島根創生

県議会二日目の今日は、全員協議会、島根創生・行財政改革特別委員会、そして、文教厚生委員会と次々に開催され、忙しい一日でした。

 

今年度は、島根県の最上位計画である「島根創生計画」の策定にあたる年で、これまでの定例会では骨子案が示され、それを基にした議論が行われました。今後はその具体的な施策となるアクションプランが策定され、それに伴う予算編成が行われ、次の2月議会に諮られることになります。

 

今日の各会議は、その創生計画案を固め、次の段階に移ろうという段階での委員会等でした。すでに、打ち出されている小学6年生までの医療費の負担軽減やさらに子育て支援として児童クラブの充実が主要事業として挙げられる中で、少人数学級の改変、小中学校の学校司書等の配置事業の見直しなどにより今回の創生計画の子どもの育ちを支援する目玉を実行するための事業見直しを行い、財源確保をしながら事業の十j津に取り組もうとするものです。

 

ただ、少人数学教の見直しについては様々な意見があり、これから関係ははじめ県民の声を丁寧に伺い、より教育の質を高める議論にしていかなければなりません。県議会の議論とともに、県民の皆さんの声を丁寧に聞いていかなければなりません。

| 角ともこ | - | - | - |
多様な人材が活躍する社会に

国・地方連携会議ネットワークを活用した男女共同参画推進事業として、中国四国男女共同参画シンポジウム「島根発、多様な人材活躍に向けて〜大学、行政、企業の連携から探る」が島根大学松江キャンパス大学ホールで行われました。

 

残念ながら基調講演しか聞けませんでしたが、東京大学名誉教授の上野千鶴子さんによる「地域を支える女性の力の未来」は、上野さんらしく歯切れよく、歯に衣着せぬ発言に頷くことしきり、力を頂きました。

 

日本は今、人口減少社会、超高齢社会に突入している中、男性も弱者になる時代、弱者に優しい、誰もが支え合う社会にするためにも、女性に意思決定権をという上野さんの言葉をみんなが意識して取り組みを進めていくことが必要です。世界からも指摘される日本の女性の地位の低さを、本当に政府は、大企業の皆さんは、理解しているのでしょうか。経済発展をいうのであれば、政府は、まずは労働の質を上げること、真の同一労働同一賃金を進めるべきですし、真の男女平等を真剣に進めるべきです。

| 角ともこ | - | - | - |
都道府県議会議員研究交流大会

本日午後1時30分から5時50分までの日程で、都道府県議会議員研究交流大会が東京で開かれました。島根県議会は、議会運営委員会のメンバーを中心に参加しました。

 

最初に、大山礼子駒沢大学法学部教授による基調講演が「新時代における地方議会のあり方」と題して行われました。なりて不足や議会に対する不信など、地方議会に対する期待感が薄れてきています。今後、人口減少社会の到来とグローバル化による地域社会の疲弊が進む中で、いかに地域に根差した政策立案を行っていくかが問われています。住民との情報共有、政策立案能力を高めていくこと、社会教育の場としての議会住民へのアピールなど示唆に富んだ講義をされました。何よりも議会改革が求められているということを痛切に感じた講演でした。

 

この後は分科会に分かれての研究集会となり、私は第2分科会「政策立案機能の強化」に参加しました。議員提案による条例による取り組みが活発化している中で、特に積極的に取り組まれている埼玉県議会と福岡県議会からの報告を交えて、谷口尚子慶應義塾大学准教授のコーディネートにより進められました。今こそ、議員の政策形成力強化が求められている中で、毎年数本の実効性を伴う議員提案条例を制定している埼玉県議会は、会派内にプロジェクトチームを作って取り組まれています。ただ、会派内で成案を作るということが気になりましたし、同様の質問をされた議員もいました。いくらパブリックコメントを実施し、付託委員会で審議されるとはいえ、議席の過半数を占める会派だけで条例案を作るということに関しては、多くの県民の声が吸い上げられるのかという疑問が残りました。

 

地方議会は、国の政党に拘らず、議会対知事という中で、議会での議論を活発化していくことが大事ではないかと思うのですが、それぞれの議員が受けた県民の声をいかに政策に生かしていくかが大事です。できるだけ広く県民の声が生かされるよう、互いに努力していかなければなりません。

| 角ともこ | - | - | - |
健康寿命を延ばす

今日は、最初に山梨県庁に行き、食生活改善の取り組みについて、山梨県食生活改善推進員連絡協議会の皆さんから取り組みについてお話をうかがいました。 山梨県は健康寿命日本一になっており、その延命に一役買っているのが、減塩などの食生活改善の取り組みです。

 

推進員の皆さんは、ボランティアですが、しっかりと目的意識をもって活動されています。塩分濃度測定器を持って地域住民の家庭を訪問し、味噌汁などの塩分濃度を測定し減塩の活動をしています。できるだけ自分たちの活動が見えるようにと、お揃いのTシャツを着用したり、のぼり旗を作ったりして活動をアピールしています。

 

健康寿命が山梨県に次いで高い静岡県では、健康寿命を延ばすために、「ふじのくに健康長寿プロジェクト」として、運動▪食生活▪社会参加の3分野での生活習慣の改善に取り組む「ふじ33プログラム」の普及や、減塩を目的とした「減塩55プログラム」などさまざまな取り組みを行っています。また、企業との連携や、健康寿命の研究などさまざまな分野との連携によって取り組みを進めています。

 

それぞれの地域での取り組みを参考に長寿日本一の島根の健康寿命延伸に向けた取り組みを進めていくことが必要です。

| 角ともこ | - | - | - |
富士山世界遺産センター

今日から3日間、文教厚生委員会の県外調査で中部地方に来ています。当初の計画では、長野県、山梨県、静岡県で調査する予定でしたが、先の台風、豪雨の被害が長野県で大きかったたため、復旧で忙しい長野県での調査は控え、対応していただける調査地に変更、そのため、山梨県からの調査スタートとなりました。

交通機関は当初の計画通り、FDAを利用して、10月末就航した神戸空港便を利用し、神戸空港から松本空港へ飛びました。出雲空港を8時35分に出発し、11時過ぎには松本に到着するという信州に向かって最適の経路でいくことができました。12月までのダイヤですが、島根から信州方面に行くには最適なコースです。こうした地方を繋ぐ航空路が開設されれば、もっと人口移動が起きて地域の活性化に繋がるのではないでしょうか。

今は秋の行楽時期です。昼食をとった場所は観光客でごった返ししていました。松本から甲府市へ向かっていくなかで、時おり見える富士山は雲から顔を出して私たちを迎えてくれました。

富士山世界遺産センターでは、教育プログラムの取り組みや世界遺産となったことで環境保全の活動が活発になる効果があったことあどを聞きました。そもそも、観光地として年間観光客数もダントツの富士山ですが、世界遺産効果は何よりも環境保全への関心が進むという効果があったようです。

自然環境を知ることが環境保全い繋がるということです。そういった意味でも教育プログラムの開発が重要だと言うことです。

| 角ともこ | - | - | - |
松江市制130周年

明治22年に松江市制が敷かれて130周年を迎え、今日、県民会館で、記念式典が行われました。

 

式典開会にあたって、松江市の伝統芸能である正調関乃五本松節保存会による民謡の演奏と踊りがありました。国宝松江城を踊りの隊形に取り入れているとのこと、にぎやかに華やかに関の五本松節が披露されました。

 

式典では、市長、市議会議長のあいさつに続き、来賓の島根県知事、島根県議会議長等の祝辞がありました。そして、永年にわたり市政の発展に功績のあった人の特別功労者表彰、市政功労者表彰が行われました。

 

そのあと、平成23年ユネスコ無形文化遺産リストに登録された佐陀神能が佐陀神能保存会によって披露されました。石見神楽と違って派手さのない静かな神楽ではありますが、心落ち着いて観ることができる神楽です。

 

最後に松江市の歌を参加者みんなで歌って式典が終わりました。

| 角ともこ | - | - | - |