人口減少に歯止めをかける吉賀町の頑張り

会派で今日、明日で、吉賀町・津和野町に調査です。

 

今日は、子育て支援が充実している吉賀町で役場の担当者からお話を伺いました。子どもの医療費全額助成、保育料完全無料、給食費の完全無料と、子育て環境は抜群の町、移住者も増えています。この子育て支援の財源は、町内の水力発電所による売電で得た収益を当てているということで、貴重な財源を未来ある子どもたちに使おうという町長の姿勢に感動しました。


次に伺ったのは、NPO法人地域活動支援センター「よしかの里」。障がいがあっても地域で自立した生活ができるようにと、パンの製造に取り組み、障がい者に支払われる工賃の向上に取り組まれています。さらなる取り組みとして、賞味期限5年の缶入りパンをつくり、防災食として売り出しています。試食しましたが、しっとりふっくらしていて、防災用のパンのイメージが変わりました。


人口減少が進む吉賀町ですが、子どもたちの出生は増えており、人口減少に歯止めをかけようと頑張る吉賀町の取り組みを応援します。

| 角ともこ | - | - | - |
高齢者グループリビング

松江テルサで、「高齢者グループリビングという暮らし方」と題した慶応義塾大学名誉教授の大江守之先生の講演会がありました。大江先生は、「COCO湘南台」の理事をされ、実際にグループリビングにかかわっておられます。

 

一人暮らしの元気な高齢者が仲間と一緒に住まいすることで、安心感が持てる暮らしができるのではという思いが、前からありました。しかし、周りにあるケア付き高齢者住宅はその思いから少しかけ離れており、その思いを実現できるような施設は、今のところ私の周りでは見ることができませんでした。

 

そんな時に、「グループリビング」という言葉に出会い、今回の講演会に参加してみました。グループリビングとは、「複数の居室と共同生活空間から構成される住宅で、地域の中の様々な資源による食事・清掃・健康維持等に関する基礎的な生活サービスを受けながら、高齢者が安心で自立した暮らしを目指す住まい方」として、「ケアを受ける施設ではなく、家庭用設備と家事仕事の範囲で生活でき、居住者間のほどよい共同性を生み出すための規模」の施設としています。

 

思い同じくする人たちが集まって共同生活を送ることは、同じ仲間の時はいいのですが、寿命はそれぞれ違う中で、その後に入ってくる人たちがうまく前からの人たちと共同生活が送れるのか、長く共同生活の場が維持されるのか不安がありますが、しかし、こうした形の施設があれば、今、一人暮らしをしている人たちは、高齢になった時の不安が解消されるのではないかと思います。

 

この松江でもそうした暮らしができる場が作られることが期待されます。

| 角ともこ | - | - | - |
新たな交通政策MaaSについて

本日最初の一般質問に一問一答形式で質問に立ちました。

 

前回予告していた内容について、質問しました。質問内容は1.公共交通の確保にむけたMaaS(モビリティ・アズ・ア・サービス)の取り組みについて 2.公文書センターの機能強化について 3.島根県史編纂について です。

 

MaaSは、脱マイカー依存の新たな交通政策の概念です。国土交通省の実証事業として、10月から大田市の井田地区で始まっています。住民の移動手段として乗り合いタクシーを利用して、地域内の目的地や地域外のバスや鉄道の乗り場までつなぐ公共交通サービス事業です。

 

パソコンやスマホを活用して、予約し、予約を受けた人たちの家々を効率的回る経路をICで作成し運転者に知らせ、さらには料金の収受もIC上で行うものですが、現段階では電話で予約し、定額支払いをする形で進んでいます。年内にはICTを活用してできるようになりますが、そのためには高齢者の皆さんがIC機器に慣れる必要があります。これから、AIの活用が広がり、様々な公共サービスがICTを活用して受けれるようになることは確実で、効率的に的確にサービスを受けるためにもICtに不慣れな人たちのデジタルデバイトの解消を図っていかなければなりません。

 

今回の事業は今年度限りの事業ですが、その先も続けて地域で事業が定着し、さらには県内の小さな拠点づくりとともに各地域に広がっていくよう県の取り組みが必要です。地域振興部長の答弁は来年度以降の事業については明確には答えられませんでしたが、今後も県もかかわっていく必要があることは認識しているようです。

 

公文書館の設置と県史編さんについては、前進のない回答でしたが、歴史と文化の島根を標榜した観光政策を進めるうえでも、また、ふるさと教育を進めるうえでも必要なことです。これからも継続して取り上げていきます。

| 角ともこ | - | - | - |
質問日程決まる

今議会の一般質問の日程が決まりました。私は今回一問一答方式で12月5日(木)に質問します。

 

質問内容は1.公共交通の確保にむけたMaaS(モビリティ・アズ・ア・サービス)の取り組みについて 2.公文書センターの機能強化について 3.島根県史編纂について です。

 

MaaSとは聞きなれない言葉だと思いますが、パソコンやスマホ等のICT (情報通信技術)を活用して、タクシーやバスなどの交通手段の予約や効率的な輸送など利用者や輸送車の利便性や効率化を図ることで、様々な場面で交通手段が切れ目なく確保でき、目的地までスムーズに行けるようにする仕組みを構築することをMaaSといいます。今、大田市でこの実証実験が始まっており、1の質問では、このことを中心に、人口減少地域での交通手段確保について質問します。

 

2と3の質問は、これまでも取り上げてきた課題ですが、知事が変わったので改めて知事の考えを聞きます。

 

詳しくは、島根県議会のHPで中継録画していますので、ご覧ください。

 

| 角ともこ | - | - | - |