地域デビュー

二日目の文教厚生委員会の調査は、浜田市で行いました。

 

最初に三隅町の井野地区高齢者クラブの取り組みをお聞きしました。井野地区の野山嶽と呼ばれる地域は、かつて葉タバコの栽培が盛んでしたが、その後、栽培が縮小され耕作放棄されていた土地にそばを栽培し、そば打ちやそば粉の販売収入でグランドゴルフやカラオケ、料理教室などの活動を行ってきました。

 

平成28年度にそばの収穫後、ヒマワリを栽培し、夏の時期に多くの見学者でにぎわいを作り、見学に来た人たちとの交流などの活動を通じて、会員相互の団結力を高めています。

 

ただ、会員が高齢化していくとともに会員数も減ってきており、自治会活動として高齢者クラブの活動を位置付けている地域は活動が維持されており、地域のかかわりは必要だとも話しておられました。

 

次に、浜田市の取り組みをお聞きした後、石見公民館に行き、公民館活動を通しての健康づくりや生きがいづくりの取り組みについて調査しました。公民館では「健康でいきいきと暮らせるまち」を目指して公民館事業に取り組んでおられ、その中の事業として「地域デビュー応援講座」と「本を読んで元気になる講座」を紹介されました。

 

「地域デビュー応援講座」は、リタイアしたシニア世代の皆さんを対象に地域での様々な活動を紹介し、地域で活躍するために必要な心身の健康維持を目的に取り組んでいます。中央図書館やボランティア団体など地域の活動団体が講師となって講座が開かれ、そこからボランティア活動に参加される人たちが出てきました。また、「本を読んで元気になる講座」では、声に出して読んでみようと募集をして参加された人たちが講座終了後、読み聞かせ体験をするなど次の活動へと発展してきています。

 

こうした公民館活動を通して、地域活動に発展し、地域に貢献する人づくりになっている好例について聞かせてかせていただきました。

| 角ともこ | - | - | - |
高齢者の元気が地域の元気

文教厚生委員会の県内調査を、県西部の益田市、浜田市で行っています。高齢者が健康で生きがいを持って活躍できる島根にむけてをテーマに調査を行っています。

 

一日目の今日の最初の調査地、益田市高津小学校に来ました。ここを中心に活動する高津地区老人クラブ連合会の皆さんの活動について、老人クラブや小学校の関係者の皆さんのお話を伺いました。

 

高津地区老人クラブ連合会の吉山典佑(よしやまのりすけ)会長からは、小学校の課外活動に積極的に関わっていこうと、空き教室にボランティアハウスを立ち上げ、絵本などの読み語り、登下校の見守り、入学式や卒業式のフラワーロード作り、サツマイモの苗植え、クラブ活動の講師派遣、清掃活動、などの活動を行い、世代間交流を行っていることを報告されました。活動に参加することで会員の生きがいづくりになっていると話されました。

 

高津小学校の大橋大(おおはしまさる)校長からは、子どもたちに声をかけてもらうことや活動に関わってもらうことが、子どもたちの成長に良い影響を与えていると。そして、できるだけ、学校を開放し、クラブの会員が活動しやすい環境を作っているとも話されました。

 

子どもたちと会員の皆さんが触れ合う姿も拝見し、会員の皆さんの生きがいづくりに大いに役立っていると感じました。相互の理解と協力が子どもたちの成長に良い環境を作っていると感じました。

 

この後、益田市役所に会場を移し、白上いきいきサロン松光会の取り組み、また益田市の取り組みについて伺いました。

| 角ともこ | - | - | - |
社会保障について研修

地方から考える「社会保障フォーラム」事務局が主催するセミナーに昨日から参加。


一人でもナースステーションを開設できることを求めて活動を続けている菅原由美さんの話は、島根で活躍するコミュニティナースと近い活動で、法改正がなされれば、双方の課題解決につながるのではないかと思いました。もう少し調査の必要性ありです。


「ごちゃまぜで進める地域包括ケア·地域共生社会」の講義をされ唐澤剛さんの話も、地方創生に関わる交付金や他の補助金をうまく合わせて事業を考えれば、地方事情に合わせたより地域の活性化につながる事業ができるのではないかという希望の湧く講義でした。


児童虐待防止法、認知症対策、地域包括ケアシステムなどの法改正など国の取り組みについて聞き、改めて県内の取り組み状況を調べて見る必要性を感じました。


| 角ともこ | - | - | - |