全国一斉休校?

昨日の安倍首相の小中高の全国一斉休校要請には正直驚きました。まだ島根県では感染者も出ていないし、中国5県でも感染者は出ていません。そんな中、感染予防に努めているところですが、それが一気に休校にまでなることに、それで本当にいいのか疑問に思いました。

 

休校にした場合、子どもたちは自宅待機になるのですが、果たして約1か月間、子どもたちだけで自宅内で過ごすことができるのでしょうか。親も巻き込めば、あれだけ1億総活躍と言って社会参加を促して、働く人が増えたと安倍首相は豪語していましたが、みんなが長期間仕事を休むことが可能な状況なのでしょうか。

 

大手企業はテレワークや有給休暇の制度が充実しているかもしれませんが、小規模企業では、多数の従業員が休まれれば仕事が回らなくなるところもあり、対応がむつかしいところもあるのではないでしょうか。さらに病院では、子どもを抱えて働く看護師など医療従事者も多く、病院の機能が低下しないとも限りません。

 

感染者が増えつつある地域では休校という対応もありますが、全国一斉という対応には疑問が生じます。

 

そんな中、先ほど、丸山知事は、県立学校に関しては、感染例が出た時点で速やかに休校に取り組む考えを示しました。賢明な判断だと思います。ただ、いつ感染者が出るとも限りませんので、予防の徹底、休校に向けた準備は進めなくてはいけません。そのことにも周知しながら取り組まれるものと思っています。予防対策の徹底で感染が広がらないことを祈っています。

| 角ともこ | - | - | - |
質問順が決まりました

2月定例議会の一般質問の質問順が決まりました。私は、3月3日の10時から登壇します。

 

質問項目は、1.在宅医療の充実に向けて 2.介護をめぐるワークライフバランスの取り組みについて 3.学校保健医の確保について 4.学校給食の公会計化について 5.子どもが主役の学校づくり 以上の5項目について質問します。


人口減少が進む中、中山間地域を中心に、地域から診療所がなくなりつつあります。在宅医療、在宅介護が進むなかで、地域の医師の確保を進めていかなければなりません。子どもからお年寄りまで、みんなが健康でいられるために地域医療の確保についての県の考えを質します。


また、今、先進的に取り組んできた小中学校の少人数学級の見直しが議論となっています。少人数学級は維持していかなければなりませんが、一方で、学校現場では様々な課題を抱えて先生方は多忙感を抱えています。この多忙感解消のために県はどうしたらいいのかについて、考える質問にしたいと思います。

 

| 角ともこ | - | - | - |
男女共同参画推進予算

今日は、毎月参加している女性のための政治スクールで上京しました。今回は、新年度国家予算の男女共同参画に関わる予算案、新年度事業案などについて各省庁の担当者から説明を受けました。

 

ジェンダーギャップ指数が、昨年末に発表されましたが、また、順位が下がり153か国中121位となり、ますます女性の参画に向けての取り組みが求められているところです。果たして、国の取り組みはどうなのか、確かに女性活躍推進という名のもとに取り組みは進められていますが、女性の人権、真の女性参画という視点からはまだまだ取り組んでほしい政策・事業もあり、参加した人たちからもいろいろと要望が出ていました。

 

午後1時半から5時までの予定で開かれた勉強会ですが、どうしても時間オーバーになることが多く、短い時間の中で、財務省、内閣府、文科省、厚労省、警察庁、法務省と多岐にわたって女性参画に関連する予算の説明を各課の担当者からお聞きしました。中には、子どもんのお迎えがあるのでという方もいらっしゃり、先に説明をして退席される方もありました。

 

終わったのは5時半を過ぎており、そんな中で説明していただいた職員の方には感謝しますし、今日の意見も取り入れて、今後とも女性の参画推進、女性が抱える課題解決に向けて取り組んでいただきたいと思います。

| 角ともこ | - | - | - |
地方財政計画を学ぶ

毎年東京で開かれる地方財政セミナーに参加しています。今回は、自治体議員連合の学習会もこの時期に会わせて開かれます。

 

今朝は昨夜から降った雪で、外を見れば、一面の銀世界、飛行機の運航状況を心配しましたが、米子空港は平常通り運航しており、一安心しました。聞くところによれば、出雲空港は欠航が出ていたようで、同僚議員は、急遽米子空港に移動して変更したそうです。この冬一番の寒さは、東京も同じで、天気は晴れているのですが、風は肌を刺すように冷たいです。

 

さて、今回のセミナーでは、新年度地方財政計画に携わった総務省の企画官が計画の説明をされ、どういった考えで計画されたのか分かりやすく説明されました。また、「アベノミクスによろしく」の著書がある明石順平弁護士による安部政権の財政政策についての話は興味深く、この政策の危うさについてデータを駆使して説明していただきました。

 

今日一日充実した勉強会でした。

| 角ともこ | - | - | - |
鳥取県の人口減少対策

鳥取県議会との研修2日目は、鳥取県議会全員協議会室で各担当者から、子育て支援、定住移住促進、女性活躍などの鳥取県の取り組みについてお聞きしました。

 

いずれの政策も学ぶところが多く、今後の民主県民クラブの政策提言に活かしていきたいと思います。

| 角ともこ | - | - | - |
鳥取県の子育て支援

今日、明日の二日間、島根県議会民主県民クラブと鳥取県議会会派民主との共同研修会を鳥取市でおこないます。

 

初日の今日は、鳥取療育園、鳥取こども学園で、調査を行ったうえで、鳥取県議会に戻り、鳥取県福祉保健部から発達障がい児(者)支援について説明を受けました。

 

県立中央病院に隣接する鳥取県立療育園は病院と連携して障がいがある就学前児童のリハビリなどの療育や、保育園や幼稚園、検診などで発達障がいが疑われる子どもたちの療育に取り組んでいます。通園することができない子どもたちに対しては、訪問療育事業を行います。就学後の相談など、子どもたちだけでなく保護者への支援も行っています。また、地域の人たちも支援できる体制づくりに地域療育セミナーを行い、児童クラブの支援員の人たちの研修の場づくりもしています。

児童養護施設の鳥取こども園は、小学生から高校生までの子どもたちを6〜7人のグループに分け、それぞれ普通の家のような施設のホームで指導員の人たちとともに暮らしています。それぞれに個室があって、そこで寝起きし勉強します。食事はそれぞれのホームでみんな一緒にとります。施設も改修して心地良いアットホームな空間が作られています。

 

ここには体育館や園庭などを備えた養護施設のほか、乳児院、児童心理治療施設、保育所など子どもにかかわる様々な施設が一体となってあり、課題を抱える子どもや家族の支援を行っています。

 

鳥取県の発達障がい者の支援施策は、発達障がい者支援センターによって市町村や事業所等の後方支援を充実していることや、発達障碍者の家族の相談者となるペアレントメンターの活用、発達障がい者や家族への情報提供、県民への啓発などの情報発信の強化など、充実した取り組みをしています。

 

島根県も見習うべきものがありました。

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