多様性について考える

後援会総会及び県政報告会を行いました。

 

総会イベントとして今回は市職ユニオンの丹羽野真也さんと近藤憲さんのお二人による「多様性を考えよう!Career Mapping〜ダイバーシティ編」と出してゲームをしながら多様性についてグループで考え話し合うことをしました。

 

このゲームを運営してくれた二人は、市職ユニオンで役員経験者でもあり、キャリアコンサルタントの国家資格も持つ人たちで、将来のキャリアを考える「公務員版人生ゲーム」を考案しました。今回はこのゲームをもとにしてダイバーシティ(多様性)を考えるためのゲームを考案してくれ、集まった50人の皆さんがグループに分かれて考えてみました。

 

いろいろな人の場面設定をして、その時あなたならどうするという形で、設定された3つの想定のどれかを選び、なぜそれを選んだかを一人一人発表し、それぞれの意見を否定することなく述べ合うことで、互いの考えを理解しあうというものです。

 

設定されたケースが身近にありうるというものなので、自分に置き換えて考えやすく、自分の答えだけでなくそういう答えもありうるなと思い至るもので、ゲームを通して日常起こりうる課題について考えてみる機会となりました。参加した人たちも知らない人と一緒のグループになって最初はどうなるかと不安だったが、楽しく皆さんと話をする機会を得てよかったと好評でした。

 

今回のゲームを考案した二人は3月末で市役所を退職し、4月から新たな会社を起こしてキャリアコンサルタントとして活動する予定です。働き続けるうえでいかにキャリアを積み、それを今後の仕事や人生に生かしていくか、その支援をしていきたいと意気込みを述べていました。彼らの新たな挑戦を応援します。

| 角ともこ | - | - | - |
女性の声が政治を変える

今日の国際女性デーにちなみ、報道各社では、上智大学の三浦まり教授らがつくる「地域からジェンダー平等研究会」が毎年の女性デーに合わせて届く府県版ジェンダー・ギャップ指数」をもとにしたニュースを報道しています。今日の新聞やテレビで見られた方も多いと思います。

 

その記事のランキングで目を引くのが、隣の鳥取県です。鳥取県では、片山知事時代から女性の参画に積極的取り組まれており、今回も行政分野では3年連続の1位でした。そして経済分野でも1位になっていました。行政分野で女性の参画を進める意義は大きく、行政の姿勢を見て県民も学ぶところがあり、それが他の分野に波及しているのではないかと考えます。島根県は、行政分野で4位と発表されましたが、実は調査報告数値に誤りがあり、実際の順位は下がるようです。

 

毎年、世界経済フォーラムが発表する男女格差の現状を各国のデータをもとに評価した「Global Gender Gap Report」(世界男女格差報告書)の2023年版では、日本のジェンダーギャップ指数は146カ国中125位で、前年(146カ国中116位)から9ランクダウン。順位は2006年の公表開始以来、最低でした。分野別にみると、政治が世界最低クラスの138位で、低い評価の理由は、衆議院議員に占める女性割合が10%未満、閣僚が8.3%、女性の首相が誕生していないことがあげられています。

 

地方での女性の参画を進めると同時に、参画した女性の声が活かされる社会にしていかなければなりません。特に政治や経済の分野での女性の参画率が低く、そのことが、女性の声が政治に届きにくくなっている現状があります。男女の賃金格差であったり、家事育児の負担が女性に大きくなっていたり、女性活躍と言いながら格差を改善しないままに女性の社会参加を進めても社会成長にはつながっていきません。地方の人口減少が進む人口の偏在も女性も含め様々な視点から見れば解決の糸口は見えてくるのではないかと考えます。

政治分野への女性参画を進めるために、立憲民主党でも女性の候補者擁立に取り組んでいます。今朝も、松江駅前で、県連代表である亀井亜紀子前衆議院議員、副代表を務める白石恵子議員と同じく私、角智子の3人で「 #女性の声が政治を変える 」と、 のぼりを立てて街頭活動を行いました。

| 角ともこ | - | - | - |
朝市で意見交換

毎月第一日曜日の朝に開かれる竹矢朝市に亀井亜紀子さんと出かけました。40店くらいの出店があり、とても寒い朝でしたがお天気が良く、たくさんの買い物客でにぎわっていました。私たちも各店をのぞきながら出店者の皆さんと言葉を交わしながら買い物しました。途中から東京から朝一便で来県した立憲民主党泉健太代表も加わり一緒にお店をめぐりました。

 

農業や漁業に新規就業した人たちや長い歴史を持つ家業を受け継いで頑張っている人たちと、それぞれの取り組みについてお聞きしました。新しく事業を始めるのも大変ですが、歴史ある家業を受け継ぐこともまた大変です。皆さんそうした苦労を重ねながらも、こうしたイベントに出店してPRしながら、業績を上げるために頑張っておられます。

 

そしてこのイベントを企画し、ここまで発展させてきたスタッフの皆さんの力もすごいと思います。

| 角ともこ | - | - | - |
災害への備えについて質問

本日から始まった一般質問の3番目に質問しました。今回は予告した7項目に、急遽、地方自治法改正案が今国会に提出されるということで地方分権に関して質問しました。

 

大規模な災害や感染症のまん延など、国民の安全に重大な影響を及ぼす事態が発生した場合、個別の法律に規定がなくても、国が閣議決定を経て、自治体に必要な指示を行うことができるとする特例を盛り込んだ地方自治法の改正案を政府はまとめ、今国会で改正案の成立を目指されます。しかし、これは「地方と国は対等」という地方分権の流れを逆行させ、否応なく指示に従わなければならない状況も出てくるのではないかと危惧されます。国の恣意的な関与を強める危険性があります。この改正案についての知事の見解を求めました。

 

このほかに、先の能登半島地震を受けて、今一度防災対策ができているのか、避難所生活におけるトイレトレーラーなどの装備や仮設住宅用地の確保について求めた 2.防災計画の再点検 。トイレトレーラーの配置など今後検討していくとのことでした。

 

また、今回の地震では多くの住宅が倒壊しましたが、島根県内の住宅の耐震対策、空き家対策について質問した 3.耐震対策について  4.空き家対策について。一室でも耐震改修することなど啓発に取り組むことや、倒壊の危険性が高い「特定空き家」の前段階となる物件を新たに「管理不全空き家」とし、状態が悪化する前に活用や撤去を促す改正空き家対策特別措置法を周知し空き家対策に取り組むとのことでした。

 

子どもの主体性を育む教育として、ICT活用教育の中でデジタルの活用について自分で考える力を養う 5.デジタル・シティズンシップ教育についてや、異学年のグループを通して学ぶ意欲を育む  6.イエナプラン教育について、教員不足の中での支援員の拡充や教頭の業務を補助するマネジメント支援員などの配置を求めた 7.教員の確保に向けて など教育に関する質問しました。

 

新たな教育の取り組みについては、県内各教育委員会と学校訪問をしながら意見交換し、一緒に考えていくとのことでした。また、スクールサポートスタッフについては国が示す全小中学校配置基準に沿って予算を確保し、来年度取り組むと答弁されました。

 

男性よりも女性の人口流出が大きい現状をどう考え、対策を打っていくのか、ジェンダー平等の観点から企業主や県民の意識啓発を求めた 8.女性に選ばれる島根づくりについて質問しました。

 

これらの質問の様子はインターネット録画中継で見ることができますので、ご覧ください。

| 角ともこ | - | - | - |
27日に一般質問

2月定例議会の一般質問順が決まりました。今回は27日(火)13時から質問に立ちます。

 

質問内容は、1.防災計画の再点検 2.耐震対策について 3.空き家対策について 4.デジタル・シティズンシップ教育について 5.イエナプラン教育について 6.教員の確保に向けて  7.女性に選ばれる島根づくり

以上7項目について質問します。

 

能登半島地震を受けて、今一度防災対策ができているのか、避難所生活におけるトイレトレーラーなどの装備や仮設住宅用地の確保について問います。また、今回の地震では多くの住宅が倒壊しましたが、島根県内の住宅の耐震対策、空き家対策について質問します。

 

今回も教育に関する質問をします。子どもの主体性を育む教育として、ICT活用教育の中でデジタルの活用について自分で考える力を養うデジタル・シティズンシップ教育や、異学年のグループを通して学ぶ意欲を育むイエナプラン教育の取り組みについてなど質問します。

 

また、男性よりも女性の人口流出が大きい現状をどう考え、対策を打っていくのか、ジェンダー平等の観点から考えます。

 

関心のある方は、インターネット、ケーブルテレビで中継しますのでご覧ください。

 

| 角ともこ | - | - | - |
イエナプラン教育

会派の県外調査として福山市に出かけました。

 

午前中は、ホロコースト記念館を見学しました。ホロコースト記念館はナチスドイツによるユダヤ人迫害に関する資料を展示する私設の資料館です。当時の幼い子どもをはじめ多くのユダヤ人が迫害された様子を伝えています。記念館の大塚理事長と「アンネの日記」のアンネのお父さんと交流があったことで、貴重な資料の提供を受け展示されています。2度とこのような迫害があってはいけないと思うと同時に、今、イスラエルのガザ地区で多くの市民が犠牲になっている戦争のことを思うと、心が痛みます。

 

午後は、福山市の南部にある常石ともに学園の視察を行いました。常石ともに学園は公立学校でイエナプラン教育を行う唯一の学校ということで、視察希望が多く、日にちを限って視察を受け入れて、半年前に予約を入れて今回の視察となりました。1〜3年、4〜6年を一つのグループとしてクラス編成し、子どもの自立、共生、自己実現を目指し子どもたちにとってより良い学びの場を作っています。実際の教室で自由に学ぶ姿を視察させていただき、学校のあり方を考えるきっかけとなる視察になりました。

| 角ともこ | - | - | - |
政権交代の実現を

昨日、立憲民主党の自治体議員ネットワーク·女性議員ネットワークの総会と研修会に出席しました。

 

研修会では、法政大学の山口二郎教授の「自治体議員が目指すべき未来」と、お茶の水女子大学の戒能民江名誉教授の「女性支援新法のポイントと自治体の役割」の講演がありました。山口先生からは政権交代を勝ち取ろうと連帯の呼びかけがありました。また、戒能先生からは女性支援新法の制定の意義について予定時間を超過するほど熱く語っていただきました。今、島根県でも基本計画を策定中ですが、これからどのように取り組まれるか、学んだことをもとにこれからしっかりとチェックしていきたいと思います。


今日は、日比谷しまね館の様子を見学に、しまね館が入っている日比谷シャンテの地下1階に出かけました。島根県内の物産のすべてが揃っていて、私も知らなかったものもいろいろとありました。また、食事ができるコーナーもあり、ちょうど昼時だったのでカウンターで食事をしておられるお客さんもありました。人が集まりやすいところでもあり、またエスカレーターで降りて正面という立地の良さもあり、島根の紹介にはいい場所だと感じました。

 

人口減少が著しい地方から見ると、ここにいるたくさんの人が少しでも地方に目を向け、地方との関係を作っていってほしいと思いますし、そのためのきっかけづくりや都会の人たちが地方に何を求めているのかを知る場になることを願っています。

| 角ともこ | - | - | - |
11月定例議会終了

今日で11月定例議会は閉会しました。知事提出議案すべてが全員あるいは多数で議決しました。また、議員提出議案「戦没者遺族の処遇改善を求める意見書」を全員で議決しました。

 

今回の議会は、島根原発廃棄計画の延長の了解、ふるさと教育の見直しなどの議論、また、議員研修会では不登校支援や夜間中学について参考人を招聘し研修しました。

 

議会後、会派民主県民クラブから来年度予算編成等に関わる17項目の知事要望を行いました。物価高騰対策やドライバーの確保に関わる2024年問題への対応、不登校に関わる学びの場の確保など各分野における課題解決に向けての要望を出しました。知事からはこれからの予算編成に向けて努力していく旨のお答えがありました。

| 角ともこ | - | - | - |
ふるさと教育見直し

今日開かれた総務委員会では、所管分の議案の審議のほかに、各部局からの報告事項について審議しました。その中の一つに教育委員会からの報告であった「ふるさと教育の運用見直しについて」は全委員が発言するなど2時間余りの議論となりました。

 

丸山知事が、4月の全国学力テストでかけ算や割り算を使う小学校6年生算数の正答率の県平均が48・7%にとどまったことを挙げ、「基礎が習得できていない可能性がある」と問題視し、基礎学力を身に付けるための教員の時間確保の必要性を指摘。10月末に県教委に対し、ふるさと教育の見直しを要請したことから、今回の報告となりました。

 

知事は、子どもたちに基礎的な学力が身についていないことは、義務教育で求められている内容が盛りだくさんであることが要因の一つで国に対応を求めているが、県でできることは独自に取り組む学習の時間を見直すことでしか対応できないとしてふるさと教育の見直しを求めたものです。

 

報告の内容は、全国に先駆けて取り組んできた「ふるさと教育」の実施基準を見直し、現行の年間35時間以上から同20時間以上に引き下げる方針で、それにより、教員の負担軽減を図り、基礎学力の向上のための時間を確保するというものです。市町村の意見を踏まえて見直し案をまとめ、2024年度からの適用を目指します。

 

当初、ふるさと教育が廃止されるのではないかと思われる報道がなされて県民に衝撃を与えましたが、県民にもう少し丁寧でわかりやすい形で発言されなかったのかという声もありました。私からも、今の教育の一斉学習のような形では子どもそれぞれに習熟度の違いがあり、そうした点も配慮した学習の進め方を工夫してほしいし、ふるさと教育の見直しにあたっては、先生だけでなく、教育委員会、保護者、地域が一緒になって対応してほしいと要望しました。

 

将来ある子どもたちが、社会に出て活躍できる力を身に着けてほしいという思いは、議員はじめ県民だれしもの願いであり、そうした思いが今回の委員会報告では活発な議論となりました。

 

| 角ともこ | - | - | - |
不登校支援について考える

総務委員会の参考人招致で、雲南市の教育支援センターの運営委託を受けているNPO法人カタリバの代表理事今村久美さんと雲南市不登校支援事業責任者の池田隆史さんから意見聴取しました。

 

それぞれから聞くお話はとても参考になりました。今の不登校対策では潜在的な不登校生は多くいて、今後も不登校児童生徒が増えるだけ、教育の根本から考える必要性があることや、アウトリーチによる支援は効果的だが、そのための人材育成が必要であることなど示唆していただきました。

 

国の教育の在り方自体を考え直さなくてはいけませんが、そればかりを言っていては前に進みません。地方でできることは県を挙げてて、県と市町村と一体となって取り組まなければなりません。

| 角ともこ | - | - | - |