賞状と記念品が授与されました。

 

そして、取り組んだ内容の報告がありましたが、いずれも、自分たちの地域にある川がどうなっているのか、現場を調査し、関係機関に話を聞きに行き、自分たちで川を汚さないようにするにはどうしたらいいのか考え実践しています。家から流される生活排水の中の油に着目し、廃油で石鹸づくりをしたことを発表した庄原小学校。川に住む生物や植物、川と生活とのかかわり、川にまつわる伝説などを調べ、身近な川の魅力をみんなに伝える取り組みをした雲南市立佐世小学校の発表がありました。調べてみると、いろいろなことがわかる、子どもたちの興味を身近なものに焦点を当てるいい試みだと思います。

| 角ともこ | - | - | - |
スクールマリコ

今日の歌手の浜田真理子さんが主宰するスクールマリコは、福島県南相馬市小高区で活動する小高ワーカーズベース代表取締役の和田智行さんの講演でした。

 

和田さんは、東京からUターンしてITの仕事をしているときに、福島原発事故により避難を余儀なくされました。その後、避難指示区域でコワーキングスペース「小高ワーカーズベース」を立ち上げ働く場づくりを始められました。

 

そして、住む人がいない地域でも、昼間、住民や作業のために入ってくる人たちのための食堂を立ち上げました。当初、周りからは、誰も住んでいないところで食堂を開いても来る人はないと言われたにも関わらず、利用者は多く、さらには避難している人たちが訪れ、当初の予想をはるかに超えて利用されました。

 

また、若い人たちが返ってくるには、雇用が必要です。特に女性が帰る動機づけになるような仕事を作ることが必要と、ガラス工芸の技術を習得してもらい、ガラスアクセサリー工房「HARIOランプワークファクトリー」を立ち上げました。今、5人の女性が自分たちの都合のいい時間に合わせて仕事をしていて、作られたアクセサリーは人気が高く、売り上げを伸ばしています。

 

和田さんは、100の課題が100のビジネスを事業を生むと、悲観的に考えず、予測不能な事業を楽しむという気持ちで取り組んでいることを話されました。和田さんの前向きな話に、今、人口減少で地域再生に取り組む地方で活動する人たちにも勇気を与えるものと感じました。

| 角ともこ | - | - | - |
地方議員でネットワークづくり

立憲民主党に所属する自治体議員ネットワーク総会と研修会が昨日今日の2日間、東京で開かれました。昨年、衆議院議員選挙の直前に結党した立憲民主党は、地方組織である都道府県連合が徐々につくられ、地方での活動が始まっています。しかし、まだまだ手探りのところもあり、今回、議員ネットワークを立ち上げ、情報交換をしながら取り組みを進めていくことを確認しました。

 

特に、これまで民主党、民進党では、党員とサポーターという形で地域の皆さんとのつながりを作ってきましたが、立憲民主党ではパートナーズという形で、国民と議員がパートナーシップを形成し、ともに歩むという形で進めていくものですが、まだまだ私たちの中でもどういう形でパートナーシップを構築していくかがわからない部分もあり、先行事例を聞きながら取り組みについて学びました。

 

明日、島根県連合も立ち上がりますが、多くのパートナーとつながりができるようこれから頑張っていきます。

| 角ともこ | - | - | - |
川井後援会総会であいさつ

川井弘光市議会議員の議会報告並びに後援会総会があり、来賓として出席させていただきました。

 

挨拶では、先日の議会での原発3号機の安全確認審査申請の了解をめぐる審議等について報告させていただきながら、議論の中で「絶対多数を持つ政権が原発をベースロード電源としている中で、原発を推進していくことに異論はない」といった発言があり、多数決で物事が決まるといった考えを述べられたことに私は不安を覚えるということを伝えました。

 

多数決は議論を尽くして最終どうしても結論をださなくてはいけない時に、多数決によるのであって、最初から多数意見が正しいというのは民主主義の考え方ではなく、まずはみんなの意見を聞くこと、審議を尽くすことこそが大事です。それが出来なくなるようでは、この先が心配、だからこそ、しっかりと議論のできる議会にしていくことが大事で、そのために川井さんとともに頑張っていくという内容の挨拶をしました。

 

川井さんからはこれまで取り組んでこられた議会改革、原発3号機の安全審査申請をめぐっての様子、川井さんが取り上げてきた課題などについて報告がありました。

| 角ともこ | - | - | - |
閉会

6月定例議会が今日の本会議をもって閉会となりました。


今議会、知事から提案のあった、平成30年度一般会計補正予算など14件、議員提出「ローカル線の維持・存続に関する意見書」などの意見書4件が、すべて可決し終了しました。


この中で、総務委員長報告で、知事から求められた原発3号機の新規制基準適合性申請についての報告部分については、6月29日のブログの総務委員会の報告でお伝えしましたが、基準適合性申請を了とすることが多数決によって可決しましたが、私たちは拙速に了解すべきではないという立場で反対したので、この本会議でも委員長報告には反対しました。しかし、多数決で申請を了解することが本会議でも可決されました。

 

最後に知事からの挨拶では、「中電の了解願を受けてから、各界の意見を聞いてきた。すべての意見が出たところで取り扱いについて最終的に伝達する」と、知事の考えは全く表明されていません。

 

総務委員長報告では、これまで知事の考えがまったく聞かれないことから、「最終判断される際には、知事自らがその判断に至った論拠、考えについて、県民にわかりやすく示すことを、知事に対し強く求める」ことを、総務委員会一同の意見として盛り込んでいます。

 

| 角ともこ | - | - | - |
地域おこし協力隊

総務委員会県内調査では、移住・定住先として選ばれる島根づくりに市町村と県の連携のあり方をテーマに松江市と安来市で調査を行いました。特に地域おこし協力隊に焦点を当てて、それぞれの取り組みを聞きしました。

 

松江市では、地域起こし協力隊の取り組みと民間会社との取り組みについて調査しました。松江市の地域おこし協力隊は、メンバーそれぞれが地域の課題を見つけ、それの解決に向けて活動するということ基本に取り組んでいます。


安来市では農業に取り組む地域おこし

協力隊の話を聞きました。比田地区で(株)をつくり、地域に必要な食堂や店をつくり地域住民の生活に必要なもののかっくほに取り組んでいます。

 

また、地域の農業の活性化に地域の農業者とともにハウス栽培に取り組み、夏いちごの栽培に取り組んでいます。地域おこし協力隊の皆さのアイディアと農業者の技術を活かして取り組んでいます。地元の人たちにとっても若い人たちと一緒に農業に取り組むことで活気が出てきています。

 

| 角ともこ | - | - | - |